青空文庫などの著作権フリーな作品に
挿絵や表紙をつけてブラウジングする実験
by Akihiko Koga
22th Nov. 2019 (Update)
26th Nov. 2018 (First)
主な更新履歴(23th Oct. 2020)
ここでは青空文庫などの著作権フリーのテキストに対して,適当に作成した表紙や
挿絵(のつもり)の絵を並べ,それらにもとのテキストへのリンクを付けます.
これは,下手な絵でも,作品に挿絵や表紙をつけていくと読みたい作品の
ブラウジングなど便利になるかどうかの実験です.
一度に沢山は描けませんが,時間ができたとき,少しずつ作成していく予定です.
現時点(2019.04.28(日))で43著者 301 作品に表紙あるいは挿絵ライクなものをつける
ことができましたので,効果があるかどうか,なんとなくわかって来るのでは
ないかと思います.絵の方は本当にやっつけ仕事なので呆れてください.
まあ,表紙や挿絵というよりは絵を使った説明ですね.
なお,詳しい動機は,後ろのほうに 詳しい動機 として載せておきます.
作品リスト
注意:小説等のあからさまなネタばらしはしませんが,後で出てくる
単語やフレーズが絵の中に現れて,もしかしたら,皆さんが読んだとき
多少新鮮さを削いでしまうかもしれません.どちらかというと,そのテキストが
どんなことに関して書いてあるかをなんとなくイメージさせるような絵と文句にしますが,
ここでの表紙なり挿絵は,多少,スポイラー(spoiler)的な要素があるということを頭に置いて,
見てください.ちなみに,それぞれの作品の目次にある文言はスポイラにはならないと
考えて出すのに躊躇はしません.
注意2:ここにあるコンテンツは画像も含めて著作権を放棄はしていませんので
ページのリンクは構いませんが,個々をばらして使ったり,画像を持って行ったりしないでください.
各著者の作品名をクリックするとその文書が置いてある場所(たぶん,
大部分が青空文庫)に飛びます.
カッコ内はここに掲載した作品数.記載なしは1件.このページが
重くなりすぎるのを防ぐために,沢山の作品を掲載している著者については,
「この著者個別のリスト」(
海野十三(SF 作家),
江戸川乱歩(推理作家),
丘浅次郎(動物学者),
甲賀 三郎(推理作家),
小酒井不木(医学者, 推理作家),
寺田寅彦(物理学者),
平林 初之輔(推理作家),
夢野久作(探偵小説家),
蘭郁二郎(SF作家) 2019.08.23 時点
)のリンクがありますので
そちらも探して見てください.カッコ内の NN ~は,このページに NN 個の
作品があり,「この著者個別のリスト」を入れればそれ以上あるということを
表しています.
あ行 (38~)
- 愛知 敬一 ... 物理学者
- アインシュタイン アルベルト ... 物理学者
- 伊丹 万作 (2) ... 映画監督,脚本家,俳優,エッセイスト,挿絵画家
- 伊東 忠太 ... 建築家
- 井上 円了 (2) ... 仏教哲学者,教育者.哲学館(現:東洋大学)を設立
- 巌谷 小波 ... 作家,児童文学者,俳人
- 海野 十三 (14 ~ )
- この著者個別のリスト (69)
... SF 小説家
- 江戸川 乱歩 (2 ~)
- この著者個別のリスト (11)
... 小説家,推理作家
- 大隈 重信 ... 政治家、教育者
- 丘 浅次郎 (4 ~)
- この著者個別のリスト (14)
... 動物学者
- 小川 未明 ... 小説家,児童文学作家
- 小栗 虫太郎 ... 小説家,推理作家,秘境冒険作家
- 織田 作之助 (5) ... 小説家
- 折口 信夫 ... 民俗学者、国文学者、国語学者
か行 (11~)
- 岸田 劉生 (2) ... 洋画家
- 倉田 百三 (3) ... 劇作家、評論家
- 甲賀 三郎 (2 ~)
- この著者個別のリスト (11)
... 小説家,作家,推理作家,戯曲作家
- 小酒井 不木 (4 ~)
- この著者個別のリスト (26)
... 医学者,随筆家,翻訳家,推理作家
さ行 (6)
- 佐々木 邦 (3) ... 作家,英文学者
- 神西 清 ... 小説家,翻訳家,評論家
- 相馬 愛蔵 (2) ... 社会事業家,実業家
た行 (16~)
- 高木 貞治 (2) ... 数学者
- 高浜 虚子 ... 俳人,小説家
- 田中 貢太郎 ... 作家,伝記物,紀行文,随想集,情話物,怪談・奇談など
- 知里 真志保 ... 言語学者 (アイヌ語)
- 知里 幸恵 ... アイヌの女性,アイヌ神謡集を編訳
- 寺田 寅彦 (9 ~)
- この著者個別のリスト (41)
... 物理学者
- 戸坂 潤 ... 哲学者
な行 (14)
- 中井 正一 ... 美学者、評論家、社会運動家
- 長岡 半太郎 ... 物理学者
- 中島 敦 (2) ... 小説家
- 中谷 宇吉郎 (5) ... 物理学者
- 西田 幾多郎 ... 哲学者
- 野口 雨情 (3) ... 詩人,童謡・民謡作詞家
- 野村 胡堂 ... 小説家,作家,音楽評論家
は行 (8~)
- 橋本 進吉 (3) ... 言語学者,国語学者
- 平林 初之輔 (3~)
- この著者個別のリスト (14)
... 作家,推理作家,文芸評論家
- 二葉亭 四迷 (2) ... 小説家,翻訳家
ま行 (3)
- 牧野 富太郎 ... 植物学者
- 三木 清 (2) ... 哲学者
や行 (21~)
- 柳田 国男 (7) ... 民俗学者・官僚
- 夢野 久作 (14 ~)
- この著者個別のリスト (55)
... 小説家
ら行 (4~)
- 蘭 郁二郎 (4~)
- この著者個別のリスト (16)
... 小説家,SF作家,推理作家
わ行 (1)
- 和辻 哲郎 ... 哲学者,倫理学者,文化史家,日本思想史家
表紙や挿絵と少し趣旨が変わるのですが,入門書や教科書的なものなど,ある程度
まとまった文章はまとめてリストアップしておいた方が良いのではないかと
思いましたので,気が付いたものを列挙する場所を作りました.
入門書や教科書的なものなど,ある程度まとまったテキストのリスト
ついでに,
ちょっと気になるものの覚書
です.
各作品の紹介はここから始まります
あ行
- 愛知 敬一 (あいち けいいち)
青空文庫の該当項目へ
物理学者
- ファラデーの伝 電気学の泰斗 (愛知敬一 著)
ファラデーの伝
電気学の泰斗
愛知 敬一 著
前編 生涯
- 生い立ち
生れ, 家系, 製本屋, タタムの講義, デビーの講義, デビーに面会, 助手, 勉強と観察, 王立協会, 王立協会の内部, 王立協会の講義
- 大陸旅行
出立, フランス, イタリア入り, スイス, デビー夫人, デ・ラ・リーブ, 旅行のつづき
- 中年時代
帰国後のファラデー, デビーの手伝い, 自分の研究, 研究の続き。電磁気廻転, サンデマン宗, サラ・バーナード嬢, 結婚, 幸福なる家, ローヤル・ソサイテーの会員, 講演, 協会の財政, ファラデーの収入, 千五百万円の富豪, 年金問題
- 研究と講演
研究室で, 研究の方針, 学者の評, 実験して見る, 実験に対する熱心, 発見の優先権, 学界の空気, 実用, 講演振り
- 晩年の時代
一日中の暮し, 病気, 保養, しなかった事, 訪問と招待, 質問, ローヤル・ソサイテーの会長, 研究と著書, 名誉, 宗教, 狐狗狸の研究, 晩年, 終焉, 外見
後編 研究
- 第一期の研究
諸研究, 電磁気廻転, 手帳, ガスの液化, ガラスの研究
- 第二期の研究
磁気から電流, アラゴの発見, 感応電流の発見, 結果の発表,
その後の研究, 媒介物の作用, その他の研究, 電気分解,
静電気の研究, その後の研究
- 第三期の研究
光と電磁気との関係, 磁気に働かるる光, 磁性の研究,
光の電磁気説, その他の研究, 再び感応電流に就いて,
晩年の研究, 研究の総覧
これは全体を画像にするのではなく,HTML で表紙っぽいのを作りました.
真ん中の落書きはファラデーのつもりですが,似てなくて申し訳ないです.
- 初版発行日 :1923(大正12)年5月15日
- サイズ : XHTML版 247.0 KB
- 補足
この愛知敬一の項目はある理由から,このページの「ウ」の前に
誰か入れたいと思い注),たまたま,青空文庫で開いてみたものですが,
開いてみて良かったです.ファラデーの伝記なのですが,
すてきな挿絵も入った十分な内容のあるテキスト (XHTML) で,
とても価値が
あると思います.この存在を知っていれば,読んでみたい人は
多いのではないでしょうか.
やはり現時点の青空文庫の一つの欠点は,もともと知って
いる著者やタイトルで無いと,開いて見るまで,そのテキストの
価値が青空文庫のデータベースをブラウジングしただけでは
分からないことだと思います.
「青空文庫の中を散策してみた」と言ったガイドブックが
別にあっても良いとは思いますが,ブラウジングするとき,
もう少し簡単に,ファイルのサイズや目次,キーワードなど,
簡単なメタデータ情報が分かるだけで,本を漁っている人には
ずいぶんと役立つのではないでしょうか.
ところで,愛知敬一の没が1923 年で,この本の初版発行が同じ
年ということは,ぎりぎりで執筆が間に合ったということでしょうか.
本が世に出せて本当に良かったと思います.
注)「ウ」の前に入れたい理由は,そうしないと
「海野 十三」が最初に来てしまい,「海野」のは SF なので,
あまり内容を先走ってはいけなかったり,表紙が随筆や伝記などと
大きく異なるのです.しかし,このファラデーのも作ってみると
「寺田寅彦」あたりの随筆とずいぶん趣が異なるものでした.
2018.11.29 (Thu)
現在までに約 250 作品に絵を描いてみて,SF や 推理小説にも
紹介の絵を付けるテクみたいなものが分かってきた.とにかく
ネタバレにならない程度に内容を書けばよい.今のところ,
小説の1ページ目や目次にある言葉は使っても良いことにして
描いている. 2019.01.27 (日)
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- アインシュタイン アルベルト (アインシュタイン アルベルト)
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物理学者
- 相対性理論 (アインシュタイン アルベルト 著,石原 純 翻訳)
- 底本: 世界大思想全集 48,春秋社
- 初版発行日 : 1930(昭和5)年12月5日
- サイズ : XHTML版 31.7 KB
- 補足
1911年1月6日のチューリッヒの自然科学会席上の講義です.
XHTML 版は図が一つ入っていて,式も画像で入っています.
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- 伊丹 万作 (いたみ まんさく)
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映画監督、脚本家、俳優、エッセイスト、挿絵画家
伊丹氏は,青空文庫に何作か著作があり,映画監督なので,
広く言えば,このページの「絵で作品を紹介する」という
コンセプトにも合致するので取り上げました.私が一時期,伊丹空港の
近くに住んでいたこともあり,なんとなく親近感が湧くのも
あります.
- 演技指導論草案 (伊丹 万作 著)
- 初出 : 「映画演出学読本」1940(昭和15)年12月
- サイズ : XHTML版 32.4 KB
- 補足
演技の仕方じゃなくて演技の指導の仕方なので,ちょっとメタな
話ですかね.役者というものをどう考えているかとか.
2018.12.10
- 戦争責任者の問題 (伊丹 万作 著)
- 初出 :「映画春秋 創刊号」1946(昭和21)年8月
- サイズ : XHTML版 16.4 KB
- 補足
2018.12.05 (水)
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- 伊東 忠太 (いとう ちゅうた)
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建築家、建築史家
- 誤まれる姓名の逆列 (伊東 忠太 著)
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- 井上 円了 (いのうえ えんりょう)
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仏教哲学者,教育者.哲学館(現:東洋大学)を設立.
名前からして,妖怪を追い求める人かと思ったら,迷信打破の人だったんですね.
- おばけの正体 (井上 円了 著)
おばけの正体 (井上 円了 著)
著者は,この20年間,全国周遊中に実際に聞いた妖怪談,研究会員からの報告,
地方の有志者から送られた新聞雑誌の切り抜きなど数百,また,旧著の中から明治維新後に起こった
妖怪事件十余項を抜き出して,合わせて百三十項を載せたらしい.これらに基づいた考察も
最後に載せてある.ほとんど妖怪の八、九分どおりは、迷信より起こると断定してよいとのこと.
ところどころ挿絵も挟んである読み物.内容は以下の通り.
- 第一項 妖怪はあるかないかについて
- 第二項 余の実験せる障子の幽霊
- 第三項 幽霊の足音
- 第四項 空き小屋の光り物
- 第五項 夜中の大怪物
- 第六項 亡者の泣き声
- 第七項 幽霊の足跡
- 第八項 勝海舟先生の実験談
- 第九項 怪物、火光を発す
・・・
- 第一二八項 真怪の有無
- 第一二九項 妖怪と宗教との関係
- 第一三〇項 妖怪研究の結果
- 底本の親本:おばけの正體, 丙午出版社
- 初版発行日 :1914(大正3)年7月5日
- サイズ : XHTML版 21.0 KB
- 補足
2018.12.12 (水)
- 妖怪談 (井上 円了 著)
- 底本の親本:教の友 第二二号
- 初版発行日 :1891(明治24)年12月25日、1892(明治25)年1月25日、5月5日、15日、8月5日、9月5日、15日、10月5日、25日
- サイズ : XHTML版 29.8 KB
- 補足
妖怪博士というから,妖怪大好きおじさんかと思えば,迷信打破の
人だったみたいで,テレビによく出る某大学の物理学の某教授的な
人なんでしょうか.円了さんの方は哲学者みたいですが.
2018.12.05 (水)
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- 巌谷 小波 (いわや さざなみ)
青空文庫の該当項目へ
作家、児童文学者、俳人
- 三角と四角 (巌谷 小波 著)
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- 海野 十三 (うんの じゅうざ)
青空文庫の該当項目へ
SF 作家
この著者個別のリスト(MORE)
- ある宇宙塵の秘密 (海野 十三 著)
ある宇宙塵の秘密 (海野 十三 著)
宇留木教授の前任者である渋谷博士は,
火星への情熱から,
ついに地球を飛び出すのだが,...
- 底本: 十八時の音楽浴, 早川文庫, 早川書房
- 初版発行日 : 1976(昭和51)年1月15日
- サイズ : XHTML版 12.9 KB
- 補足
2018.12.20
- 宇宙女囚第一号 (海野 十三 著)
- 底本: 十八時の音楽浴, 早川文庫, 早川書房
- 初版発行日 : 1976(昭和51)年1月15日
- サイズ : XHTML版 18.3 KB
- 補足
2018.12.01
- 科学時潮 (海野 十三 著)
科学時潮 (海野 十三 著)
むっ!
この弁当箱はただの弁当箱では
ないな.
...
1200円だったかな?
- 初出 : 「新青年」1928(昭和3)年1月号
- サイズ : XHTML版 10.7 KB
- 補足
「地下鉄道の開通」,「飯粒と弁当箱」,「英米間無線電話」,
「科学小説『緑の汚点』」の4つの,それぞれが短いお話です.
2018.12.19
- 柿色の紙風船 (海野 十三 著)
柿色の紙風船 (海野 十三 著)
この謎の患者失踪事件の後,ラジウムの争奪を掛けての
長い欺き合いが
始まることになるのだ.
- 初出: 「新青年」1934(昭和9)年2月号
- サイズ : XHTML版 52.8 KB
- 補足
2018.12.22
- 最小人間の怪 (海野 十三 著)
- 初出: 「にっぽん」1949(昭和24)年9月号
- サイズ : XHTML版 7.3 KB
- 補足
なんか,このタイトルから,ガガガ文庫の「人類は衰退しました」
シリーズ(2012年~,田中ロミオ著)を連想してしまいました.
あれは表紙や挿絵がとてもかわいかったです.
2018.12.21
- 十年後のラジオ界 (海野 十三 著)
十年後のラジオ界 (海野 十三 著)
10年後のラジオ技術の発展と普及を考える科学的な(?)考察です.
- 初出 : 「新青年」1929(昭和4)年1月号
- サイズ : XHTML版 8.1 KB
- 補足
彼が,科学的な解説を書く時のペンネーム「佐野昌一」での作品です
(あっ,これ本名だ).ということで,科学的な,
解説的な,何かです.
2018.12.21
- 十八時の音楽浴 (海野 十三 著)
- 人造物語 (海野 十三 著)
人造物語 (海野 十三 著)
ロボット流行時代であるが
京都府宮津中学校の四年生岡山大助君という少年が
今度、人造犬を発明した.
これを機会に,昔の話でロボットっぽいものを取り上げていき,
さらにロボットの今,将来を語っている.
- 初出: 「新青年」1931(昭和6)年4月号
- サイズ : XHTML版 26.8 KB
- 補足
2018.12.22
- 千年後の世界 (海野 十三 著)
- 底本: 十八時の音楽浴, 早川文庫, 早川書房
- 初版発行日 :1976(昭和51)年1月15日
- サイズ : XHTML版 17.7 KB
- 補足
とうとうエロチックな絵を描いてしまいました.
某テレビ局の「プレ〇ト」の水彩画だと,間違いなく
「これは才能無しですね」と言われそうな絵ですが,
これが精いっぱいなんです.いや,あの番組の水彩画の
コーナー,好きです.俳句のコーナーも好きですが.
消しゴムはんこも好きかな.
2018.11.30
- 大宇宙遠征隊 (海野 十三 著)
- 底本: 海野十三全集 第9巻 怪鳥艇, 三一書房
- 初版発行日 :1988(昭和63)年10月30日
- サイズ : XHTML版 137.7 KB
- 補足
大宇宙遠征隊のお話です.絵を描いていてワクワク
してきちゃいました.
「不思議な味噌汁」の章もあります.「アシビキ」って何でしょう?
百人一首の「あしびきの山鳥の尾のしだり尾の長々し夜を
ひとりかも寝む」から来ているんですかね.
2018.12.01
- 第五氷河期 (海野 十三 著)
第五氷河期 (海野 十三 著)
第5氷河期が始まると訴える北見博士を
だれも信じないのだが,...
- 底本: 十八時の音楽浴, 早川文庫, 早川書房
- 初版発行日 :1976(昭和51)年1月15日
- サイズ : XHTML版 32.4 KB
- 補足
2018.12.22
- のろのろ砲弾の驚異 (海野 十三 著)
- 発明小僧 (海野 十三 著)
- 初出: 「モダン日本」1934(昭和9)年1月~6月
- サイズ : XHTML版 38.6 KB
- 補足
「安全賭博器」とか実用になるかもしれません.
2018.12.07
- 人造人間殺害事件 (海野 十三 著)
この「人造人間」は「ロボット」と読むみたいです.
- 初出: 「新青年」博文館、1931(昭和6)年1月号
- サイズ : XHTML版 36.7 KB
- 補足
上海での工作活動のお話です.
2018.12.21
この著者個別のリスト(MORE)
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- 江戸川 乱歩 (えどがわ らんぽ)
青空文庫の該当項目へ
小説家,推理作家
とうとう,江戸川乱歩の項目を作ってしまった.もともと,
これだけ有名な人は別に紹介を書かなくても読まれると思ったので,
書くつもりは無かったのだが,甲賀三郎,小酒井不木,平林初之輔,
夢野久作等の作品の中で江戸川乱歩が参照されているので,やはり
あったほうがよいのかなと思い,項目を作成した.2019.01.13 (日)
この著者個別のリスト(MORE)
- 一枚の切符 (江戸川 乱歩 著)
一枚の切符 (江戸川 乱歩 著)
富田博士邸裏の鉄道線路で博士の婦人が轢死した.
婦人は遺書を持っていた.
捜査にあたった刑事巡査の黒田清太郎は
注意深い現場の観察と推理力から,
富田博士による,自殺を装った殺人であると考える.
しかし,たまたま現場に遭遇した書生の左右田五郎は
その推理に疑問を感じ
博士の無罪を証明するために動き始める.
- 初出 : 「新青年」博文館、1923(大正12)年7月
- サイズ : XHTML版 42.0 KB
- 補足
いや,結局,自殺なのか他殺なのか?
2019.01.13 (日)
- 算盤が恋を語る話 (江戸川 乱歩 著)
「算盤」は「そろばん」です.もしかしたら若い人は
読めないかもしれませんので念のため.
算盤が恋を語る話 (江戸川 乱歩 著)
○○造船株式会社の会計係のTは
いつも朝早くから事務所へやって来て
女事務員のS子のデスクに算盤(そろばん)を置くのだ
- 初出 : 「写真報知」報知新聞社、1925(大正14)年3月15日
- サイズ : XHTML版 22.2 KB
- 補足
殺人事件は起こりません.「殺人事件はちょっと」という
人でも大丈夫だと思います.
2019.01.13 (日)
この著者個別のリスト(MORE)
著者リストに戻る
- 大隈 重信 (おおくま しげのぶ)
青空文庫の該当項目へ
政治家,教育者
- 平和事業の将来 (大隈 重信 著)
大隈重信が,大日本平和協会の会長に推薦せられたときの講演です.
平和事業の将来 (大隈 重信 著)
- 二十二年間の平和会員
- 平和の主唱者は平和の攪乱者
- 平和を破る者は誰ぞ
- 困難なる平和事業
- 独立すべき自然の権利
- 黄禍、白禍
- 善意の圧迫
- 道義の力はドレッドノート以上
- 初出 : 大日本平和協会会長推戴式での演説、1910(明治43)年1月
- サイズ : XHTML版 38.0 KB
- 補足
こういう有名どころは,紹介しなくても,人々の関心を集めるので
除外するつもりでしたが,今,青空文庫のトップに行ってみると,
今日,新着でこれが上がっていて,読んでみるとやっぱり読みごたえが
ある.ということで入れとくことにしました.2018.12.16 (日)
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- 丘 浅次郎 (おか あさじろう)
青空文庫の該当項目へ
動物学者
明治時代の人なのに,この人の著作はなぜか読みやすいです.丘浅次郎は科学者だから,
現代の私とも共通した思考パターンがあるのかもしれません.
この著者個別のリスト (MORE)
- 疑ひの教育 (丘 浅次郎 著)
- 初出 : 「教育研究」1912年(明治45年)7月
- サイズ : XHTML版 11.8 KB
- 補足
2018.12.10
- 教育と迷信 (丘 浅次郎 著)
教育と迷信
丘 浅次郎 著
教育学の書物には教育の目的について、種々高尚なことが書いてあるようであるが、実際においては教育の目的は列国競争場裡に立って、立派に独立して行けるだけの資格を備えた次代の国民を養成するにあることはたしかである。
- 一 教育の目的
- 二 わが国の現状
- 三 理科の奨励は目下の急務
- 四 理科の精神
- 五 理科と迷信とは両立せず
- 六 昔の迷信政治
- 七 迷信利用の害
- 八 教育上の注意
- 進化論と衛生 (丘 浅次郎 著)
- 初出 :「国家医学会にて講演」1905(明治38)年6月
- サイズ : XHTML版 18.1 KB
- 補足
今をさること数十年,私が大学に入ってすぐ,このテキストでは
ありませんが,講談社から
でてた丘浅次郎の「進化論講話(上巻,下巻)」を買って
読んだ記憶があります.「進化論講話」は,今,青空文庫で
入力中のようですね.これが TPP で著作権が 70 年存続になる前に
青空文庫にでるかどうか. あれ? 著作権は人に紐づくのかな?
それともテキストに? 前者だと,もう丘先生の著作権が
切れているので進化論講話は大丈夫?
追記:いま,青空文庫の2018年11月12日 本の未来基金
「著作権保護期間延長に関する「本の未来基金」の考え」を
見てきたら
政府は10月30日、TPP11が6ヶ国目の批准を得たことで、
12月30日に発効することが確定したと発表しました。
と書いてありました.ついにこの日が来るとは.文書の蓄積
の方は,今後,ブレーキがかかってしまうでしょう.それでも
いろいろなソースからフリーのテキストはゆっくりではあるかも
しれませんが,集まってくるでしょう.
私たちは,
ますます,この巨大なテキストのデータベースの活用方法を
考えないといけないかもしれませんね.ほとんど,丘浅次郎さんの
本とは関係のないことで失礼しました.
2018.11.29
青空文庫の 2018.12.12 付けの「そらもよう」を見てきたら,
今のところ,著作権延長に関して,遡及適用は行われないのと
また,著作権保護期間が満了している作家の作品についても,
作業はそのまま続行して構わないということみたいなので,
進化論講話も著作権延長には影響を受けないということなんでしょうね.
2018.12.16 (日)
- 人道の正体 (丘 浅次郎 著)
- 初出 : 「中央公論」1906(明治39)年1月
- サイズ : XHTML版 20.2 KB
- 補足
丘浅次郎は動物学者なのでそちらの方からの考察なのでしょうね.
2018.12.10
- その他 (自分用のメモ)
いわゆる自然の美と自然の愛
人類の将来
この著者個別のリスト (MORE)
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- 小川 未明 (おがわ みめい)
青空文庫の該当項目へ
小説家,児童文学作家
- 文章を作る人々の根本用意 (小川 未明 著)
文章を作る人々の根本用意 (小川 未明 著)
「一字一行にも骨が折れてどうにも書き進めらず,
徒らに苦んだ果,
自分には所謂文章が書けないのではないかと絶望したような心持」
になったときは,まず筆をおいて,
次のような問をしてみたらよいとのことです.
- 底本 : 芸術は生動す, 国文社
- 初版発行日 : 1982(昭和57)年3月30日
- サイズ : XHTML版 11.2 KB
- 補足
2018.12.23(日)
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- 小栗 虫太郎 (おぐり むしたろう)
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小説家,推理作家,秘境冒険作家
- 人外魔境 01 有尾人 (小栗 虫太郎 著)
人外魔境 01 有尾人 (小栗 虫太郎 著)
三十歳を過ぎたばかりの青年学徒である座間は
アフリカのモザンビイクにある熱地性精神病研究で
富豪アマーロ・メンドーサの援助の元に
メンドーサの娘のマヌエラに助けられながら
現地特有の精神病の治療法を研究している
あるとき,座間の友人の密猟者カークが有尾人を捕らえてくる.
その有尾人はマヌエラによく馴れ,ドドと名づけられて
研究所で一緒に暮らすことになった
ある日,マヌエラの幼馴染のヤンが研究所にやって来て
座間は偶然,信じられない場面を目撃してしまう
失意の座間はカークに「悪魔の尿溜まり」と呼ばれる
未踏の湿地帯に大型動物の墓場を探しに行くことを提案する
- 底本 : 人外魔境, 角川ホラー文庫、角川書店
- 初版発行日 : 1995(平成7)年1月10日
- サイズ : XHTML版 127.9 KB
- 補足
この作品中に現れる「筒井筒(つついづつ、つついつつ」とは,
Wikipedia によると
『 伊勢物語』、『大和物語』中の物語の題材のひとつとして
有名であり、互いに惹かれていた幼馴染の男女が結婚することを
内容としている
とのことです.上の絵の中では「幼馴染」と書きました.
2019.03.17(日)
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- 織田 作之助 (おだ さくのすけ)
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小説家
- 鬼 (織田 作之助 著)
- 初出 : 「新風」1946(昭和21)年5月
- サイズ : XHTML版 16.6 KB
- 補足
まあ,大阪らしい口調のお話です.
2018.12.10 (月)
- 昨日・今日・明日 (織田 作之助 著)
- 初出 : 「キング 三月号」1946(昭和21)年3月
- サイズ : XHTML版 29.0 KB
- 補足
2018.12.20 (木)
- 旅への誘い (織田 作之助 著)
- 底本: 定本織田作之助全集 第六巻, 文泉堂出版
- 初版発行日 : 1976(昭和51)年4月25日
- サイズ : XHTML版 14.5 KB
- 補足
2018.12.12 (水)
- 僕の読書法 (織田 作之助 著)
- 初出 : 「現代文学」1943(昭和18)年9月
- サイズ : XHTML版 7.8 KB
- 補足
2018.12.20 (木)
- わが文学修業 (織田 作之助 著)
- 初出 : 「現代文学」1943(昭和18)年4月
- サイズ : XHTML版 7.8 KB
- 補足
うーん,この人の作品はやっぱり,計算して作ってますね.
色々なフレームワークやデザインパターンがあったり,
何らかの Theory があったりを,なんとなく感じます.
後期の方は,自然にやっているのかもしれませんが,
若いころ戯曲の理論構築を目指していたのが影響している
のではないでしょうか.
2018.12.20 (木)
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- 折口 信夫 (おりくち しのぶ)
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民俗学者、国文学者、国語学者
- 日琉語族論 (折口 信夫 著)
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か行
- 岸田 劉生 (きしだ りゅうせい)
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洋画家
- ばけものばなし (岸田 劉生 著)
ばけものばなし (岸田 劉生 著)
これは怪談をするのではない、ばけものについて、いろいろと考えた事や感じたこと等、思い出すままに描いてみようと思うのである。画工である私は、ばけものというものの興味を、むしろ形の方から感じている。そんな訳で、私の百鬼夜行絵巻も文の間に添えておこうと思う。
・・・
ということで,著者の絵が沢山入っています.
- 初出 : 「改造 第六巻第九号」1924(大正13)年9月
- サイズ : XHTML版 31.0 KB
- 補足
2018.12.14
- 美術上の婦人 (岸田 劉生 著)
美術上の婦人 (岸田 劉生 著)
婦人は美くしいものである。
だから婦人は画家にとつて何時の時代でもよき画材とされてゐる。古来からの名画の中には婦人を描いたものは甚だ多い、もし古今東西の美術の中から「婦人」を除いたら実に寂寥たるものであらう。実に「女ならでは夜の明けぬ」は只にこの世のみの事ではない。美術の王国は美のみの国だけに一層に婦人を尊しとするのである。・・・
ということだそうです. 添えた絵はお稚児さんのような気がするので
「婦人」とは違うかもしれませんが.たぶん,皆さんよく見たことのある
絵の画家です.2018.12.14 (金)
- 底本: 日本の名随筆23 画, 作品社
- 初版発行日: 1984(昭和59)年9月25日
- サイズ : XHTML版 19.1 KB
- 補足
2018.12.14
- 倉田 百三 (くらた ひゃくぞう)
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劇作家、評論家
- 学生と読書 (倉田 百三 著)
学生と読書 (倉田 百三 著)
書物は他人の労作であり、贈り物である。他人の精神生活の、あるいは物的の研究の報告である。高くは聖書のように、自分の体験した人間のたましいの深部をあまねく人類に宣伝的に感染させようとしたものから、哲学的の思索、科学的の研究、芸文的の制作、厚生実地上の試験から、近くは旅行記や、現地報告の類にいたるまで、ことごとく他人の心身の労作にならぬものはない。そしてそのような他人の労作の背後には人間共存の意識が横たわっているのであり、著者たちはその共生の意識から書を共存者へと贈ったものである。・・・
内容
- 書とは何か
- 生、労作そして自他
- 教養の読書と専門職能の読書
- 書物無き世界
- 知性か啓示か
- 底本:青春をいかに生きるか, 角川文庫、角川書店
- 初版発行日 : 1953(昭和28)年9月30日
- サイズ : XHTML版 18.9 KB
- 補足
- 芸術上の心得 (倉田 百三 著)
芸術上の心得 (倉田 百三 著)
- 堅く堅く志を立てること
- 身体を大切にせねばならない
...
...
以上を常に忘れず心に止め、固く守って気長く根気強く努力したならば、
素質のいい者はきっとすぐれた芸術家になれる。
- 底本:青春をいかに生きるか, 角川文庫、角川書店
- 初版発行日 : 1953(昭和28)年9月30日、1967(昭和42)年6月30日43版
- サイズ : XHTML版 5.0 KB
- 補足
2018.12.22 (土)
- 出家とその弟子 (倉田 百三 著)
出家とその弟子 (倉田 百三 著)
こんな感じで,複数の人物が登場し,彼らの会話を通して
仏教をテーマにした話が
第6幕まで進んで行きます.上の絵は序幕ですが,第1章からは
歴史上のお坊さんとか町の人とかいろいろな人がでてきます.
- 初出 : 「生命の川 第一巻第二号~第二巻第二号」1916(大正5)年11月16日~1917(大正6)年3月5日
- サイズ : XHTML版 471.5 KB
- 補足
登場人物についていうと,第1幕,第2幕のお坊さんは,
親鸞,慈円,良寛,松若改め唯円
みたいなのですが,どういう取り合わせでしょう.浄土真宗だけと
いう訳でもなさそうなのですが.まあ,読んだら分かるのかも
しれません. 2018.12.17 (月)
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- 甲賀 三郎 (こうが さぶろう)
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小説家,作家,推理作家,戯曲作家
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- キビキビした青年紳士 (甲賀 三郎 著)
キビキビした青年紳士 (甲賀 三郎 著)
帝大土木科出身の少壮技術者に係わるN・K・倶楽部で
書記長として雇った青年と意外な縁があったというお話
- 初出 : 「大衆文藝」1927(昭和2)年6月
- サイズ : XHTML版 4.6 KB
- 補足
2018.12.23 (日)
- 贋紙幣事件 (甲賀 三郎 著)
にせさつじけん ですね.
贋紙幣事件 (甲賀 三郎 著)
友達のお父さんが贋紙幣を使ったということで
逮捕されてしまいました.
しかし,お父さんはそれを
誰にもらったかをどうしても言いません.
- 初出 : 「少年倶楽部」1930(昭和5)年8月
- サイズ : XHTML版 27.4 KB
- 補足
なんか,推理がホームズっぽい気がします.2018.12.24 (月)
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- 小酒井 不木 (こざかい ふぼく)
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医学者,随筆家,翻訳家,推理作家
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- 怪談綺談 (小酒井 不木 著)
日本の妖怪談はいろんな人が書いているので,ここでは西洋の
妖怪談をいくつか紹介するそうです.
怪談綺談 (小酒井 不木 著)
いくつかの短編集です.下の絵は「木乃伊の祟り」です.
- はしがき
- 恐ろしい額
- 木乃伊の祟り
- 空中の音楽
- 夢と死
- 耳を叩く
- 無形の蜂
- 予言の不思議
- 初出 : 「講談倶楽部」1928(昭和3)年3月
- サイズ : XHTML版 14.6 KB
- 補足
2018.12.19 (水)
- 科学的研究と探偵小説 (小酒井 不木 著)
- 紫外線 (小酒井 不木 著)
紫外線 (小酒井 不木 著)
紫外線の知識を使って少年科学探偵の塚原俊夫君が難事件を
解決します.
- メデューサの首 (小酒井 不木 著)
- 底本 : 大雷雨夜の殺人 他8編, 春陽文庫、春陽堂書店
- 初版発行日 : 1995(平成7)年2月25日
- サイズ : XHTML版 30.5 KB
- 補足
女性のお腹に落書きをしてはいけないというお話ですが,
普通,そんなことはしないと思います.
2018.12.19 (水)
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さ行
- 佐々木 邦 (ささき くに)
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作家,英文学者
- 一年の計 (佐々木 邦 著)
一年の計 (佐々木 邦 著)
片岡君は,また,禁酒を思い立った.
いつも,禁酒から次の禁酒の間になにか起こるそうなんです.
- 初出 : 「面白倶楽部」1926(大正15)年1月
- サイズ : XHTML版 57.6 KB
- 補足
2018.12.20 (木)
- 英米笑話秀逸 (佐々木 邦 著)
- 底本:日本の名随筆 別巻47 冗談
- 初版発行日 :1995(平成7)年1月25日
- サイズ : XHTML版 8.3 KB
- 補足
英米の笑い話を集めたものですが,どうも,最初の話の
バッファローというのが面白いとこの本の最初に書いてあります.
2018.12.03 (月)
- 女婿 (じょせい) (佐々木 邦 著)
女婿 (佐々木 邦 著)
平社員の清之介君は会社の重役のご令嬢と結婚しました.
さあ,この先どうなるやら.
- 初出 : 「主婦之友」1925(大正14)年9月~11月
- サイズ : XHTML版 57.6 KB
- 補足
「女婿(じょせい)」とは,娘の夫,むすめむこのことです.
2018.12.20 (木)
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- 神西 清 (じんざい きよし)
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- 翻訳のむずかしさ (神西 清 著)
小説家,翻訳家,評論家
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- 相馬 愛蔵 (そうま あいぞう)
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社会事業家,実業家
- 一商人として (相馬 愛蔵 著)
一商人として (相馬 愛蔵 著)
これは,著者が中村屋(パン屋さん)を起こして,奥さんと一緒にどのように
運営していったかのお話なのですが,絵で紹介というよりは,冒頭の
概要と目次で何が書いてあるかを示すことが最上の紹介のように思います.
以下,冒頭の内容ですが,多少,繋げたりしています.
- この書には中村屋創立当時から現在までの推移をほぼ年代を追うて述べているが、店の歴史を語る主意ではなく、店員たちに平素抱いている私の考えを取りまとめて話したいと思い、すべて自分の体験に即して商人の道を語ろうとしたものである
- 私は農家出で、一書生として青年期を送り、たまたま志を商売に起し夫妻力を協せて今日に至ったものである
- もし中村屋の商売の仕方に何か異ったものがあるとすれば、それはみな素人としての自分の創意で、どこまでも石橋を叩いて渡る流儀であり、また商人はかくあるべしと自ら信ずる所を実行したまでのものである
- 巻末の「主婦の言葉」は、妻が私の言い漏らしたものを追補する意味で執筆したのであって、これもすべて若き人々への愛より語るものである
- 序言
- 本郷における創業時代
郷里信州を出づ, パン屋を開く, 五ヶ条の盟, コンミッション排斥, 同業者の囮商略, 賞与の銀時計, 内村鑑三先生と日曜問題, 店頭のお客様が大切, 日露戦役当時の思い出, 新菓発売のよろこび, 缶詰業の先覚豊田翁の卓見, 割引券を焼く
- 新宿中村屋として
新宿へ進出の前後と土地の変遷, 賃餅の予約と新兵衛餅, 良い品を廉く, 物価の騰落に処する小売商の覚悟, 朝鮮土産と不老長寿, 個人商店を株式会社に改む, 関東大震災とその教訓, ウルスス氏と中村屋牧場, 四囲の刺激に一段の飛躍, 純印度式のカリー・ライス, 印度志士の問題, 露国の盲詩人とルバシカ, 月餅の由来
- 若き人々へ
借金繰りまわしの苦心, 店舗の改造は考えもの, 売上げに対する家賃の程度, 店の格を守る, 商品の配達に要する失費, 模倣を排す, 日本人の能率は欧米人に劣らず, 少年店員の採用とその待遇法, 実世間を対手とする商業道場, 店員のために学校設立
- 別記
研成学院と往年の思い出
- 主婦の言葉(相馬黒光)
主婦の言葉, 四畳半と三畳, 主婦の指導者おはつさん, 癲癇病みの 喜どん, 路加少年, 浅野さんの懺悔, おまきさん, 店葬のはじめ, 精一郎のこと, 年始まわり, 鳥居博士御一家, 中村屋に女子を使わぬわけ, 店員の情操教育, 年末ちん餅の思い出, 一人一店主義の教訓, 問屋のつけとどけを受けぬこと, 商人の妻はお内儀さん, 主人主婦と店員の例会, 開眼の降誕仏, 物故店員慰霊祭, 動物供養のこと, 現れた力と潜んでいる力, 新製品を売り出すまで, 自分の仕事に自信を持つこと, あくまで独創的に, 月給袋を入れる時
- 底本 : 相馬愛蔵・黒光著作集2,郷土出版社
- 初版発行日 : 1981(昭和56)年2月5日
- サイズ : XHTML版 259.9 KB
- 補足
2018.12.17 (月)
- 私の小売商道 (相馬 愛蔵 著)
私の小売商道 (相馬 愛蔵 著)
これも一つ前の「一商人として (相馬 愛蔵 著)」と同じようなのりで
楽しめると思います.
独立自尊の精神
新商人道を提唱す
商売繁昌と女主人
理想通りにゆかぬもの
・・・
- 底本 : 相馬愛蔵・黒光著作集4,郷土出版社
- 初版発行日 : 1981(昭和56)年6月5日
- サイズ : XHTML版 363.3 KB
- 補足
全体のテキストとしては大きいのですが,細かな話に
分かれているので読みやすいと思います.
2018.12.19 (水)
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た行
- 高木貞治(たかぎていじ)
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数学者
-
回顧と展望 (高木貞治 著)
- 初出 :「改造」1941(昭和16)年
- サイズ : XHTML版 24.0 KB
- 補足
時代の変革時にいろいろな数学者と会われたんですね.
2018.11.27
-
ヒルベルト訪問記 (高木貞治 著)
- 副題 : 1932年10月8日,ゲッチンゲンに於て
- 初出 :「岩波講座 数学」1932(昭和7)年11月
- サイズ : XHTML版 8.6KB
- 補足
私は高木貞治の仕事には疎いのでネーター女史がここに
出てくるとは思っていませんでした.思わぬ人間模様を感じて
しまいました.この随筆の中で,高木貞治は,ネーターのことを
フロイライン(Fräulein 未婚の女性への敬称)と
呼んでいます.
しかし,ヒルベルトは高木貞治からひどい言われよう(思われよう)
です.
2018.11.27
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- 高浜 虚子 (たかはま きょし)
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俳人・小説家
名前の最後が「子」ですが,男性の俳人です.
- 俳句の作りよう (高浜 虚子 著)
俳句の作りよう (高浜 虚子 著)
俳句の作り方です.
内容は次の通りです.
- まず十七字を並べること
- 題を箱でふせてその箱の上に上って天地乾坤を睨めまわすということ
- じっと眺め入ること
- じっと案じ入ること
- 埋字(一)
- 埋字(二)
- 古い句を読むこと 新しい句を作ること
- 付録・俳諧談
- 初出 : 「ホトトギス」1913(大正2)年11月~
- サイズ : XHTML版 128.8 KB
- 補足
某テレビ局の「プレ〇ト」とかで俳句が人気なので,
この作品を読んでみて,自分でも俳句を作ってみるというのは
どうでしょう.
2019.01.21 (月)
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- 田中 貢太郎 (たなか こうたろう)
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作家,伝記物,紀行文,随想集,情話物,怪談・奇談など
- おいてけ堀 (田中 貢太郎 著)
おいてけ堀 (田中 貢太郎 著)
金太が釣った魚を持って帰ろうとすると
何処からか人声のようなものが聞えて来た.
- 底本 : 怪奇・伝奇時代小説選集3 新怪談集, 春陽文庫、春陽堂書店
- 初版発行日 : 1999(平成11)年12月20日
- サイズ : XHTML版 8.1 KB
- 補足
2019.01.06 (日)
- 岩魚の怪 (田中 貢太郎 著)
岩魚の怪 (田中 貢太郎 著)
七人ばかりの村の者が川に毒を流して魚をとろうとしていると
旅の僧が現れて,「それは殺生なのでやめなさい」と諭す.
- 底本 : 伝奇ノ匣6 田中貢太郎日本怪談事典, 学研M文庫、学習研究社
- 初版発行日 : 2003(平成15)年10月22日
- サイズ : XHTML版 23.6 KB
- 補足
2019.01.06 (日)
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- 知里 真志保 (ちり ましほ)
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言語学者 (アイヌ語)
- アイヌ語のおもしろさ
- 初出 :「日本文化財 第十五号 アイヌ文化特集号」1956(昭和31)年7月
- サイズ : XHTML版 6.4 KB
- 補足
短い随筆なんでストーリーの骨格としては上の絵の通りなんですが,
それぞれの具体的なこと(例えば,「氷」を日本語とアイヌ語で
どうとらえるか)は,テキストを読まないと分からないので
それほどネタばらしという訳ではないと思います.
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- 知里 幸恵 (ちり ゆきえ)
青空文庫の該当項目へ
アイヌ人女性.
上に書いた知里真志保のお姉さんだそうです.19年の短い生涯の間に
『アイヌ神謡集』を書かれたということ.
- アイヌ神謡集 (知里 幸恵 編訳)
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- 寺田 寅彦(てらだ とらひこ)
青空文庫の該当項目へ
物理学者
wikipedia を読んでみると,寺田寅彦氏は,1878年-1935年 57歳没.
私が 11 月の終わりに青空文庫に挿絵を付ける企画を
始めて1か月位,結構,寺田氏の文章を読みましたが,とても,
太平洋戦争の 10 年前に亡くなっている人が書いたとは思えない位,
現在でも存在している深い問題に対して,人を引き付ける洞察をされている
ような気がします.私自身は,すでに寺田氏が没した歳を少し超えていますが,
自分がいまこのような洞察力があるか,それを表現する力があるかというと
かなり寺田氏に負けているような気がします.寺田氏の随筆を読むことは
現代でも,問題発見の良いリソースであり,思考の良い訓練であり,良い
ヒントの獲得手段だと思います.2018.12.27 (木)
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-
アインシュタインの教育観 (寺田 寅彦 著)
- 初出 :「科学知識」1921(大正10)年7月
- サイズ : XHTML版 22.6KB
- 補足
なお,ここで対比されているホルムヘルツについては
石原純による子供向け?伝記が青空文庫になります.
このことについては
石原純のところに書きました.
2018.11.26
-
異質触媒作用 (寺田 寅彦 著)
題から考えるに異質なものをくっつけると言う話でしょう
日本画と洋画,決定性と確率,都会と田舎など
- 初出 :「文芸」1933(昭和8)年12月
- サイズ : XHTML版 17.3 KB
- 補足
-
科学者とあたま (寺田 寅彦 著)
科学者になるには頭が良くなくてはならない.しかし,同時に
頭が悪くなければならない.この後者はあまり意識されていない.
- 初版発行日 :1948(昭和23)年5月15日
- サイズ : XHTML版 10.5 KB
- 補足
「致知(ちち)」という言葉はこの随筆で初めて知りました.
朱子学の言葉で,「知識をきわめて物事の道理に通じること」だ
そうです.同じ名前の出版社があるみたいで,別に,その出版社の
宣伝をしている訳ではないので,ここであまり強調するのは適切
ではないですね.本文でも一か所だけででているだけで,なんで,
プログラム(下記)がこの単語を拾い出してきたのか実は不思議です.
(この表紙は昔,表紙生成プログラムの考察用に作ったもので
あまりうまくこのテキストの内容を表していないかも
しれません.)
2018.11.26
-
感覚と科学 (寺田 寅彦 著)
- 初出 :「科学」1933(昭和8)年8月
- サイズ : XHTML版 6.0 KB
- 補足
「杜絶」は「途絶」の意味です.
2018.11.26
- 疑問と空想 (寺田 寅彦 著)
- 初出 :「科学知識」1934(昭和9)年10月
- サイズ : XHTML版 9.2 KB
- 補足
「テッペンカケタカ」は「天辺欠けたか」? 「鉄片欠けたか」?
2018.11.26
- 記録狂時代 (寺田 寅彦 著)
- 初出 :「東京朝日」1933(昭和8)年6月
- サイズ : XHTML版 12.0 KB
- 補足
作成 2018.11.26
- 言語と道具 (寺田 寅彦 著)
- 初出 :「理学界 第廿一巻第五号」1923(大正12)年5月1日
- サイズ : XHTML版 7.1 KB
- 補足
2018.11.26
- 言葉の不思議 (寺田 寅彦 著)
- 初出 :「鉄塔」1932(昭和7)年12月、1933(昭和8)年4月、7月、8月
- サイズ : XHTML版 32.8 KB
- 補足
私も実はひそかに「とんでも語源学」の構想を抱いていますが,
寺田寅彦氏のこれはちょっとすごいかも.でも,色々な言語を
ご存知なんですね.
2018.11.26
- 数学と語学 (寺田 寅彦 著)
- 初出 :「東京帝国大学新聞」1929(昭和4)年4月
- サイズ : XHTML版 9.3 KB
- 補足
数学の能力と語学の能力に相関はあるのか?
2018.11.26
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- 戸坂 潤 (とさか じゅん)
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- 日本の頭脳調べ――特に自然科学者に就て―― (戸坂 潤 著)
日本の頭脳調べ――特に自然科学者に就て――
(戸坂 潤 著)
文化勲章を受領した9名の名前を話題にした後
続けて日本の自然科学に限って,どのような人がいるかを
著者の観点から色々紹介しています.
沢山の人の名前が出てくるのでまあ楽しめます.
数学では,
高木貞治,園正造,小倉金之助とか.
- 初出: 「中央公論」1937(昭和12)年6月号
- サイズ : XHTML版 24.7 KB
- 補足
数学は自然科学に入れるべきなんだろうかという疑問は
個人的にはありますが.
2019.01.12 (土)
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な行
- 中井 正一 (なかい まさかず)
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美学者、評論家、社会運動家
- 映画のもつ文法 (中井 正一 著)
- 初出 :「読書春秋」1950(昭和25)年9月号
- サイズ : XHTML版 6.6 KB
- 補足
「暁の雷撃戦」をインターネットで検索してみたら,
ありました.1944年のイギリスの映画ですね.
U ボートに雷撃された商船の生き残りが14日間漂流して
全員救出されるまでの様子を描いた映画だそうです.
このテキストの中でも書いてありましたが,監督自身が
ちょっと出演する以外は,l人も職業俳優は使っていない
そうです.
2018.11.29
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- 長岡 半太郎(ながおか はんたろう)
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物理学者
- プランク先生の憶い出 (長岡 半太郎 著)
- 初出 :「科學朝日 2月號」朝日新聞東京本社、1948(昭和23)年2月1日
- サイズ : XHTML版 8.8 KB
- 補足
h はプランク定数ですね.
2018.11.29
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- 中島 敦(なかじま あつし)
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小説家
- 悟浄歎異―沙門悟浄の手記― (中島 敦 著)
- 1942(昭和17)年7月『南島譚』に収められた。
- サイズ : XHTML版 57.9 KB
- 補足
2018.12.09 (日)
- 文字禍 (中島 敦 著)
- 初出 : 「文学界」(「古譚」の題で)1942(昭和17)年2月
- サイズ : XHTML版 31.0 KB
- 補足
2018.12.09 (日)
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- 中谷 宇吉郎(なかや うきちろう)
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物理学者
- イグアノドンの唄 (中谷 宇吉郎 著)
- 初出 : 「文藝春秋」1952(昭和27)年4月1日
- サイズ : XHTML版 34.8 KB
- 補足
2018.12.16 (日)
- おにぎりの味 (中谷 宇吉郎 著)
おにぎりの味 (中谷 宇吉郎 著)
おこげのおにぎりが美味しかった話.
- 初出 : 「暮しの手帖」1956(昭和31)年9月5日
- サイズ : XHTML版 6.1 KB
- 補足
2018.12.16 (日)
- 科学と文化 (中谷 宇吉郎 著)
科学と文化 (中谷 宇吉郎 著)
この頃自然科学上の色々の問題が、文科系統の学問をしている人々の口に度々上っているようである。自然科学が従来のように工業的方面にのみ利用されているのにあきたらず、もっと人間の精神活動の方面に、即ち広い意味での文化の向上に役立たせようという企ての一つの現れと思われる。
...
立派なちゃんとした正道にのった議論をしている人も勿論沢山あるのであるが、中にはその意図が解しがたいものも沢山ある。...
- 初出 : 「文学界」1937(昭和12)年12月1日
- サイズ : XHTML版 12.1 KB
- 補足
数学基礎論なんかでもよく経験することなのではないでしょうか.
特にゲーデルの不完全性定理とか,誤用がすさまじく
多いような.中谷さんの文章の中でも「ハイゼンベルクの不確定原理」
のことが出てきますが,もしかしたら,これらの
「原理的に...できない」
というかたちの命題は人を引き付ける命題なのかもしれません.
2018.12.17 (日)
- 硝子を破る者(中谷 宇吉郎 著)
硝子を破る者(中谷 宇吉郎 著)
ガラスを破るものは敵の兵隊ではなく...
- 初出 : 「朝日評論」1946(昭和21)年8月1日
- サイズ : XHTML版 21.0 KB
- 補足
2018.12.16 (日)
- 線香花火 (中谷 宇吉郎 著)
- 底本: 日本の名随筆73 火,作品社
- 初版発行日 :1966(昭和41)年6月
- サイズ : XHTML版 11.2 KB
- 補足
中谷宇吉郎は,寺田寅彦の学生さんだったんですね.
2018.11.29
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- 西田 幾多郎 (にしだ きたろう)
青空文庫の該当項目へ
哲学者
- 国語の自在性 (西田 幾多郎 著)
国語の自在性 (西田 幾多郎 著)
色々なものを取り込み,自在に形を変えて行く
国語(日本語)についての
一流の哲学者の感想
- 初出 : 「国語特報 第五号」1936(昭和11)年1月
- サイズ : XHTML版 4.3 KB
- 補足
2018.12.23 (日)
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- 野口 雨情 (のぐち うじょう)
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詩人,童謡・民謡作詞家
- 子供に化けた狐 (野口 雨情 著)
- 底本 : 定本 野口雨情 第六巻,未來社
- 初版発行日 : 1986(昭和61)年9月25日
- サイズ : XHTML版 7.3 KB
- 補足
2018.12.03 (月)
- 少女と海鬼灯 (野口 雨情 著)
「海鬼灯」は「うみほおずき」です.
- 初出 : 「小学女生」1921(大正10)年11月号
- サイズ : XHTML版 4.8 KB
- 補足
2018.12.03 (月)
- つね子さんと兎 (野口 雨情 著)
- 初出 : 「小学女生」1921(大正10)年9月号
- サイズ : XHTML版 5.3 KB
- 補足
2018.12.03 (月)
野口雨情につけた絵はすごい絵ばかりでしたね.描きなおすかもしれませんが,
とにかく私の役割は,(潜在的な)読者をそれぞれのテキストまで届けるだけなので
適当に想像力を働かせて,テキストを読んでみてください.
2018.12.03 (月)
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- 野村 胡堂 (のむら こどう)
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小説家,作家,音楽評論家
- 裸身の女仙 (野村 胡堂 著)
裸身の女仙 (野村 胡堂 著)
お鳥の髪は燃え立つように赤く
二つの瞳は碧海を切り取ったように碧(あお)い.
出生の分からないお鳥は,育て親のところを逃げ出し,
軽業の一座に世話になっていたが,ふとした事から
お鳥の異国的な美しさを見た三千石取の旗本 安城郷太郎に
五十両の手切れで貰われていった.
ある日,一座の弟太夫 源吉が屋敷に忍び込んできて,
お鳥を探している浪人者がいると言う.
- 初出 : 「朝日」1932(昭和7)年9月
- サイズ : XHTML版 50.6 KB
- 補足
2019.01.06 (日)
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は行
- 橋本 進吉(はしもと しんきち)
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言語学者,国語学者
-
国語音韻の変遷 (橋本 進吉 著)
- 初版発行日: 1950(昭和25)年8月
- サイズ : XHTML版 93.8 KB
- 補足
国語といっても,現代国語ではなく,古代から現代までの音韻の変遷の話です.
例えば,「ぢ,づ」と「じ,ず」を区別しなくなったのは江戸時代に
入ってからみたいです.
2018.11.29
-
古代国語の音韻に就いて (橋本 進吉 著)
- 初版発行日: 1950(昭和25)年
- サイズ : XHTML版 149.2 KB
- 補足
私は,「甲類のイ」とかなんとか,あまりよく分かりませんので,
これで勉強させてもらおうかと思ってます.
2018.11.29
-
駒のいななき (橋本 進吉 著)
- 底本の親本: 国語音韻の研究(橋本進吉博士著作集4),岩波書店
- 初版発行日: 1950(昭和25)年
- サイズ : XHTML版 8.2 KB
- 補足
馬の鳴き声を題材にした,日本語の音韻の変遷の話です.
2018.12.10
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- 平林 初之輔 (ひらばやし はつのすけ)
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作家,推理作家,文芸評論家
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- 頭と足 (平林 初之輔 著)
頭と足 (平林 初之輔 著)
船の中で悲劇が起こった.
たまたまその船に乗り合わせていたA新聞社の記者と
B新聞社の記者は
それぞれ原稿を書き上げたが,本社に連絡するには,
船が向かう港に 一軒しかない郵便局から電報を打つしかない
(今日のようにスマフォや携帯電話はない).
夕刊のスクープを掛けて,
二人の駆け引きが始まる...かもしれない.
- 初出: 「探偵趣味」1926(大正15)年2月号
- サイズ : XHTML版 6.0 KB
- 補足
2018.12.23 (日)
- 人造人間 (平林 初之輔 著)
- 底本: 世界SF全集 34 日本のSF(短篇集)古典篇, 早川書房
- 初版発行日 : 1971(昭和46)年4月30日
- サイズ : XHTML版 29.7 KB
- 補足
人造人間を作るのはいろいろ倫理的な問題がありそうですね.
2018.12.17 (月)
- 探偵小説壇の諸傾向 (平林 初之輔 著)
探偵小説壇の諸傾向 (平林 初之輔 著)
スポイラにならない程度に何が書いてあるかを言うと,
まず,日本の探偵小説「界」が海外の良質の探偵小説の
紹介という洗礼を受けて,ある程度のレベルを持って発展
していったこと,そのなかで何人かの著名な作家の
紹介をして,それらとはまた毛色の違う作家群の紹介をして,
最後に,自分が思う,「日本の探偵小説,こうあって欲しい」
という思いを述べている.かな?
- 初出: 「新青年 第七巻第三号新春増刊号・探偵小説傑作集」1926(大正15)年2月号
- サイズ : XHTML版 15.9 KB
- 補足
2018.12.21 (金)
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- 二葉亭 四迷(ふたばていしめい)
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小説家,翻訳家
-
エスペラントの話 (二葉亭 四迷 著)
-
余が翻訳の標準 (二葉亭 四迷 著)
- 底本:「平凡・私は懐疑派だ」講談社文芸文庫、講談社
- 初版発行日 :1997(平成9)年12月10日
- サイズ : XHTML版 11.9 KB
- 補足
二葉亭四迷は,日本語は音楽的でないので欧文を翻訳するとき
もとの音調を移すのに苦労すると言っています.そうなんだろうか.
2018.12.10 (月)
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ま行
- 牧野 富太郎 (まきの とみたろう)
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植物学者
- 植物一日一題 (牧野 富太郎 著)
植物一日一題 (牧野 富太郎 著)
- 馬鈴薯とジャガイモ
- 百合とユリ
- キャベツと甘藍
- 藤とフジ
- ヤマユリ
- アケビと𦼠
[くさかんむり/開]
- アカザとシロザ
- キツネノヘダマ
- 紀州高野山の蛇柳
- 無花果の果
- イチョウの精虫
- 茶樹の花序
- 二十四歳のシーボルト画像
- サルオガセ
- 毒麦
- 馬糞蕈
- 昔の草餅、今の草餅
(以下,沢山)
植物に関する比較的短いお話が沢山載っています.また,ところどころに
植物の絵が添えてあるのも嬉しいですね. 2018.12.15 (土)
- 底本: 植物一日一題,博品社
- 初版発行日 : 1998(平成10)年4月25日
- サイズ : XHTML版 436.9 KB
- 補足
他にこの著者の
にも絵が沢山載っています.
2018.12.17 (月)
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- 三木 清 (みき きよし)
青空文庫の該当項目へ
哲学者
- 人生論ノート (三木 清 著)
- 初出 : 大部分が,「文學界」文藝春秋社、1938(昭和13)年6月~1941(昭和16)年10月.詳しくは青空文庫の作品データを参照のこと.
- サイズ : XHTML版 183.7 KB
- 補足
人生の色々なテーマについて,それぞれ数ページの考察を書いた随筆集です.
興味のあるところから読み始めればよいのではないでしょうか.
2018.12.07 (金)
- 哲学入門 (三木 清 著)
当面,目次を書いておきます.これで済ますかもしれません.2018.12.08 (土)
こんな内容です.
- 序
- 序論
- 出発点
- 人間と環境
- 本能と知性
- 経験
- 常識
- 科学
- 哲学
- 第一章 知識の問題
- 真理
- 模写と構成
- 経験的と先験的
- 物 関係 形
- 知識の相対性と絶対性
- 知識の倫理
- 第二章 行為の問題
- 道徳的行為
- 徳
- 行為の目的
- 底本の親本: 哲学入門, 岩波新書、岩波書店
- 初版発行日 : 1940(昭和15)年3月30日
- サイズ : XHTML版 231.2 KB
- 補足
2018.12.08 (土)
- 短い読み物
-
ハイデッゲル教授の想い出
4.0 KB (XHTML)
ハイデッガーのところに紹介状も持たずに出かけて行って,
ちょっとした指導を受けた話
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や行
- 柳田 國男 (やなぎた くにお)
青空文庫の該当項目へ
民俗学者・官僚
- 海上の道 (柳田 國男 著)
海上の道を通して
日本文化の起源を
説いたもの
海上の道
柳田国男 著
- まえがき
- 海上の道
- 海神宮考
昔話の島嶼型, 類似と差異, 竜宮と常世国, ニルヤと根屋, 儀来河内, 竜宮譚の分類, 動物報恩型, 花売柴刈型, 海彦山幸, 神童と神女, 寄木親の昔話, ニルヤから来るもの, 火と稲の伝承,遠島の使, 海神信仰の展開, 新神出現, ニラ人アマミ人, 天孫氏説起源, ニルヤと根の国, 根国思想の変遷, 東方浄土観
- みろくの船
未来仏の信仰, 踊歌の流伝, 弥勒二年丁卯, 鹿島の事ふれ,
路頭託宣, 弥勒御船
- 根の国の話
亡き人に逢える島, 根の国と常世の国, 比較の学問の夜明け,
形容詞の発生, 地名の起原の不明なもの, 国語の成長期,
稲の種子を携えて, 穂落し神の伝説, 氏族と信仰の対立,
世持神と世持役, 古見の島の盛衰, 宮古島との関係
- 鼠の浄土
- 宝貝のこと
- 人とズズダマ
- 稲の産屋
発端, 「にひなめ」という日本語, ニホの名の起こり,
稲積方式の特色, 産屋をニブ, 島々の一致, シラという語の分布,
稲と白山神, 朝野二つの祭式, 祭と幣帛の贈進, 世に伝わらぬ旧儀,
国々の相嘗祭, 稲実公の任務, 年俵と種俵, アエノコトの要点,
斎忌の期間, 霜月粥と塩, 民間新嘗の残留
- 知りたいと思う事二、三
寄物(よりもの)のこと, 海豚(いるか)参詣のこと,
子安神と子安貝のこと, みろく船のこと, 鼠の島のこと,
黒モジという木のこと, 小豆を食べる日のこと
- あとがき
- 初出 :海上の道「心
第五巻第一〇号・第一一号・第一二号」酣燈社
1952(昭和27)年10月~12月
- サイズ : XHTML版 636.5 KB
- 補足
2018.12.12 (水)
- 書物を愛する道 (柳田 國男 著)
- 日本の伝説 (柳田 國男 著)
日本の伝説
柳田国男 著
- 咳のおば様
- 驚き清水
- 大師講の由来
- 片目の魚
- 機織り御前
- 御箸成長
- 行逢阪
- 袂石
- 山の背くらべ
- 神いくさ
- 伝説と児童
- 伝説分布表
- 初出 :「日本神話伝説集」日本児童文庫、アルス、1929(昭和4)年5月
- サイズ : XHTML版 325.1 KB
- 補足
2018.12.12 (水)
- 名字の話 (柳田 國男 著)
名字の話
柳田国男 著
はっ! もしや
私の名前は柳田神社と
関係あるのでは?
よくは知らんけど
...
- 日本はきわめて名字の数の多い国
- なぜ多くの名字ができたか
- 地名と名字との関係
- 二重に家の名を表わす例
- 名を諱んだ昔の慣習
- 昔の仮名文を読む一種の困難事
- 南海諸島の命名慣習
- 権兵衛作や勘太作
- 露西亜の名を呼ぶ慣習
- 欧洲における同一慣習
- 支那と日本と共通の慣習
- 日本における昔の命名慣習
- 今日の多くの人の命名の由来
(以下,多数)
- 初出 :「斯民家庭 第二編第七号、第九号、第一〇号、第一一号」報徳会、1911(明治44)年7月1日、9月1日、10月1日、11月1日
- サイズ : XHTML版 72.8 KB
- 補足
2018.12.12 (水)
- 木綿以前の事 (柳田 國男 著)
俳諧の中に現れる色々な風俗を題材に日本人の文化や風習の変遷を考察した
随筆だと思います.
木綿以前の事 柳田国男 著
どう? 似合う?
- 自序
- 木綿以前の事
- 何を着ていたか
- 昔風と当世風
- 働く人の着物
- 国民服の問題
- 団子と昔話
- 餅と臼と擂鉢
- 家の光
- 囲炉俚談
- 火吹竹のことなど
- 女と煙草
- 酒の飲みようの変遷
- 凡人文芸
- 古宇利島の物語
- 遊行女婦のこと
- 寡婦と農業
- 山伏と島流し
- 生活の俳諧
- 女性史学
- 初出 :木綿以前の事「女性」1924(大正13)年10月,
ほか 1936 (昭和 11) 年 3 月まで
- サイズ : XHTML版 639.1 KB
- 補足
2018.12.12 (水)
- 野草雑記・野鳥雑記 - 01 野草雑記 - (柳田 國男 著)
こちらは野草の雑記です.
野草雑記・野鳥雑記 - 01 野草雑記 - 柳田国男 著
- 記念の言葉
私は昭和二年の秋、この喜多見の山野のくぬぎ原に、
僅かな庭をもつ書斎を建てて、ここを一茶のいう
ついの住みかにしようという気になった。あたりは
まだ一面の芒尾花で、東西南北には各々二三本の大きな松が
見え、風のない日には小鳥の声がある。身の老い心の鎮まって
行くとともに、久しく憶い出さなかった少年の日が蘇って来る。
・・・
- 野草雑記
この喜多見の原の家に住み始めてから、今度はもう第十回目の
春が復って来る。この間における草木の有為転変は、一つの
巨大なる歴史であって、これに比べると人はむしろ常磐で
あったとも言える。最初私たちは久しい町の生活に馴れて
ささやかなる庭前の草をも容赦しなかった。・・・
- 蒲公英
- 虎杖及び土筆
方言量の多少, 理由ある新語作製, 旧語保存, 国の両端の方言,
中間地帯の混合, 複合形と語義, 語義の推移と感化,
隔地共通の例, 方言区域の論
- 菫の方言など
- 草の名と子供
緒言, 雪の下, 兎の耳, 馬の砂糖, 雀の袴, 猫の枕, 狐の剃刀,
ペンペン草, 絵具花, ハゴジャ, 山の筆, 爪紅草, 桝割草,
目はりごんぼ
- 初出 :野草雑記「短歌研究 第五巻第四号」改造社、1936(昭和11)年4月1日,
ほか 1939 (昭和 14) 年 10 月 1 日まで
- サイズ : XHTML版 201.5 KB
- 補足
2018.12.14 (金)
- 野草雑記・野鳥雑記 - 02 野鳥雑記 - (柳田 國男 著)
こちらは野鳥の雑記です.
野草雑記・野鳥雑記 - 02 野鳥雑記 - 柳田国男 著
- 野鳥雑記
- 鳥の名と昔話
- 梟の啼声
- 九州の鳥
- 翡翠の歎き
- 絵になる鳥
- 烏勧請の事
- 初烏のことなど
- 鳶の別れ
- 村の鳥
- 六月の鳥
- 須走から
- 雀をクラということ
- 談雀
- 初出 :野鳥雑記「アルト 第四?六号」紀伊国屋書店、1928(昭和3)年8月1日?10月1日,
ほか 1939 (昭和 14) 年 2 月 1 日まで
- サイズ : XHTML版 266.3 KB
- 補足
2018.12.14 (金)
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- 夢野 久作 (ゆめの きゅうさく)
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禅僧、陸軍少尉、郵便局長、小説家、詩人、SF作家、探偵小説家、幻想文学作家
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「ドグラ・マグラ」は有名ですね.私は読んだことがないですけど.
2018.11.30 (金)
潜在読者をひきつけて,青空文庫のテキストまで案内する役目の私が,
読者に先入観を持たせるのはまずいのですが,夢野久作の小説をいくつか
開けて読んだところ,私にはちょっと辛い狂気みたいなものを感じて,
怖いので,
ここでは当面,本格的な小説ではなく,随筆っぽいものや軽いものを
紹介していきます.
2018.12.14 (金)
- 奥様探偵術 (夢野 久作 著)
夢野久作を読むのがはじめてで,自分に合うかどうかが心配な方は,
用心のため下の補足を読んで見てください.特にネタバレはしていません.
- 初出 : 「婦人サロン」1930(昭和5)年10月
- サイズ : XHTML版 15.0 KB
- 補足
読む前の読者にこういう先入観を与えるのはどうかとは
思うのですが,一応書いておきます.
青空文庫の各作品のページには
この作品には、今日からみれば、不適切と受け取られる
可能性のある表現がみられます。
という注意書きがここかしこに貼り付けてありますが,
この注意書きはこのテキストのためにあるという気がします.
エロ・グロはでてきませんが,女性の方はあまり快くないかも
しれません.
2018.12.06 (木)
- 書けない探偵小説 (夢野 久作 著)
- 底本: 夢野久作全集11, ちくま文庫、筑摩書房
- 初版発行日 : 1992(平成4)年12月3日
- サイズ : XHTML版 8.1 KB
- 補足
あくまで個人的な意見ですが,この文章を読んでいると,
夢野久作はアホやと思います.
2018.12.14 (金)
- きのこ会議 (夢野 久作 著)
きのこ達が集まって会議を開く話です.
- 初出 : 「九州日報」1922(大正11)年12月4日
- サイズ : XHTML版 4.9 KB
- 補足
どちらかというと,別ペンネーム
「土原 耕作」 の「ペンとインキ」みたいな
テイストですね.つまり,イソップ寓話みたいな.
2018.12.14 (金)
- 黒白ストーリー (夢野 久作 著)
黒白ストーリー (夢野 久作 著)
三平はふと耳を澄ました。材木の間から向うをのぞいたが、忽ち眼を丸くして舌をダラリと出した。
インバネスに中折れの苦味走った男と下町風のハイカラな娘が材木の積み重なった間で話しをしている。
次の比較的短い3つのお話が入った作品です.
- 材木の間から
これはストーリーは本質的に
芝居狂冒険
と同じですね.2019.01.05 (土)
- 光明か暗黒か
- なまけものの恋
- 初出: 「黒白」1925(大正14)年5月号~9月号
- サイズ : XHTML版 70.9 KB
- 補足
2018.12.23 (日)
- 猿小僧 (夢野 久作 著)
猿小僧 (夢野 久作 著)
特に不気味な物語ということはないです.普通に読めます.
- 初出: 「九州日報」1920(大正9)年1月
- サイズ : XHTML版 21.2 KB
- 補足
2018.12.23 (日)
- 衝突心理 (夢野 久作 著)
- 底本: 夢野久作全集10, ちくま文庫、筑摩書房
- 初版発行日 : 1992(平成4)年10月22日
- サイズ : XHTML版 22.9 KB
- 補足
運転席からの光景をきちんと描こうかと思ったけど,これでいいや.
トラックの衝突のお話です.
2018.12.06 (木)
- スランプ (夢野 久作 著)
スランプ (夢野 久作 著)
私はスランプに陥った経験がまだ一度もないのですが,
今回はひどいスランプに陥ってしまったのです.
俳句ならいくらでも出てくるのですが,
ほら,
「スランプや,ああスランプや,スランプや」
みたいなお話です.
- 底本: 夢野久作全集11, ちくま文庫、筑摩書房
- 初版発行日 : 1992(平成4)年12月3日
- サイズ : XHTML版 9.5 KB
- 補足
2018.12.14 (金)
- 狸と与太郎 (夢野 久作 著)
- 初出: 「九州日報」1923(大正12)年11月21日
- サイズ : XHTML版 2.7 KB
- 補足
2018.12.23 (日)
- 探偵小説の正体 (夢野 久作 著)
- 底本: 夢野久作全集11, ちくま文庫、筑摩書房
- 初版発行日 : 1992(平成4)年12月3日
- サイズ : XHTML版 10.6 KB
- 補足
きっと,夢野久作は,探偵小説を書くのが大変だったんでしょうね.
2018.12.06 (木)
- ナンセンス (夢野 久作 著)
ナンセンス (夢野 久作 著)
自分の探偵趣味とか猟奇趣味に対して,その正体を論理的に考察したものです.
- 底本: 夢野久作全集11, ちくま文庫、筑摩書房
- 初版発行日 : 1992(平成4)年12月3日
- サイズ : XHTML版 5.8 KB
- 補足
2018.12.14 (金)
- 鼻の表現 (夢野 久作 著)
鼻の表現 (夢野 久作 著)
- はしがき
- 懐疑と解釈のいろいろ
鼻の使命とは?
- 鼻の静的表現
方向と位置と, その恰好と人物, 鼻と諦め
- 鼻の動的表現
動的表現能力, 古人の研究, 意志、感情、性格, 馬鹿囃子, 本来無表現, 鼻の審判, 権威と使命, 無意識の表現, 全霊の真相, 表現の受け渡し, 鼻と実社会
- 悪魔式鼻の表現
悪魔の鼻, 名優の鼻, 実在する悪魔, 毒婦、色魔、悪党, 横着政治家, 正表現、邪表現, 何となき疑い, 記憶と鼻, 偽表現の影響, 馬鹿にされる, 貞操と鼻, 記憶と鼻, 鼻と文化生活
- 運命と鼻の表現
輪廻転生, スフィンクス, クレオパトラ, 人類史と謎語, 万有進化と鼻, 呪われた鼻, 鉱物式や植物、動物式の性格, 無限大の呪い
- 底本: 夢野久作全集11, ちくま文庫、筑摩書房
- 初版発行日 : 1992(平成4)年12月3日
- サイズ : XHTML版 194.4 KB
- 補足
2018.12.15 (金)
- ビール会社征伐 (夢野 久作 著)
ビール会社征伐 (夢野 久作 著)
仲間と一緒にビール会社を征伐に行ったお話です.
- 初出: 「モダン日本 6巻8号」1935(昭和10)年8月
- サイズ : XHTML版 9.1 KB
- 補足
2018.12.23 (日)
- 奇妙な遠眼鏡 (夢野 久作 著)
- 初出: 「九州日報」1925(大正14)年9月
- サイズ : XHTML版 20.0 KB
- 補足
2018.12.22 (土)
- 私の好きな読みもの (夢野 久作 著)
私の好きな読みもの (夢野 久作 著)
作品の内容を,こうまとめてしまうと身も蓋もないのだが
ということらしい.理由は本文を読んで下さい.
- 底本: 夢野久作全集11, ちくま文庫、筑摩書房
- 初版発行日 : 1992(平成4)年12月3日
- サイズ : XHTML版 5.6 KB
- 補足
2018.12.22 (土)
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ら行
- 蘭 郁二郎 (らん いくじろう)
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小説家,SF作家,推理作家
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- 火星の魔術師 (蘭 郁二郎 著)
火星の魔術師 (蘭 郁二郎 著)
・・・
「うん、そしてこんなことも考えられるんだ、――地球の人間は、動物が進化してここまで来た、しかし火星の人間は、動物ではなくて、植物が進化して我々よりももっともっと進化した火星人になっているかも知れない、とね」
...
- 初出 : 「ユーモアクラブ」1941(昭和16)年5月
- サイズ : XHTML版 27.8 KB
- 補足
2018.12.16 (日)
- 植物人間 (蘭 郁二郎 著)
植物人間 (蘭 郁二郎 著)
...
川島は、両肩に喰い込んで来るリュックサックを、時々ゆすり上げるようにしながら、舌打ちをまぜて歩いていた。どうやら道を間違えてしまったらしいのだ。
・・・
- 初出 : 「オール読物」1940(昭和15)年11月号
- サイズ : XHTML版 32.1 KB
- 補足
2018.12.16 (日)
- 睡魔 (蘭 郁二郎 著)
睡魔 (蘭 郁二郎 著)
帝都では原因不明の「眠り病」の爆発的な発病が続いている.
この対策に携わっている村田は,とあるバーで古い友人の
喜村に会い,彼が今は犬の飼育や訓練をしていることを知る.
このときを境に事態は意外な急展開を見せていく.
- 初出 : 「ユーモアクラブ」1940(昭和15)年2月
- サイズ : XHTML版 29.7 KB
- 補足
2018.12.23 (日)
- 白金神経の少女 (蘭 郁二郎 著)
白金神経の少女 (蘭 郁二郎 著)
私は偶然入ったオパールという名前のバーで,ある老人から「恋愛電気学」の講釈を
受けることになる.
恋愛現象を電気現象と見て、電気の方から考えれば、
数学的に一目瞭然たる結果が出て来るんですよ
- 初出 : 「奇譚」1939(昭和14)年8月
- サイズ : XHTML版 31.8 KB
- 補足
2018.12.20 (木)
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わ行
- 和辻 哲郎 (わつじ てつろう)
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哲学者,倫理学者,文化史家,日本思想史家
- 孔子 (和辻 哲郎 著)
孔子 (和辻 哲郎 著)
わが国では,釈迦、孔子、ソクラテス、イエスの四人をあげて
世界の四聖と呼ぶそうです.和辻氏は,これを,西洋にのみ
偏らずに世界の文化を
広く見渡すという態度で,インド文化を釈迦で、シナ文化を
孔子で、ギリシア文化をソクラテスで、またヨーロッパを
征服したユダヤ文化をイエスで代表させたのだろうと言っています.
その上で,これら四人,もちろん,本テキストの主人公の孔子も
人類の教師と考えて,論を進めています.
- 序
- 再版序
- 人類の教師
- 人類の教師の伝記
- 『論語』の原典批判
- 孔子の伝記および語録の特徴
- 付録 武内博士の『論語之研究』
- 底本 : 孔子,岩波文庫、岩波書店
- 初出 : 1988(昭和63)年12月16日
- サイズ : XHTML版 238.8 KB
- 補足
2018.12.17 (月)
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自分が青空文庫をブラウジングしながら目についたものを挙げていますので
列挙性や客観的な基準はありません.
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政治学入門 by 矢部貞治
- 初出:「政治学入門」アテネ新書、弘文堂、1951(昭和26)年5月
- ファイルサイス:129.9 KB (XHTML 版)
- 内容
- はしがき
- 序言
- 一 政治の意味と本質
- 二 国家
- 三 政治と人間性
- 四 政治闘争の要因及び手段と統合の態様
- 五 政治の社会的基礎
- 補足
2018.11.30
- 石原 純
青空文庫の該当項目へへ
子供向けの科学者の伝記を多く書いている.
2018年12月1日時点で青空文庫に納められているのは,つぎのテキストです.
- キュリー夫人 (18.5 KB XHTML)
- グレゴール・メンデル (17.2 KB XHTML)
- ジェームズ・ワット (17.1 KB XHTML)
- ニュートン (14.4 KB XHTML)
- ヘルムホルツ (16.4 KB XHTML)
- マイケル・ファラデイ (16.2 KB XHTML)
- ラヴォアジエ (16.8 KB XHTML)
- ルイ・パストゥール (20.0 KB XHTML)
- ロード・ラザフォード (17.5 KB XHTML)
- 相対性理論 (31.2.5 KB XHTML)
これは伝記ではなく,アインシュタインの相対性理論の翻訳.
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老人退場説 (山浦 貫一 著)
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二葉亭四迷の一生 (内田 魯庵 著)
- 初出: 「二葉亭四迷」1909(明治42)年8月1日号
- ファイルサイズ: 195.4 KB (XHTML)
- 補足:
なぜ気になるかと言うと,単に二葉亭四迷を上で紹介したので,その人の
一生も気になっただけです.2018.12.10 (月)
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海島冒険奇譚 海底軍艦 (押川 春浪 著)
- 底本: 海島冐險奇譚 海底軍艦,名著復刻日本児童文学館、ほるぷ出版
- 初版発行日: 1975(昭和50)年10月
- ファイルサイズ: 2220.7 KB (XHTML)
- 補足:
東宝映画『海底軍艦』も本作を原作としているらしいです.
でも,あれは時代の設定が太平洋戦争の後だったので,
インスパイヤされただけと
いうことでしょうか.内容はまったく違うみたいですし.
2018.12.10 (月)
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押しかけ女房 (伊藤 永之介 著)
なんとなく.「ゴジラ一本木町を急襲す 新警察日記」も入力中とのこと.
どんな話だろう? 2018.12.12 (水)
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竹久 夢二
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田中 貢太郎
作品は紀行文・随想、情話物、怪談・奇談などからなり、代表作には『田中貢太郎見聞録』『旋風時代』『日本怪談全集』『支那怪談全集』など
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津田 左右吉
日本歴史の研究に於ける科学的態度, 芸術と国民性, 神代史の研究法
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武田 祐吉
古事記の現代語訳,解説など.古事記がこれだけ読みやすくなっているとは
知りませんでした.そのうち.2018.12.15 (土)
-
田中 貢太郎
紀行文・随想、情話物、怪談・奇談など多数.2018.12.15 (土)
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比較神話学 (高木 敏雄 著) 500.5 KB
- 第壱章 総説
神話学の概念及び其由来,
比較神話学説,
比較神話学の方法及神話の種類
- 第弐章 天然神話
+第一節 太陽神話
+第二節 天然物素諸神
+第三節 天地開闢神話
- 第参章 人文神話
+第一節 罪悪の神話的説明
+第二節 人文神話
+第三節 死と火との起源
- 第四章 洪水神話
+第一節 支那洪水神話の英雄
+第二節 洪水説話の比較
- 第五章 英雄神話
+第一節 英雄成功神話
+第二節 勇者求婚説話
+第三節 怪物退治説話
+第四節[#「第四節」は底本では「第四章」] 動物説話
- 第六章 神婚神話
+第一節 神婚神話
+第二節 白鳥処女説話
+第三節 仙郷淹留説話
2018.12.15 (土)
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小出 楢重 著
油絵新技法 (小出 楢重 著) 184.3 KB
めでたき風景 (小出 楢重 著) 184.3 KB
2018.12.15 (土)
- 下村 湖人
現代訳論語,
青年の思索のために
2018.12.17 (月)
- 鈴木 三重吉
古事記物語, その他多数の童話
2018.12.17 (月)
- スティーブンソン ロバート・ルイス
宝島, ほか
2018.12.17 (月)
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法句経
仏教の古いお経で,後期の仏教経典にように,あまり,所謂,大乗仏教のように
へんな色がついていないので,もとの考えに近い教えを
参照するのに良いのではないだろうか.
2018.12.17 (月)
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無人島に生きる十六人
明治時代に実際にあった遭難事件を元に書かれたらしい.どうも,面白いらしい.
2018.12.17 (月)
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言文一致 (水野 葉舟)
二葉亭四迷,山田美妙など言文一致の経緯.
2018.12.17 (月)
- 海野 十三 覚書
- 海野十三氏の弁 ... 十三の道楽について (4.0 KB XHTML)
- 江戸推理川柳抄 ... 推理川柳 (6.9KB XHTML)
- 探偵会話 下駄を探せ ... 短い推理(7.9 KB XHTML)
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詩の原理 (萩原 朔太郎)
内容論と形式論,何やら結構な考察のような
2019.1.4 (金)
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国枝史郎のマイクロフォンほか
探偵小説関係の書評.読むものを決める参考に.
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マイクロフォン 一九三三年七月
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マイクロフォン 一九二七年五月
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マイクロフォン 一九二七年三月
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マイクロフォン 一九二八年一一月
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マイクロフォン 一九二八年二月
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マイクロフォン 一九二六年三月
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マイクロフォン 一九二六年一一月
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マイクロフォン 一九二六年二月
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マイクロフォン―雑感― 一九二五年一二月
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マイクロフォン―八月増刊『陰獣』を中心にして― 一九二八年一〇月
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大衆物寸観 1926(大正15)年1月6日
いま,多くのボランティアの活動のおかげで,インターネット上に
青空文庫をはじめとして,フリーに利用可能な多くの良質なテキストが
蓄積されている.状況的に考えればとても幸せな状況が生じているはず
なのだけど,正直に言うと,あまり読む気になれていない.夏目漱石や
芥川龍之介など,著名な作家の作品はタイトルを聞けばなんとなく
どんな作品か想像がつくのだが,それ以外はあまり想像がつかない.
また,基本的に著作権が切れた作品であり,古臭い感じがあるし,テキストばかりで
読むのが大変そうにみえる.「不思議の国のアリス」でアリスが冒頭で言ったとおり,
「絵も会話も無い本なんて云々」という感覚である.会話はあるとは思うけど.
よくよく考えると,自分自身,そこに蓄えられている文書に対する知識が
圧倒的に足りない.何を読んだら良いのか,自分にとって為になるのか
分からない.もしかしたら,どれを読んでもそれなりに得るものがあり,
為になるのかもしれないのではあるが.
そこで,今よりもう少し容易に,直観的に,楽しく,読むものをブラウジングする手段を
提供したり,選んだものを読みやすくする手段を考えたらどうだろう.
人にもよるらしいが,絵はある程度情報の取得を容易にし,かつ,短時間で行う手段と
なることが多い.そこで,ここでは蓄えられた文書に表紙や挿絵ライク(注1)なものを
付けることで,それらの絵を使ったブラウジングや文章の中に絵を埋め込むことによる
読書の容易化を考えてみる.
本来的には文章の中にも挿絵を挿入していき,読んでいく途中で何か現れる期待を
持たせたいのだが,著作権が切れたと言っても,著作者人格権は生きており,
同一性保持の権利との兼ね合いが私には分からないため,今のところ,この
ページのように文書データの外側に絵を用意するだけにした(注2).
このような多量の文書データの活用支援を考えるとき,色々な問題がでてくると思う.
例えば,すぐ上に書いた同一性保持権もそうだろう.こういう問題は一つずつ経験して
いき,それを解決していくことが大切だと思う.このページに目的は,下手な絵だが,
とりあえず,ある程度の数の文書に絵を付けてみて,文書活用支援に役に立つかどうか
考える材料にするということである(注3).
なお,ここで表紙ないし挿絵を付けるのに選んだテキストは著作権の切れたものに限った.
青空文庫には,翻訳などで著作権が切れていないが,翻訳者の承諾で収録されているものも
ある.これらについては私には扱いがよく分からない(個別かもしれない)ので,
ここでは取り上げなかった.また,選択の基準は,私の主観的な基準に寄っていて,
かなりあまり明確ではない.いくつか頭の中にあることを書いてみると,以下のようになる.
- あまりにも著名な作者/テキストは避けた
夏目漱石,芥川龍之介,太宰治,江戸川乱歩などの著名な著者の著名な
作品(「吾輩は猫である」など)は取り上げなかった.これは,だれでも
知っていて,あまり表紙や挿絵で読書へ誘導する必要のないと思ったからである.
- どちらかというと短い随筆が多いと思う.読んで絵を描く作業量が少なくて済む.
- 詩,俳句,短歌などは読者のイメージを壊してしまいそうなので控えた.
一方,童話などは描いたものもある.あまり,内容に踏み込まないようにして,
なんとなく,何のお話か分かる程度には描けたような気がしたので.SF に関しても
例えば,海野十三で,あまりネタ晴らしにならない程度に気を引く絵が描けそう
だったものは描いたものもある.
(注1)挿絵といっても,ここでは文章をかなり埋め込んだ,
絵付きのオチのある会話程度の絵の挿入を考えています.というか,私の
能力ではこれが精いっぱいです.
(注2)同一性保持権はこの場合文書の同一性なので,挿絵をつける行為は良いような
気はするが私は法律の専門家ではないので,今回は安全サイドに倒して,文書の外側,
つまり,このサイトに絵を載せて,文書自身はもとのサイト(青空文庫など)のものを
そのまま参照することにした.
(注3)文書データに表紙や挿絵を付けたいというのは,もともと,
私がそれらの絵を自動生成する技術を開発してみたいということがあった.
このことは,
-
本の表紙をデザインするページを作った
-
本の表紙を考える
でも書いた.また,大学の教員に応募を書いていた時代は,将来やってみたい
研究題材とも思って検討していたが,教員応募もやめたし,表紙や挿絵の生成技術と
いうテーマ自身は多くの人がやっていることなので,別段,秘匿にする必要も
ないと思って,公開しながらやることにした.ここでは,自動生成技術に
こだわるのではなく,まず,人手でやってみることを実験する.
使えるものを総動員してドイツ語単語を覚えるへ
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