使えるものを総動員してドイツ語単語を覚える (付録)

単語リスト

by Akihiko Koga
23th July 2020 (Update)
23th July 2020 (First)
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「使えるものを総動員してドイツ語単語を覚える」 いくつかのページに分散している ドイツ語単語をアルファベット順に集めてみました.グリム童話を読むときなど, 他の個所で説明した単語は載せていないので,ここを見ながら読むなどの使い方を想定しています.

とりあえず, 「使えるものを総動員してドイツ語単語を覚える」のページから単語を拾って, 並べましたが,順番の間違え等,まだあるかもしれません.もう一つ, グリム童話「ブレーメンの音楽師」を読むページを作りましたので,そこに載せた単語も 追々,こちらに載せていきます.

2020.07.23

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参考文献

    A

  1. ab adv. 離れて,去って (off), 英語の前綴りのabs- も同根. 「aber しかし」は ab の比較級から. 「Abend = m. 夕方」は太陽が去っていく(off)からなんでしょうかね (^^;). 「aus は out 」 の巻を参照.
  2. Abend m. 夕方.ab を参照.
  3. aber conj. しかし.ab(off) の比較級.
  4. ab|holen vt. とってくる,連れてくる.holen を 参照.
  5. ab|sprangen ← ab|springen vi. はずみをつけて飛び降りる,(ふたなどが)ぽんととれる.「ab- (off)」 + 「springen vi. 跳ねる」.
  6. alt a. old (英). 形が似ているのでこれ以上追及するのは無駄と思うかも しれませんが,al- の部分が「成長する」を表していて,それに過去分詞の 接尾辞 -t がついたものです.ここまで理解しておくと後で al- からの派生語が 現れたとき,記憶が確かになりますし,old が「歳を取った」という理由も納得が 行きます.
  7. an prep. adv. ~へ (to), ~で (at) 語源的には on と同根らしいけど,意味を取るときは to に 置き換えるのがよさそう. 「an|fahren = go to = 着く」. 「aus は out 」 の巻を参照.
  8. angelangt pp. ← 「an|langen vi. 到達する」.
    「langen vi. 届く,手をのばす,足りる」c.f. 「lang a. 長い. long (英) 長い」
  9. angst a. 不安な.先頭を大文字にして名詞 「Angst f. 不安」もありますね.
    「anxious (英) 心配して」と同語源です.eng- は「狭い」を表すとか.
  10. antwortete p. ← antworten vi 答える,返事をする.
    answer (英). antworten = ant (against/to) worten (word).
  11. anzurühren ← 「an|rühren vt. 手で触れる」. 「rühren vt. (手や足などを)動かす」.語源は分かりません.
  12. armen ← arm a. 貧しい,哀れな.ゲルマン語では共通した語 だが,英語だけはフランス語由来の poor を使っているとのこと. あまり,覚える役には立たないけど,関連知識として.

  13. p. ← 「essen vt. 食べる」
  14. auch adv. ~もまた,~でさえも.印欧祖語の語根「*auk- 増やす」. 「augment (英) 増やす」.
  15. auf prep. adv. ~の上へ (over, up) "au" は長い音で up と対応しにくいし,over は後ろに -er がついているのであまり対応しにくいですけど, とにかく up, over と覚えてしまいましょう. 「aus は out 」 の巻を参照
  16. aufmachte p. ← auf|machen vt. 開く,開封する.
  17. auf|weckte p. auf|wecken vt. 目を覚まさせる. 「wecken vt. (眠っている人を)起こす」は,「wachen vi. 目覚めている」の 使役形.「wake (英) 起こす」も同語源.
  18. Auge n. 目.g (独) ↔ y (英)で「eye (英)」 と 符合することに注意. 「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻 を参照.
  19. Augen Auge を参照.
  20. aus prep. adv. (中から)外へ (out). 「aus は out 」 の巻を参照.

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    B

  21. bald adv. まもなく,すぐに.「bold (英) 大胆な」と同語源.
  22. Bande pl. Band n. ひも,帯.「band (英) n. バンド,帯」.「binden vt. 結ぶ」.
  23. Becherlein 「Becher m. グラス」+ -lein.
    「bechern vi. 飲む」,「Becken n. 洗面器,ボール,プール,くぼ地」なので, 「B+母音+gの仲間」で,くぼ地か水関係か何かありそうな気はしますが, 今のところ分かりませんね.
  24. be- 接頭語.bei- の弱形.
  25. befahl ← befehlen vt. 命令する. もとは「委ねる」の意味だったらしい.後ろの部分は「fehlen vi. 欠けている」と 同じ形だが,これと同語源なのかどうかは私は分からない.ちなみに, 「fehlen vi. 欠けている」は,「falsch a. 間違った.false (英)」と同語源.
  26. bei prep.(3格) ~の近くに,~の周りに.
    by (英語), ambi- (ラテン語) の前半は um と同語源,後半はこのbei と同語源.
  27. beide a. 両方の.pron. 両方.「both (英) a. 両方の. pron. 両方」.
    記憶のためには「bi- 二つ」を思い浮かべても良いかもしれません.
  28. bespannt ← bespannen vt. 覆う,ひっぱる,馬などをつなぐ. 「spannen vt. 張る」.「span (英) vt. 張る,広がる」.
  29. betrübt pp. ← betrüben vt. 悲しませる.
    「trüben vt. 濁らせる.曇らせる」.betrüben は, 「目を涙でかすませる」といった感じの語なんでしょうね.語源小辞典には この原義は「沈殿物をかき混ぜる」とありますが,音が似た語に, 「Tropfen m. 滴」,「triefen vi. したたる」などがあります.こちらは 「drop (英) vi. したたる」と同語源のようです.「水」とか「涙」, 「しずく」などに関連して,すこしイメージの似た語 なのでまとめて覚えると良いかもしれません.
  30. Bettlein 「Bett n. ベッド」 + 「-lein (縮小語)」
  31. bis prep. ~までに.conj. ~するまでに.古ド bi ze = bei + zu (~のそばに)だそうです.
  32. Bißlein 「Bissen m. 一口」 + -lein = 一口の食べ物(一口の縮小語).
  33. bitterböse a. 激怒している.「bitter a. 苦い」 + 「böse a. 邪悪な,怒っている」. 「bitter a. 苦い」は,「bißen vt. 噛みつく」と同語源.原義は「かじるような」. 「bite (英) かじる」とも同語源.
    「böse a. 邪悪な,怒っている」は,「bad (英) a. 悪い」と同語源.「膨らんだ,腫れた」が原義.
  34. blieb (命令法) ← 「bleiben vi. 留まる,残る」.-leib- の 部分が「くっつく」という意味を持っていて,この意味が生まれたとか. -leib- の部分は,「Leber f. 肝臓」,「leben vi. 生きる」と同語源とのこと. まあ,「くっつく」部分はほっといて,「生きる leben」のは この世に「とどまる bleiben」くらいを思い浮かべていれば,多少, 記憶のネットワークは強化できるかもしれません.
  35. bösen ← böse a. 邪悪な,怒っている.bitterbösen の説明の böse を参照.
  36. bräche 接続法 II ← brechen vt. 折る.「break (英) vt. 壊す」
  37. brechen vt. 壊す (break).
    unterbrechen = break down = 妨げる,遮る zerbrechen = break away = 壊してしまう
  38. bringst ← bringen vt. 持ってくる.「bring (英)」
  39. Brunnen m. 泉.原義は「沸き立つもの」で, 「brauen (独) 醸造する」と同語源だそうです.R の「とんでも言語学」は まだやりませんでした.そのうちやろうかと思いますが,「醸造する」の 英語が brew (英) なので,まずは,それと連想させて覚えたらよいかと思います.

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    C

    まだありません.

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    D

  40. Dach n. 屋根.覆われたものかな.英国の首相に Thatcher という方がいましたが, これは「屋根をふく人」という意味ですね. 本論 「Doch (独) は though (英)」 の巻 を参照
  41. dachte ← denken vi. 考える.「think (英)」.
  42. dann adv. それから.「then (英) adv, それから」と同語源.
  43. davor da + vor = adv. その前で.
  44. Decke f. 覆い.
  45. decken vt. 覆う.
    dick (英語 thick (厚い)) から連想して! ついでに前綴り ent- 離す を付けた entdecken vt 発見する(discover = dis(away)-cover) も覚えておきましょう.この ent- (離す) はどこかでやる と思います.とりあえず,英語の anti- (アンチ)と同根と 思っておいてください. 「Doch (独) は though (英)」 の巻で説明した単語.
  46. dick a. thick (英).「Doch (独) は though (英)」 の巻で説明した単語.
  47. dicht a. 密な -t は過去分詞的な意味を加えます. thick されたというような感じでしょうか.また,-t はそれがつけられた 単語を名詞化する場合もあります.どちらにしても,その前の単語は t に つられて無声化したり,破裂が不完全になることがあります.
    「Doch (独) は though (英)」 の巻で説明した単語.
  48. Diener m. 召使,しもべ.「dienen vi. 奉仕する」.すみません.由来は分かりません.
  49. doch adv. though (英). 本論 「Doch (独) は though (英)」 の巻 を参照
  50. draußen adv. 戸外で,外で.dr + 「außen adv. 外で」. 「außen adv. 外で」← 「aus prep. ~の中から(外へ)」.
    draußen ↔ drinnen
  51. dünn a. 薄い.thin(英).
    dick(厚い) とdünn(薄い) は語尾の関係が max(大きい) <->min(小さい) のような音の関係になっていますね.最後が n に変わって,その 直前の母音が少し変わるという意味で.「Doch (独) は though (英)」 の巻で説明した単語.
  52. dunklerdunkel a. 暗い.「dank (英) 湿った」と同語源.
  53. durch prep. ~を通って through(英). 英語では d の後の母音がありません.母音は変化しにくいという印象があるかもしれませんが, 結構変化しますし,弱くなると無くなることがあります. 本論 「Doch (独) は though (英)」 の巻 を参照.
  54. durchaus adv. 完全に.durch (through) + aus (out) = throughout.

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    E

  55. ein- ~の中へ (in, into)を表す接頭辞.なんでドイツ語で e がついて いるのか,あるいは英語で e がおちているのかは知りません.でも, 「e の違い だけ」 というのは記憶に残ると思います. 「ein|fahren = go in = (乗り物で) 入る,(乗り物に) 入る」, 「ein|drücken = press in = impress = 印象付ける」. 「aus は out 」 の巻を参照.
  56. ein Stück Wegs ある道のり
  57. Ecke f. 角(かど),隅.「edge (英) 刃,辺,角」.印欧祖語「*ak- 鋭い,尖った」
  58. Edelsteine m. 宝石.= edel(a. 高貴な) + Stein (stone (英) 石).
  59. eilte p. ← 「eilen vi. 急いでいく」. 語源小辞典には,印欧祖語 *ei の強調形との説明がありますが,まあ, そのまま覚える方がはやそうですね.
  60. einfältige a. お人好しな.ein (one) + fältig (...倍の)」. -fältig は数詞の後について,「...倍の」,「...重の」といった形容詞を作る. ウムラウトの付かないものは「faltig a. 多くの折り目のある」. 動詞は 「falten vt. 紙などを折る」.ラテン語で,このような意味のある語根に 「pli- 折る」がある.「complicated 複雑な」.
  61. einmal adv. 一度.「-mal (数詞につけて)回,倍」
  62. ein|schliefen p. ← ein|schlafen vi. 眠り込む.
  63. eisern a. 「鉄の」ですね.ドイツ語で鉄は Eisen n. なのに, なんで r が入っているか私にはよくわかりませんが,英語では iron で こっちに r が入っているので良いことにしましょうか.
  64. endlich adv. 遂に,「end (英) 終わり」
  65. entdecken vt. 発見する, ent- および decken を参照.
  66. ent- 分離を表す非分離の接頭辞 (anti-(against)/off). 後ろの音が f などで emp- の形になることもある.
    「entbinden = bind off = 解く,免除する」, 「Entbindung = f. 免除,解除」, 「Entshuldigen Sie! = ごめんなさい」(これは絵を描きましたのでそこで説明します). 「aus は out 」 の巻を参照.
  67. er-/ur- 結果,終着を表す接頭辞.ur- がアクセントを失ってできた形.aus と同根.
    ちなみに,集合論で,集合で無い要素のことをアトムという.このアトムのドイツ語対応語はUrelement = Ur-Element.「∈ を繰り返し取っていき,もう要素が取れなくなった究極の要素」のことか.
  68. erbarmen vt. 同情の気持ちを起こさせる.(再帰動詞で)同情する.
    語源小辞典にはありませんでしたので,私の覚え方の工夫を書きます. 「arm a. 貧しい」です.er + b(e)- + arm + en で,「(究極の貧乏状態に よって)同情の気持ちを起こさせる」というのはどうでしょう? er- は終着の意味を表す接頭辞でしたので「究極の」と置いてみました. 一応,そこの文章を取って来て訳しておきます.
    daß sich ein Stein erbarmen möchte
    石だって気の毒に思うくらいに
  69. erblickte p. ← 「erblicken vt. 見つける,発見する.みなす.」
    「blicken vi. 目を向ける」.「bl- 輝く」系統の語はユーロッパに多数. 「blanc (英) 白い.空白」,「bleench (英) 漂白する」, 「blue (英) 青(白)い」,「blind (英) (眩しくて)見えない」, 「black (英) 黒い(燃え尽きて炭になっただそうな)」,他多数.
    ドイツ語でもblicken に関係のある語が多いので,覚えておくと良い語. 「Blick m. 視線」,「Einblick m. 見ること,洞察」, 「Augenblick m. 一瞬 = Augen (目) + Blick」.「Auge n. 目」は, 母音は大分変っているのと g ↔ y で,見て取りにくいかも しれませんが,「eye (英) 目」と対応します.

    間違って二つ書いてました.少し内容が違うのでもう一つのも載せておきます.

    erblickteerblicken vt. みつける,発見する.
    blicken vi. 目を向ける,見る.語源小辞典には,look (英) と 同根と書いてある.英語で,b- が抜けたと思えば,それほど腹は立たないと思う.そういう例は,lucky (英) grücklich など多いので.

  70. Erde f. 地球,大地.「earch (英) 地球」と同語源.
  71. erhalten vt. (返事,称賛,非難などを) もらう,受ける.
    er- (結果,終着を表す接頭語) + halten (hold).er-, ur- はどちらも 結果,終着を表す接頭語です.数学の例で申し訳ないですが, ある特殊な集合論(New Foundation)で,Urelement = ur- + Element という のがありますが,これは集合から要素を取ってみて,それが集合だったら, またその要素をとって,これを続けて,要素の取れないものに到達した時, それを Urelement と言います.まあ,集合でない要素のことです.
  72. erlösen vt. 解放する,救済する,救う.「er (aus)」 + 「lösen vt. 剥がす」.「lose a. 緩い」.「loose (英) a. 緩い」を思い浮かべればよいですね.er- は「結果・終着」を表す前綴りなのですが,aus と同語源で, out (中から外へ)くらいに とらえておけばよいと思います.

  73. erlöst p. ← erlösenを参照.
  74. Erlösung f. 救出,救済.erlösenを参照.
  75. erst a. 最初の.adv. 最初に.「ehe conj. ~する前に」,「eher a. より早く」と同語源で,最上級.
  76. erzählte p. ← erzählen vt. 語って聞かせる,物語る.
    er- は非分離前綴り.「中から外へ」の意味がある(aus と似た意味).
    「zählen vt. 数える」.「tell (英) vt. 告げる」は,「数を言う」→ 「告げる」.「Zahl f. 数」.数学で整数の集合は Z ですね.

  77. essen vt 食べる.「eat (英)」

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    F

  78. fahren vi (乗り物に乗って)行く. 本論 「『フェリー(Fähre f)』は進む」の巻 を参照.
  79. Fähre f フェリー.
    本論 「『フェリー(Fähre f)』は進む」の巻 を参照.
  80. fast adv. ほとんど.「fest a. 固い,固定した」に対する副詞. 「fasten (英) vt. 固定する」.
  81. fern a. 遠い. 本論 「『フェリー(Fähre f)』は進む」の巻 を参照.
  82. fiel p. ← fallen vi. 落ちる. 「fall (英) 落ちる」
  83. fieng fing の間違い? fing ← fangen vt 捕らえる,捕獲する. ラテン語 「pangere 掴む」と同語源.
  84. Fingern pl. 「Finger m. 手の指」.「finger (英) n. 手の指」.
  85. folgtefolgen vi. ついて行く,従う.follow (英).
    nach|folgen = follow toward = 後を追ってついて行く.
  86. verschwand p. ← verschwinden vi. 見えなくなる,消える.
    ver + schwinden.「schwinden vi. 減少する,色があせる」.関係があるか どうかは分かりませんが,「(1)winden vi. 風が吹く」, 「(2)winden vi. 身をくねらせる,曲がりくねる, 巻き付ける(bind (英))」もあげておきましょう.
  87. Freude f. 喜び.「froh a. 嬉しい」の名詞形.-de は名詞を作る. froh の原義は,「元気な」みたいなので,「fr- 前へ」とイメージ的には 合ってると思います.

  88. fort a. 去って,なくなって. 本論 「『フェリー(Fähre f)』は進む」の巻 を参照.
  89. freundlichen ← freundlich a. 友好的な,親しい,親切な. 「Freund m. 友人」は「愛する」の現在分詞とのこと.「friend (英) n. 友人」
  90. Frosch m. frog, 蛙. Fro- ですから,如何にも「前に跳びそうな」語の形をしていますね.
  91. Fretsche n. Frosch の方言.
  92. früh a. 早い. 本論 「『フェリー(Fähre f)』は進む」の巻 を参照.
  93. Frühling m. 春(早い季節の意味らしい). 本論 「『フェリー(Fähre f)』は進む」の巻 を参照.
  94. führen vt. 導く(fahren の使役形). 本論 「『フェリー(Fähre f)』は進む」の巻 を参照.
  95. fürchtest ← fürchten vt. 恐れる.vi. 心配する.
    「frighten (英) 怖がらせる」.
  96. für prep. ~のために for(英). 本論 「『フェリー(Fähre f)』は進む」の巻 を参照.
  97. Fuße ← Fuß m. 足.「foot (英) 足」.印欧祖語「*ped-」 「pedal (英) ペダル」など,足は,この語源のものがヨーロッパの言語で広く普及.

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    G

  98. gähnen vi. あくびをする (yawn) .g (独) ↔ y (英) .
    これも ge- がついたものと思って,後ろの単語の姿を追うと, ahnen になりますが,これは「予感する」で,あまり,ge-が付いても 「あくび」とはつながりません.残念賞で,gähnen あくびをする, ahnen 予感する,を両方覚えてしまうというのもありかもしれません. 「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻 を参照.
  99. ganz a. 全部の.adv. まったく.語源不詳とのこと.
    「ガンツ(と)して」くらいでダジャレで覚えますかね.
  100. gar adv. 全然.
    語源小辞典によると,古期ドイツ語で 「garo (料理が)できあがって」. 印欧祖語の語根「*gwher- 熱い」に由来する動詞「料理する」の 過去分詞とか.それが何で「全然」になるんだか.
  101. garstiger ← 「garstig a. 汚らしい」.
    語源はわかりません.「gar adv. 全然」が「料理が出来上がって」という 意味から来ているらしく,それは「*gwher- 熱い」に由来 する動詞「料理する」の過去分詞からだそうです.もしかしたら, 熱を加えすぎて焦がしたのかもしれません.(^_^)
  102. gefahren pp. fahren vi. (乗って)行く.「『フェリー(Fähre f)』は進む」の巻を参照.
  103. gegessen pp. ← 「essen vt. 食べる」.「eat (英) vt. 食べる」
  104. geh ← gehen vi. 行く.「go (英) vi. 行く」
  105. gehalten pp. ← halten vt. 持っている,掴んでいる.「hold (英)」と同語源.
  106. geholfenhelfen vt 助ける. vi. 役に立つ,有効である.これは help からすぐですね. 「役に立つ,有効である」という意味は押さえておく必要がありそうですが.
  107. gekrochen pp. ← kriechen vi. 這う,這って進む.
    「crawl (英) 這う」,「creep (英) 這う」.英語のは, どちらも後ろが ch と別系統なのが気になりますが,とりあえず, 同語源みたいです.原義は曲げるだそうです.

  108. gelb a. 黄色い (yellow).g (独) ↔ y (英) .
    こじつけに聞こえるかもしれませんが,L の 光の意味ですね.lamp (英,ランプ)とかは -mp- は b と音は近いです. 後で,図を描きますが,m は b の「鼻音化」です.ge- の前綴りがついて いますので,「光った」という意味かもしれません. gold (英), Geld (独) も光るものですね. 「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻 を参照.
  109. Gemahl m. ご主人.会話では,Herr を冠する.ここでは「夫」.
    でも,なんで「夫」なんでしょうね. 「mahlen vt. (穀物などを)ひく,すりつぶす」だから, はっ!,もしかして「穀潰し(ごくつぶし)」?
    いや,でも,Ge- が ついているんで,奥さんに使い潰される人という意味かも. 結婚は奥が深いですね.

  110. geradezu adv. まさしく.gerade + zu.「gerade (独) a. まっすぐな, adv. ちょうど(just).」は,rade- の部分は「数」(rational number)の意. 「rasch (独) 迅速な」,「rash (英) 性急な」,「rather (英) むしろ」と 同根とのこと.私的には 「radiate 放射する」が過去分詞になって,それに zu が付いたくらいの連想もあり得るかなと思います.まあ,gerade は just と 訳すとぴったりくるような.

  111. gerne 「gern[e] adv. 喜んで」.もともと「熱心な」という意味の語. 同語源の語に「Gier f. 激しい欲望,渇望 」,「begehren vt. 切願する」などがある.
  112. gerudert pp. ← rudern vt. (ボートを)漕ぐ.
    Ruder n. オール.舵を取る. 「rudder (英語) かい,オール」. 「Riemen2 m. かい,オール」.ただし,Riemen には, 「Riemen1 m. ひも,皮ひも,バンド」もある.
  113. Geselle m. 職人.若い衆.友達.
    「同じ広間(Saal m. 広間,ホール)の者」から来ているらしい. 「Saal」 は 「salon (英)」を想像すれば覚えやすいでしょう.また, 「Gesellschaft f. 社会,利益社会」も一緒に覚えておくと記憶の ネットワークが出来てよいかもしれません.-schaft は,英語でいうと shaped で,つまり「形作られた」という接尾語です.
  114. gesetzt pp. ← setzen vt. 置く,座らせる.「set (英) 置く」
  115. Gesicht n. 顔,顔立ち.ge + sehen の過去分詞 = 見られるもの = 顔
  116. gestern adv. 昨日 (yesterday).g (独) ↔ y (英) .
    gestern の後ろの部分は Stern m 星 ですが,もともと恒星は「動かない」「固定した」とか いう意味の語から来ているので,ge- を付けて,昨日に確定した と言っているのかもしれません. 「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻 を参照.
  117. getraute p. getrauen v (sich) あえて~する.「trauen vi. 信用する」は,「true (英) a 真実の」と同語源.
  118. gewaltig a. 激しい.巨大な.← 「Gewalt f. 暴力」. これは「walten vi. ちからなどが働いている,作用している」. まあ,歳よりは「ゲバ ... 過激な学生の闘争」,「ゲバ棒」などから 「Gewalt f. 暴力」は連想しやすいですよね.
  119. gibst ← geben.
  120. gieng ging p. ← 「gehen vi. 行く」.
  121. giengen gingen p. ← gehen vi. 行く.
  122. glänzen a. なめらかな,平らな,つるつるした. 「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻を参照.
  123. glatt a. なめらかな,平らな,つるつるした. 「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻を参照.
  124. Gleichen pl. 同類 ← gleich a. 同じ.「like (英) 似ている. 英語で先頭の g の脱落.k ↔ ch」.
  125. Glück n. 幸運,幸福.「lucky (英) a. 幸運な」. 「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻を参照.
  126. glücklich a. 幸運な,幸福な.「lucky (英) a. 幸運な」. 「glucklich ↔ lucky (英)」や「gleich ↔ like (英)」などのように 英語で先頭の g が落ちることはよくあります. 「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻を参照.
  127. Gras n. 草.「grass (英) n. 草」
  128. großen ← groß a. 大きい. 語源小辞典には明確に書いてありませんでしたが, 「gross (英) a. 全体の,大きい」,「grow (英) vi. 成長する」とも関係があるかも しれませんね.イメージ的には一致するんで方便として, 一緒に覚えておくとよいかもしれません.
  129. großergroß a. 大きい.英語の grow, great, grandと同語源.
  130. Grund m. 土地,地面,基礎,底.ground (英).ゲルマン語特有の語とか.

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    H

  131. Halse ← Hals m. 首.「collar (英) 襟」 . 印欧祖語「*kwel- 回す」
  132. Händchen n. 小さい手.-chen 縮小語尾.小ささ,愛らしさ,親しみの意味を追加.
  133. hastig a. 急いだ.「haste (英) n. 急ぎ」.
  134. häßlichen a. 醜い.「Haß m 憎悪,敵意」=「hate (英) 憎悪」.動詞は「hassen vt. 憎む,嫌う」.ここらあたりは何か深いところでつながっている単語が多そうですね.
  135. heb「heben vt. 持ち上げる」
  136. heiß a. 熱い,暑い.母音が大分違いますが hot (英) と同語源です. 後ろの,ß と t の違いは第二次子音推移の t→ss と符合しますね.
  137. herauf 向こうの(下方から)こちらの(上方)へ.her (to here) + auf (over)
  138. heraufgeholt pp. herauf|holen.「holen vt. 取りに行く,連れに行く(get)」
  139. heraufholen herauf|holen = herauf (up from there) + holen (行って取って来る)
    「holen (独) vt. 行って取って来る」は,「haler (仏) 船を岸に引く」, 「hale (英) vt. 引っ張る」に借用.
  140. Herr m. 主人.「hoar (英) a. 白髪の,年とった」と同語源で 「神々しい,白髪の」とのこと.
  141. Herz n. 心臓.「heart (英) 心臓」.
    印欧祖語 「*kerd- 心臓」.ヨーロッパでは広く共通している.
  142. Hexe f. 魔女.「hag (英) n. 鬼婆」.ある複合語の前半だけが残って Hexe や hag になったみたいですが,その前半部分は,「木で囲まれた」みたいな 意味で,「hedge (英) 生垣」とも同語源です.なんか,うっそうとした木々に囲まれた ところに住んでいる人なんでしょうか.
  143. hinab adv. 下方へ.hinab- (分離前綴り)(あちらの)下方へ. hin(from here) + ab (off).
  144. hinaus adv. (中から)外へ.「hin- (話者から)あちらの方へ」. 「aus (独) = out (英)」.
  145. hinein adv. あちらの中へ.hin (there) + ein (in). 「hin (独) adv. あちらに,去って」は,「hier (独) ここに」, 「her (独) こちらに」と同根.
  146. hinten adv. 後方に.「hind (英) a. 後ろの,後部の」.「behind (英) prep. 後ろに」のbe-の後ろの 部分も同語源.これの前置詞は「hinter prep. ~の後ろに」.
  147. hinunter hin (from here) + unter (under)
  148. hob p. ← 「heben vt. 持ち上げる」.「heap (英) n. 積み重ね」.
  149. Hofleuten 「Hof m. 中庭,宮廷」 + 「Leute pl. 人々」 = 宮廷の人たち.」.
    「Hof m. 中庭,宮廷」の語源はよくわかりません.ゲルマン語特有の語だそうです.「Leute pl. 人々」は成長するという意味の語かららしいですが,記憶の核になるような語が ありませんから,「ルターの偉業に人々がおどロイテ,口々に賞賛した」くらいで覚えましょうか.(^_^).あと,ロイターというのはドイツ系のよくある姓のようです.ロイター通信社とか.
  150. Höhe f. 高さ.「hoch (独) 高い」 から.音から考えると, 「h 母音 g-」で持ち上げるというような単語が見つかりそうですね. 「Hügel m. 丘(hill)」,「huge (英語) 大きい」が見つかりますが, 語源的な関連がある語かどうかは分かりません.
  151. holen vt. 取りに行く,連れに行く(get)
    「hale (英)引き寄せる」
  152. hörte p. ← 「hören vt. 聞こえる,耳に入る」.
    「hear (英) 聞く」.
  153. hüpfte p. füpfen vi. ぴょんぴょん跳ねる. 残念ながらこれの語源はしりません.

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    I

  154. immer adv. いつも.「immer adv. いつも変わらずに,常に」は, 意味的には je と mehr の古い形の語がくっついた形らしいです.

    je (つねに) + mehr (より多く)とか.

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    J

  155. Ja adv. yes.j (独) ↔ y (英) 「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻を参照.
  156. Jahr n. year.j (独) ↔ y (英) 「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻を参照.
  157. jedes (男性および中性の2格)← 「jeder pron. 各々」. 語の成り立ちとしては,「je (常に) + weder (二つの中の1つ)」の 形とのこと.古い時代のドイツ語なので,それぞれの形は正確ではないが.
  158. jemand pron. (誰か)ある人.古ドイツ語 io(常に) + man (人).-d は後期になって付いた.
  159. Jung a. young.j (独) ↔ y (英) 「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻を参照.
  160. jüngste (最上級) ← jüng a. 若い.「young (英) a. 若い」
  161. Jugend f. youth.(どちらも Ju-, you- の直後に n は ないことに注意).j (独) ↔ y (英) 「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻を参照.

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    K

  162. kalten ← 「a. 寒い,冷たい」.「cold (英) a. 寒い,冷たい」
  163. Kämmerlein 「Kammer f. 小部屋」+ 「-lein (縮小語)」
  164. kaufen vt. 買う (buy).「買うふぇん」?.子音の並びは,capture を 思い起こさせる.
    ein|kaufen = buy in = 買い入れる. verkaufen = buy forward = 売る .
  165. kein pron. 一つもない.nih (否定) + ein.
  166. keines ← kein pron. 一つもない.nih (否定) + ein.
  167. Ketten pl. ← Kette f. 鎖,チェイン.ラテン語より.「chain (英) n. チェイン」も同語源らしいが後ろの部分がかなり違っている.
  168. Kind n. こども.「Kindergarten (独) 幼稚園」, 「Kinderbuch (独) 絵本」とかいうドイツ語が日本語化していますので 覚えやすいと思います.これは König のときに説明した *gene- と同語源です.
  169. klagteklagen vi. (苦痛,苦悩を) 嘆き訴える.
    「Klage f 嘆き,悲嘆[の声]」からだとか.で,語源小辞典によると Klage は擬音語起源と書いてあるが,これも私はあまり納得できない. 西洋の言葉はあまり擬音説に頼りたくないのだ. 私の とんでも語源学では L は,「光り輝く」の 聴覚的な拡張で,「音が響く」という意味もあるので,前に,ge- が ついてしっかり訴えている とか,あるいは,「置くの L」 で,置かれてしまって不満が出ている状態とか こじつけは結構ありそうな気がする.でも,なんとか強烈なイメージで この単語を覚えないと行けないとすれば,「クラーゲが悲嘆している」とか どうだろうか?

  170. Kleider pl. Kleid n. 婦人服,ドレス,衣服,制服. 「cloth (英) 服」に対応.子音の対応は最初の方に勉強した通りです. 原義は,服を粘土(Kley = clay (英))でなめしたものらしい.
  171. klopfte p. klopfen vi. ノックする.擬音らしい.
  172. König m. king とは,母音が大分違いますけど,同語源の語です. kin が同じ血族という意味です.印欧祖語の *gene- が「生を与える」という意味だとか. 数学が好きな人には ケーニッヒのレンマ(The lemma of König)とか Königberg の 橋とかでなじみが深い単語かもしれません.
  173. Königssohn Königs + 「Sohn m. 息子」 = 王子.「son (英) n. 息子」
  174. Kopf m 頭.「capital (英) 首都,大文字」, 「captain (英) 船長,指揮官」と同語源の語です. 英語は,頭は head を使っていますが,ヨーロッパでは cap- 系統の語を使っている国が多いです.

    もともと,「cup (英) 盃」と同語源の語だが,16世紀に 元の語(で,今も)の 「Haupt n 頭」の代わりに用いられるようになったとのこと. んー? 字面を見ると,どちらも同語源の語じゃないかな? ちなみに, いま,辞書を引いている最中に「Haube f (婦人用の)ずきん」を見つけました. これも同語源の語ですね(きっと).グリム童話の赤ずきんちゃんは Rotkäppchen で,Haube ではありませんが,käppchen も同語源の語ですね.英語の capture (捕まえる)も同語源です.

  175. krachte p. &learr; krachen vi. すさまじい音を立てて割れる,崩れる. 「crack (英) n. 裂け目、割れ目,ひび」
  176. Kräften pl. ← Kraft f. 力.「craft (英)n 技巧」と同語源.
  177. Krone f. 冠,王冠. 「crown(英)」
  178. Kugel f. まり,球.語源は「*geu- 曲げる」からだそうだが, 連想に必要な関連語の数が少ないのであまり役にたたない.これは このまま覚えた方がよさそうです.
  179. kühl a. 涼しい,冷たい.kool (英).印欧祖語の語根 「*gel- 凍る,寒い」.「kalt (独) a. 冷たい」も同根.

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    L

  180. lagliegen vi 横たわる.legen の自動詞の対応語ですね. 以前, L で始まる語の大きな意味として「置く」があるという 怪しげな説を「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻で上げました.
  181. lang a. long (英)
  182. Langeweile f. 退屈.= lange (英 long) + weile (英 while)
  183. lassen aux. させる.vt. 放置する.「let (英) vt. させる」
  184. laufen vi. 走る.「leap (英) vi. 跳ねる」.
  185. laut a. 音の大きな,うるさい.「loud (英) a. 音の大きな」.
  186. lauterlaut a. 声(音)の大きい.loud (英).
    「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻で,L の主要な意味は, 「置く」,「流れる」,「光る,輝く」といいましたが,「(音が)響く」も 結構あるんですよね.一応,自分の中では「輝く」からの派生として 位置付けていますが.
  187. lebteleben vi. live
  188. legen vt. 置く.g (独) ↔ y (英).
    「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻を参照.
  189. leicht a. 軽い (light (英)) .ch (独) ↔ gh (英). 「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻を参照.
  190. licht a. 明るい (light (英)).ch (独) ↔ gh (英). 「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻を参照.
  191. leuchten vi. 光り輝く.ch (独) ↔ gh (英). 「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻を参照.
  192. lieber 「lieb a. 愛する,好きな」の比較級.adv. どちらかといえば,[よりも]むしろ~したい.「lief (英) 喜んで」「love (英) 愛」.
  193. lief p. laufen vi. 走る.
  194. Linde f. 菩提樹.一応,「lind (独) a. しなやかな」と同語源だそうです.

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    M

  195. mag 「mögen」の一人称. 「may (英)」.g ↔ y
  196. Marmortreppe = 「Marmor m. 大理石」+ 「Treppe f. 階段」.
    tr- は歩くこと,進むことに関係する語が多いですよね.
  197. Maul n. 口(くち).
    私には語源ははっきり分かりませんが,「mouth (英) くち」と関連して覚えるのが良いでしょうね.
  198. meinte p. ← meinen vt. ~という意見である.「mean (英) vt. 意味する」
  199. Menschen ← Mensch m. 人間.「man (英)」
  200. mit prep. ~と,~を使って (with)
    ちょっと苦しいかもしれませんが,「中間にあるもの = media, middle」の m と d(t) から連想しましょうか. ギリシャ語の 「meta 間に,一緒に」と同語源だそうです. 「Mitte (独) f. 中央」,「Mittel (独) n. 手段(-el は接尾語)」,ですから そう遠くないかもしれません.
    「mit|bringen = bring with = 持ってくる」, 「mit|nehmen = take with = 連れて行く」 nehmen= take は次の nach = toward と音が近いですね. 意味も何かへの接近を表しているので連想が利く範囲のところに ありそうです. 「aus は out 」 の巻を参照.
  201. möchte p. ← mögen aux. may (英).
    m-g は「力」を表す一連の語根がありますね.いつか整理しましょう. とりあえず,magic (英), max (英), mighty (英) などを挙げて おけば十分でしょうか.
  202. morgen adv. 明日.「Morgen m. 朝」の第3格.「morning (英) n. 朝」
  203. müde a. 疲れた.「mühen v. (sich) 苦心する,努力する」の 過去分詞から.「Mühe f. 骨折り」も同根.
  204. mußt ← müssen aux. ~ねばならない.「must (英) aux. ねばならない」

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    N

  205. nach prep. ~へ,~の後から(to, toward, after).
    next, neighbor と n + 母音 + gの類の音 という並びは同じですね. 「aus は out 」 の巻を参照.
  206. nachschrie p. ← nach (to) + schreien. 「schreien vi. 叫ぶ. cry (英) 叫ぶ」
  207. nahe a. 近い. prep. ... の近くへ. near (英).「nehmen 取る」とか 「nechst 次の」とか,「n + 母音 + gの仲間 は,なんとなく, 対象物への接近の感じがあります.neg- は否定なんですが,これも正面からの 接近と考えれば....まあ,こじつけですね.
  208. nahmnehmen
  209. näher (比較級) ← 「nah[e] a. 近い」.「nach prep. ~へ」と同語源.
  210. neben prep. ~の隣に.
    もともと,(i)neben ← in ebani 同じように,一緒に. ebani は 「eben 平らな,ちょうど,even (英)」と同語源.
    という語源なんですが,覚え方はどうしましょう.in eben とかを ぼんやり思い浮かべるくらいですかね.
  211. nehmen vt. 取る(take),古い英語には nimman (取る) があったらしいけど, take に追い出されたとか. 「よく使われる動詞(1)」の巻を参照.
    ab|nehmen = take off = 取り去る,脱ぐ an|nehmen = take to ~ = ~を受け取る auf|nehmen = take ip = 取り上げる,受け入れる teil|nehmen = take part = 参加する unter|nehmen = take under = 企てる zu|nehmen = take to = 増加する
  212. niemand pron. 誰も~ない.ni + je + man からだそうで. 「noman (英) 誰も~ない」と同じような作りですね.

  213. nimmermehr adv. 決して~しない.「nimmer adv. 決して~ない」 + 「mehr a. より多くの. adv. より以上の」.
    nimmer ← 「immer adv. いつも変わらずに,常に」は,je と mehr (の関連語)がくっついた形とか.ということは,nimmermehr の 後ろは,mehr mehr ですね.
    mehr は 「more (英) もっと沢山」を思い浮かべれば覚えやすいですね.
  214. noch adv. まだ.語源小辞典には 「nun (今) + h」 だとか書いてある. で,nun には13世紀から -n が付くようになったのでそれ以前は nu だとか.
  215. Noth Not f. 困窮,必要.「need (英) 必要」.Not と need は 母音が変わっているので,なかなか 同語源と見抜けませんね.Not が英語の not と 同じ綴りなのも対比を難しくしている原因でしょう.
  216. nun adv. 今(now (英)).さきに,noch のところで,nu に形成素の -n が付いたと言いました.印欧祖語で「*nu- 新しい」
  217. nur adv. ただ~だけ.古独 niwäre = ni + wäre = ...が無ければ

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    O

  218. oben adv. 上に.「ob prep. ~の上のほうに」,「offen a. 開いた」, 「über prep. ~の上方で」なども同語源.
  219. oder conj. または.or (英).古ドでは odo. これに他の似た ような種類の単語との類似で -r がついたとのこと.
  220. öffnete p. ← 「öffnen vt. 開ける」. 「open (英) vt. 開ける」
  221. oft adv. often (英).英語も oft という形があったみたい.英語の オンライン英語語源辞典には語源不詳と書いてある.

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    P

  222. packte p. ← 「packen vt. 詰める,しまう,くるむ」. 「pack (英)」
  223. Perlen pl. Perle f. 真珠.「pearl (英)」
  224. Pferden ← Pferd n. 馬.ラテン語からだが,ちょっと 記憶の助けになりそうな話題を思いつかない.
  225. plitsch platsch ピチパチャ.擬音でしょうね.

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    Q

  226. quackt ← quaken vi. (カエルが)クワクワと鳴く.これは擬音からだと思います.

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    R

  227. Rand m. へり,ふち,周辺部.「Rahmen (独) m 枠」と同じ語根 *rem- からとのこと.
  228. Rath Rat m. 助言.「動詞 raten (独) vt. 忠告する」から. 「read (英)」. 原義は「配慮する」.英語にも「rede vt. 忠告する」が あるみたい.語源小辞典には,明確に書いては無かったけど, 「rationale (英) n. 合理性」とかと関係あるみたい.オンライン 英語語源辞典にはどちらも印欧祖語の語根「*re- "to reason, count")」から と書いてあるので.
  229. recht a. 右の,正しい,ちょうど.right (英).
    これは英語の単語を覚えるときさんざんやる reg- の語根と同じですね. reg- は印欧語の全般に現れる「統治する」とか「征服する」とか 「平定する」という意味の語根です.結構,荒々しいイメージです. 「rich (英) 豊か」は征服者の富の状態ですね. ものすごく沢山関連語がありますので,もし,ご存知なければ, 英語の語源関係の本を調べるか, オンライン英語語源辞典で right を調べて,そこから関連語を探して見ると 良いと思います.ここでも項目を起こしてやるかもしれません.
  230. Reich n. 帝国,領域.「reich a. 裕福な」も同語源. 語根「reg- 支配する」から.これと同語源のものは, 英語にも,region, rich, regulation, right など多数.
  231. reinen ← 「rein a. 清らかな,純粋な」.原義は「ふるいにかけられた」.
  232. rief p. ← rufen vi. vt. 叫ぶ,呼ぶ.
    語源小辞典では「Ruhm m. 名声」と同根とのこと.擬音語起源か?と 書いてあります.まあ,記憶のためには, 語源的なつながりがあるかどうかは別として, 「rumor (英) うわさ」から連想すればよいでしょうか.また, 「Beruf m. 職業」というドイツ語の名前をつけたリクルート社の 就職情報の雑誌がありましたから,そこから覚えてもよいですね. この単語は神から人間への呼びかけの意味でルターにより,ラテン語からの 翻訳の時に作られた造語みたいです.
  233. Riese m. 巨人,大男.
    語源はよくわかりませんが,「rise (英) 立つ」くらいから連想させると 覚えやすいかもしれません.
  234. rollte p. ← rollen vi. 転がる,回転しながら進む.roll (英).
  235. Ruhe f. 休息.「Rast f. 休息」とも同根.「rest (英) n. 休息」.

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    S

  236. sagen vi. 言う.「say (英)」.g (独) ↔ y (英).
    「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻を参照.
  237. sagte p. ← sagen vi. 言う.「say (英)」.
  238. sah p. ← sehen vt. 見る.see (英).ゲルマン語特有. オンライン英語語源辞典で see を調べると,*sekw- (1) "to follow" と 書いてあります.sequel 参照だそうです.ということは,se-の後ろに g の 仲間があった形の可能性があるということですね(sehen の h が単に長音の 記号なのかどうか).
  239. sank p. ← sinken vi. 沈む.使役形は senken.
    「sink (英) vi. 沈む」.
  240. saß p. sitzen vi. 座っている.sit (英).
  241. satt a. 満腹の.「satisfy (英) vt. 満足させる」と同語源.
  242. schaffen vt. 創造する,生み出す,創作する. 「shape (英) 形, 形作る」.ラテン語の 「scabere 削る」と同根. 「landscape (英) 風景」の -scape は,-ship の 意味で,shape を表します.
  243. schieb (命令法) ← 「schieben vt. 押す」.「shove (英) vi. 押しのける」.

  244. schienscheinen vi. 輝く.shine (英)
  245. schlafen vi. 眠る.sleep (英) .
  246. schlagen vt. 打つ,たたく,殴る.slay (英) .g (独) ↔ y (英). 「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻を参照.
  247. schließen vt. 閉じる.close (英). 本論 「Schließen」の巻 を参照.
  248. Schließlich adv 最後に.-lich は英語だと like です.「Algol-like な言語」などは計算機屋さんにはおなじみの用語ですね. ドイツ語の ch は k とかなり関係の深い音です.
  249. Schlosse ← Schloß n 錠,城.おー! でてきましたね. 本論で 一番最初に勉強した城ですね.close と同根ですが, 城(なまって,しゅろ)と覚えても良いかもしれません.

  250. schlug p. ← schlagen vt. 打つ,殴る,打ち負かす.
    前にやった L の怪しげな意味のところに出ましたね.
  251. Schluß m 終わり(close です). 本論 「Schliesen」の巻 を参照.
  252. Schlüssel m 鍵 (-el は道具の接尾語)
    本論 「Schliesen」の巻 を参照.
  253. Schmerzen pl. ← Schmerz m. 痛み.「smart (英) a. 気の利いた」 と同語源.smart の原義は,「苦しい,厳しい,鋭い痛みを生じる」といったものだったようです.印欧祖語「*mer- 傷つける」が想定されています.
  254. schön a. 美しい.shine (英語)
  255. schreistschreien vi. vt. 叫ぶ.うん,なんか「叫ぶ」が 続いているような.これが我々に一番なじみのある「叫ぶ」ですね. 「scream (英) 叫ぶ」,最初の s- が取れて,「cry (英) 叫ぶ」.s- は 要らないなら,「叫ぶ」の意味を支えている部分は,「-cr-」の部分で しょうかね.それで,-c- も接頭辞だったりすると,-r- の部分という ことになります.そうすると上の rufen に関係があるのかなという 勘ぐりが始まります.でも,-r- が「叫ぶ」だと 「rennen vi 走る」, 「run (英) 走る」はどうなるのだということになります.以上,とんでも 語源学の妄想でした.とにかく,ここは,scream (英)cry (英) としっかり結び付けて覚えましょう.

  256. schwätzt ← schätzen (南部)= schwatzen vi 楽しくお喋りをする.
    すみません.私には語源は分かりません.
  257. seiden a. 絹の.「Seide f. 絹」.8世紀ころのラテン語から らしい.「silk (英) 絹」とは別系統.
  258. selber pron. 自分(自身).self (英).selp (中期ドイツ語) の 強変化男性1格が固定化したものとのこと.
  259. setztesetzen vt. 座らせる.set (英).
  260. sies sie's = sie es
    "aber man sah wohl daß sies nicht gerne that"
    = "aber man sah wohl daß sie es nicht gerne tat"
    英語に逐語置き換えすると
    "but, man saw well that she it not willingly did"
  261. sitzen vi. 座っている.sit (英)
  262. sollte p. ← 「sollen aux. ~しなければならない」. 「shall (英)」.
  263. Sonne f 太陽 son (英) 語源小辞典には印欧祖語語根 *su に形成素 -n が ついたものとか書いてある.これと並んで -l という形成もあるとか. フランス語の Le soleil とかですかね.
  264. sondern conj. ~ではなくて.語源はよくわかりませんが, なんとなく,「ander a. もう一方の」に意味と音が似ているので, それに何かの s が付いたくらいの連想をしておくと良いかもしれません.

  265. Spielkamerad m. 遊び友達(の男の子)
    「Spiel n. 遊び」 + 「Kamerad m. 仲間」.「Kamera f. カメラ」が もともと「部屋」から来ているのですぐ上の 「Saal (広間)」→ 「Geselle (職人,友達)」と同じような作りの 語ですね.こちらはフランス語経由みたいです.

  266. Spielwerk = Spiel(play (英)) + Werk (work(英)) 遊び. 「Spiel n. 遊び(play) ← spielen vi」は,語源小辞典によると 語源不詳らしい.ゲルマン語でも,splielen は,play (英),lege (デンマーク), leke (ノルウェイ)と異なっていると書いてあるが,play の y を g と とると,l-g の部分は共通項のような((独)にはないが).
  267. sprang p. ← 「springen vi. 跳ぶ,跳躍する」.「spring (英) vi. 跳ぶ,跳ねる」.
  268. stand p. ← stehen vi. 立っている.「stand (英) vi. 立つ」
  269. steigen vi. 登る.「stay (英) g ↔ y」
    hinunter steigen で「潜る」でしょうね. 「よく使われる動詞(1)」の巻を参照.
  270. stellen vt. 立てる.印欧祖語「*stel- 立てる」.
    her|stellen = 製造する.vor|stellen = 紹介する.
  271. stellte p. stellen vt. 立てる.印欧祖語「*stel- 立てる」.
  272. still a. 静かな.「stellen (独) vt. 置く」,「Stall (独) m. うまや,家畜小屋」と同根とのこと.
  273. Stimme f. 声,(選挙の)票.
    語源小辞典に載ってないので,ちょっと不確定ですが,探りを入れてみましょう. オンライン英語語源辞典で 「stimulate (英) vt. 刺激する」を調べてみます. これは,行為を起こさせる何かの動作を表し, ラテン語の stimulare "prick(刺す), goad(ヤギ), urge(駆り立てる)," から来ているそうです.ということで,「声」でも そういうものの一つかなと思って覚えることにします.まったく, 世に流通している説ではありませんので,ご注意ください.
  274. Straußfedern 「Strauß m. ダチョウ」+ 「Feder f. 羽,羽毛 「fether (英) 羽」」. Strauß は,「ostrich (英) n. ダチョウ」と同語源らしい.
  275. streckte p. ← strecken vi. (体あるいは体の一部分を)まっすぐ伸ばす.
  276. suchen vt. 探す (seek, search).
    auf|suchen = search up = 訪れる untersuchen = search under = 調査する versuchen = search forward = 試す,やってみる
  277. Stück n. 断片,一部分.「stock (英) n. 在庫品、」
  278. Stuhl m. 椅子.「stool (英) 椅子,足台」. 印欧祖語で,「*sta- 立っている.(正確には a は上に飾りがついている)」だそうです.

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    T

  279. Tafel f. 板,表,食卓,テーブル.「table (英) テーブル」.
  280. Tal n. dale(英) 谷
    dale があまり馴染みのない単語だったりするので,これは独英両方 一度に覚えるのが良いのでしょう. 本論 「Doch (独) は though (英)」 の巻 を参照.
  281. taub a. 耳の聞こえない deaf(英).
    b と f が仲間であることも思い出しながら覚えます.
  282. tauchen vi. 潜る. duck(英).
    でもアヒル(duck)はドイツ語で Ente f. なんですよね. これはラテン語の anas (duck) と 同根らしいです.. 本論 「Doch (独) は though (英)」 の巻 を参照.
  283. tauchte ← tauchen vi. 潜る. 「Doch (独) は though (英)」 の巻のところで やりましたね.「duck (英) あひる」と同語源の語です.
  284. Teil m. 部分 deal(英), deal of たくさん.
    本論 「Doch (独) は though (英)」 の巻 を参照.
  285. Tellerlein Teller + -lein.「Teller m. 皿」はロマス語かららしい. 原義は肉を切り分けるための板とのこと.「切る」なんだけど,これは身近なところに うまい同語源の単語を見つけられないので,とりあえず,このまま覚えるしかないかな.
  286. that tat p. ← 「tun vt. する」.「do (英) vt. する」. 一瞬,英語の that と見間違えますね.
  287. Thür Tür. 本論 「Doch (独) は though (英)」 の巻 を参照.
  288. tief a. 深い. 本論 「Doch (独) は though (英)」 の巻 を参照.
  289. Tier n. 動物. dear(英語)しか. 本論 「Doch (独) は though (英)」 の巻 を参照.
  290. Tisch m. 机 desk(英).dish, disc (sch (ドイツ語)-sc(英語)の例). 本論 「Doch (独) は though (英)」 の巻 を参照.
  291. Tischlein n. 小型のテーブル.-lein は小さいものを表す接尾語.「Tisch m. 机」は Desk や Disc をイメージ.
  292. Töchter pl. ← Tochter f. daughter
  293. Tod m. 死. deth(英).
    本論 「Doch (独) は though (英)」 の巻 を参照.
  294. tot a. 死んだ. death(英.
    本論 「Doch (独) は though (英)」 の巻 を参照.
  295. Tor n. 門 door(英).
    through と作りと意味が似てますね.もっとも, 最後の-gh に対応する部分は Tor にも door にも ありませんので,似ているのは最初の2つの子音だけですけど. 本論 「Doch (独) は though (英)」 の巻 を参照.
  296. Tür f. 戸 door(英)
    through もこの類の語のような気がしますね(^_^). 本論 「Doch (独) は though (英)」 の巻 を参照.
  297. trage tragen vt. 持ち運ぶ.あれ,これは, zu|tragen ですでにやったのかな.もう一回やりますか.少し情報を加えて.

    同語源の単語に「draw (英) 引っ張る」があります.ちなみに,英語で,「d の仲間 r」の形でこのような 意味のある単語は数多く存在します.「腕をくいっとねじる様な動作」を伴う 行為を表す言葉が多いです.「throw (英) 投げる」,「drive (英) 駆動する」, 「drift (英) 漂流する」これは drive の過去分詞の形をしているので, 「強引に嵐などにdrive されたと」いう感じですかね.「trap (英) 罠にかけて 捕まえる」なんかも,「捕まえる」部分は draw のイメージがあります. 実は,先頭は 「d の仲間」にかぎりません.「scribe (英) 書く」も,もとは 引っかくという意味ですから,これも腕をくいっとねじる様な動作です. 実は「write (英) 書く」もそういう子音構成になっています.「grip (英) 握る」も そうですか.ここらあたりは, 私的には L の怪しげな意味のとんでも語源学に 続いて, R の怪しげな意味のとんでも語源 があるのですが, これはここに書くかどうかはまだ決めていません.こういうのはとにかく怪しいので 信頼性を低下する上にノウハウの公開にもなってしまうので,実は踏んだり蹴ったり の状況を招きかねないのです.でも,ドイツ語でも,d の仲間の次に r が来る 語,つまり, dr-, tr- ,あるいはd や t の後に多少母音が入ったものも含めて, このような意味を持つ単語は多いですから,辞書をずっと追って行くと ドイツ語単語の習得には役立つと思います.

    (補足)tragen の覚え方

  298. Traurigkeit f. 悲しみ.「traurig a. 悲しい」 + 「-keit 名詞を作る語尾」.traurig は「dreary (英) a. わびしい,もの寂しい,退屈な」と同語源.dready は 英語のオンライン語源辞典を引くと,もともと「cruel, bloody, blood-stained」と 書いてあります.「血の滴り」だったみたいで,drip とも関係するとのこと.怖いですね.
  299. treue treu a. 忠実な.原義は「しっかりした,信頼のおける」. 「true (英) n. 真実」も同語源.
  300. trinken vt. 飲む.「drink (英) t ↔ d」
  301. trösten vi. 慰める,元気づける.
    「Trost m. 慰め,慰安」から.「trust (英) 信頼」.うん, これは連想しやすい英単語ですね.

    少しシチュエーションが分かりにくいですね.

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    U

  302. über prep. adv. ~の上に,上に.up (英), over (英).

  303. um prep. (4格) まわりに; 時に; [ラ] ambi-, [ギ] amphi と同根.後ろの部分は bei, beide と同根とのことですが,ドイツ語の方にその後ろの部分が見えないので この説明は何だという気がします.

  304. um|drehte p. ← um|drehen vt. 回転させる.「um- 周りに」 + 「drehen vt. 回す」.印欧祖語「*ter- 刺し通す,こする(火を起こすために)」だそうです.「turn (英) vt. 回す」.
  305. unter prep. adv. ~の下へ(under, down)
    「unter|brechen = break down = 妨げる,遮る,中断する」. -ch- と -k- の対応に注意
  306. ur-/er- 結果,終着を表す接頭辞.ur- がアクセントを失ってできた形.aus と同根. ちなみに,集合論で,集合で無い要素のことをアトムという.このアトムのドイツ語対応語はUrelement = Ur-Element.「∈ を繰り返し取っていき,もう要素が取れなくなった究極の要素」のことか.

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    V

  307. ver- 過ぎ去って,代わりに(前つづり). 本論 「『フェリー(Fähre f)』は進む」の巻 を参照.
  308. verachten vt. 軽蔑する.「achten vt. 尊敬する」の 「ver- (過ぎ去って)」で,その対の「軽蔑する」.
  309. vergessen vt. 忘れる.「forget (英) vt. 忘れる」
  310. verlangte p. ← 「verlangen vt. 要求する」.
    「long for」という感じでしょうか.
  311. versprichst ← 「versprechen vt. 約束する」.
    versprechen = ver-(forward) + sprechen (speak)
    = speak forward 約束する.
    私は,sprechen (独) と speak (英) は r の有無がとても気になるのですが, 語の形は記憶に残る位に似てますので覚えるという意味では良しとしましょうか.
  312. verwandelt pp. verwandeln vt. 変える,変化させる. 「wandeln vt. 変える」なので,ver-は単に強調の意味ですね. 「Wandel m. 変化」です.私はこれの語源は分かりません.
  313. verwunderteverwundern vt. 驚かせる.
    ver + wundern .Wunder n. 奇跡,不思議. wonder (英).ということは, verwundern = ver + wundern = make (someone) wonder forward(ver much?) のように考えたら,連想が利く記憶になるかなと思います.
  314. verwünscht ← verwünschen vt. 呪う. 「wünschen vt. 望む,願う」.「」Wunsch m. 望み」. 「verachten vt. 軽蔑する」↔「achten vt. 尊敬する」など, ver- がつくと反対の意味になるのが多いですね.
  315. vielesfiel a. 多くの.
    ラテン語系の pol- と同根.voll も同根. おっ! voll や pol- とつながるのはこれは耳寄りな情報ですね. 意味と音で近いし,沢山,関連する単語がありますし.
  316. voll a. いっぱいの.「viel a. 多数の」,「pol- ラテン語の語根,多数を表す」と同語源ですね.
  317. von prep. ~から,~の.語源不詳だそうですが,vor とか für の 逆方向っぽい感じがしますから,それで覚えておくと良いのではないかと思います.
  318. vor- 前に(前つづり). 本論 「『フェリー(Fähre f)』は進む」の巻 を参照.
  319. vor prep. ~の前に.adv. 前に. 本論 「『フェリー(Fähre f)』は進む」の巻 を参照.
  320. vorbei adv. 傍を通って.vor + bei = by forward.
  321. vor | legen vt 提示する.
    lay(legen) forward(vor) 少し先走ると,g と y はヨーロッパの中の言語間,言語内で 置き換わっているように見える場合が多いです.これは次の次に やる予定です. <-> vor | liegen vi 手元にある,提示されている.
    本論 「『フェリー(Fähre f)』は進む」の巻 を参照.
  322. Vormittag m 午前.before(vor) noon(Mittag) .
    本論 「『フェリー(Fähre f)』は進む」の巻 を参照.
  323. vor | nehmen vi もくろむ,決心する, vt 取り組む.take(nehmen) for(vor).
    本論 「『フェリー(Fähre f)』は進む」の巻 を参照.
  324. vor | sehen vt. もくろむ,予定する.see(sehen) forward(vor).
    本論 「『フェリー(Fähre f)』は進む」の巻 を参照.
  325. vor | ziehen vt. より好む,選ぶ.draw(ziehen) forward(vor) .
    本論 「『フェリー(Fähre f)』は進む」の巻 を参照.

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    W

  326. Wagen m. 車.「Weg m. 道」,「wagon (英) n. 荷馬車」も同語源.
  327. Wald m. 森.
    「wold (英語) 有れた土地」と同語源と語源小辞典に書いてありますが, wold はあまりなじみがない単語ですので,wild (英) と連想しておきましょうか.オンライン英語語源辞典には,wild の方は語源不詳だが,たぶん,wold と関係あるんじゃないかと書かれているので.

  328. Wand f. (室内の)壁.「wand (英) 魔法の杖」とも同根.また, 「winden vt. 巻く,編む」とも同根で,「編んだもの」という意味.ドイツの室内の 壁は編んで作ってあるのでしょうか.
  329. ward p. ← 「werden vi. ~になる.aux. ~だろう.受け身を作る」. 印欧祖語「*wer- 回す」.
  330. warfwerfen vt. 投げる.「warp (英) ゆがめる」が同語源. 印欧祖語「*wer- まわす」
  331. warst ← ware p. ← sein vi. 存在する,ある.
  332. Warte ← 「warten vi. 待つ」.r が気になりますが, 英語の「wait vi 待つ」を十分連想できますので,これから連想することにしましょうか.
  333. Wasser n. 水.water (英).印欧語根 *wed-, *wod-, *ud-.
  334. Wasserpatscher Wasser + patscher.「かえる」のことを 言っている.patschen vi. ぱちゃぱchと音を立てる.うん,これは 擬音語で良いと思います.
  335. Weh n. 悲しみ,苦しみ.weinen を参照.
  336. weil conj. なので.「while (英) conj. ~している間に」
  337. Weilchen n. 少しの間.← 「Weile f. しばらくの間.while (英)」+ -chen (小さいものを表す接尾語)
  338. weinen vi. 泣く.語源小辞典によると 「weh (独) 痛い,悲しい(感嘆子,自然の発声から)」から,「wenig (独) a. 少ない(悲しいほど少ない)」も 同語源と書いてあるが,本当にそうなんだろうか.心なしか,西洋の言葉で オノマトペが直接感じられる単語が少ないような気がするので,私は,若干,本当かな という疑問が浮かびます.でも,単語記憶のために使うことにしましょう. 信じているかどうかと,使う使わないは別です. ちなみに,英語にも 「whine (英) vi 泣く」と いう単語があるんですよね.

    実は私,定年の5年前に自己都合退職したので,退職金が 泣くほど少なかったんですよ.まさに,wehnig ですよ.これは本当の話.

  339. weißen ← weiß a. 白い.「white (英) a. 白い」.
  340. weißt ← 「wissen vt. 知っている」.「wit (英) n. 知恵」.
    印欧祖語「*wed- 見る」から.そういえば,「witness」は目撃者ですね.
  341. wichtig a. 重要な (weight (英)).ch (独) ↔ gh (英). 「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻を参照.
  342. wider prep. ~に逆らって,~に向かって.印欧祖語「*wi- 別々の,離れた」.案外,「bi- 2つの」とも関係あるかもしれませんね.
  343. wieder adv. 再び.「wider (独)」と同じ語だったが,17世紀に wider は「反」,wieder は「返る」(元に戻って再び)に意味が 固定されたとのこと(語源小辞典).「*wi-」 は「別々に」という意味.
  344. Willen ← Wille m. 意思.「will (英) n. 意思」
  345. woher adv. どこから.wo (どこ) + her (こちらへ).
  346. wohl a. (気分,健康が)良い. adv. おそらく.
    「well (英) 良い」.*wel- は願望とのこと.「will (英) 未来の助動詞,意思」
  347. wollte p. wollen aux. 未来や意思の助動詞.「will (英) aux. 」.
  348. worden pp. ← 「werden vi. ~になる.aux. ~だろう.受け身を作る」
  349. Wünsch m. 希望. wish (英) と連想して覚えやすいですよね.

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    X

    まだない

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    Y

    まだない

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    Z

  350. zauderte p. ← zaudern vi. ためらう.すみません,語源は分かりません.
  351. Zeit f. 時(time). PIE で *dei- *di- が分けるという意味 と語源小辞典には書いてあります.*di- が「分ける」というのは, 「ジクロロベンジン」のように, di- に 2 という意味がありますし,ラテン語の前綴りの de- は away の意味なので, うなずけるのですが,そこから Zeit への 長い旅立ちがわかりません.というか,記憶の助けになりません. t (英) - z (独) ですから,もとの形は t--t/d の ような形のはずです.英語で対応するのは 「tide 潮」だそうです. これだったら少しは記憶の助けになるかもしれません.

  352. zer- 分解を表す接頭辞.
  353. zerbrechen vt. 粉々にする.「zer- 破壊」 + 「brechen vt. 壊す」.「break (英) vt. 壊す」
  354. zerbrochen pp. ← zerbrechen
  355. zerspränge ← zerspringen vi. 割れて粉々になる, 裂ける,ぷつんと切れる.「zer- 分離,破壊」 + 「springen vi. 跳ぶ,跳躍する」.「spring (英) vi. 跳ぶ,跳ねる」

  356. ziehen vt. 引く (draw).Zug (列車) から連想して覚えたらよい. 「よく使われる動詞(1)」の巻を参照.
    an|ziehen = draw to = 着物を着る,引き付ける aus|ziehen = draw out = 着物を脱ぐ erziehen = draw out = 教育する (c.f. educate は lead out の意) vor|ziehen = draw forward = 好む,優先する
  357. zornig a. 怒って. 「Zorn m. 怒り」.「zürnen vi. 怒る」. 語源は分かりません.あれっ? 数学で 「Zorn の補題」 ってあるんだけど, この補題を証明した Max August Zorn さん (1906-1993) の Zorn は「怒り」という意味の名前でしたか. ご本人は優しそうな顔をしているのですが.

  358. Zug m. 列車.「ziehen vt. 引く (draw)」と連想させて覚えると良い. ziehen 側には Zug から連想しろと書いたが.
  359. zurecht|machen vt. 取り繕う.「zurecht- 「しかるべき形に」を 表す前綴り」は,zu (to) + recht (right (英)) .right (英) は, 「reg- 統治する,支配する」から.
  360. Zusage f. 約束.zu- (to) + Sage (say).
  361. zusammen adv. 一緒に.「zu + 古ド saman」.印欧祖語「*sem- 一つ,一緒に」.「same (英) a. 同じ」も同語源.

  362. zutrugzu|tragen vt. 運んでくる.
    tragen vt. 持ち運ぶ.「draw (英) 運ぶ」
  363. zwar adv. なるほど~ではあるが.「古ド zi + ware (a は上に飾りがある)」.
  364. zweitenmal 「zweit a.二番目の」.「-mal 数詞について副詞を作る接尾語」

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参考文献

こちらでもオンライン語源辞書へのリンクは載せておきます.

使えるものを総動員してドイツ語単語を覚える (2) へ
いろいろな実験のページ へ

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半群論を勉強しよう へ
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