使えるものを総動員してドイツ語単語を覚える (2)

短い物語を読みながらドイツ語単語を覚える (2)

ブレーメンの町の音楽師

(Die Bremer Stadtmusikanten)

by Akihiko Koga
13th Aug. 2020 (Update)
23th July 2020 (First)
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はじめに

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では,いろいろな単語の覚え方を解説して,その後,グリム童話の 短い物語
「カエルの王様あるいは鉄のハインリッヒ」
を使って,そこに現れる 単語の覚え方を書いていきました.

このページでは,もう一つ,グリム童話から短い物語を選んで,単語の抽出と覚え方を 工夫していきます.今度の物語は,「ブレーメンの町の音楽師」です. テキストは,Wikisource の

Die Bremer Stadtmusikanten (1857)
のものを使わせていただきました.

一つの段落が結構長いようなので,便宜上,1つの段落の中をいくつかに区切っています. もともとのテキストでの本当の段落は,はじまりの単語を大きなフォントにすることにより 示すようにしました.ブラウザによってはうまく表示されないかもしれません.そういう方には 申し訳ないです.私がこの物語を読むにあたっては参考文献にあげた郁文堂の 「グリム童話 (独和対訳叢書)」を参考にさせていただきました.この童話の日本語タイトルは 「ブレーメンの町の音楽師」となっています.私たちが良く聞くタイトルは 「ブレーメンの音楽隊」です.こういうタイトルにした理由は参考にしたこの「グリム童話 (独和対訳叢書)」のタイトルに合わせたということです.

あと, 「カエルの王様あるいは鉄のハインリッヒ」 で出た単語は基本的にはこちらには書かない積りです. 忘れて書くかもしれませんけど.

その代わりと言っては何ですが,今まで出てきた単語集を作りました.

使えるものを総動員してドイツ語単語を覚える (付録)

単語リスト

ご活用ください.このページの単語もそのうち,その単語リストに加えていきます.

尚,本ページの内容は,言語学的に何かを主張したいわけではなく, なんでも良いからドイツ語単語の記憶を容易にする方法を考えようということです.

あと,「~ということです」のように伝聞として書いてある部分が沢山あります.出典が書いてない場合は,出典は参考文献で上げた「ドイツ語語源小辞典 (同学社小辞典シリーズ) 下宮 忠雄 (著) 1992年」と思ってください.


Die Bremer Stadtmusikanten

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  1. Es hatte ein Mann einen Esel, der schon lange Jahre die Säcke...

  2. Sie konnten aber die Stadt Bremen in einem Tag nicht erreichen und kamen Abends in einen Wald ...

  3. Wie die vier Spielleute fertig waren...



Grimms Märchen

Die Bremer Stadtmusikanten

Es hatte ein Mann einen Esel, der schon lange Jahre die Säcke unverdrossen zur Mühle getragen hatte, dessen Kräfte aber nun zu Ende giengen, so daß er zur Arbeit immer untauglicher ward. Da dachte der Herr daran, ihn aus dem Futter zu schaffen, aber der Esel merkte daß kein guter Wind wehte, lief fort und machte sich auf den Weg nach Bremen: dort, meinte er, könnte er ja Stadtmusikant werden.

  1. Bremer a.[無変化] ブレーメン(Bremen)の

  2. Stadtmusikanten Stadt f. 都市 + Musikant m. 楽士, 音楽家
    -ant は男性弱変化名詞を作る語尾.

  3. Esel m. ロバ.ラテン語 asellus からの借用だそうです.それで, ローマ人も現地の言葉を借用したとか.英語は donkey で別系統ですね. えーっと,どうやって覚えましょう.ドイツ語に 「edel a. 高貴な」という単語が あります.映画『サウンド・オブ・ミュージック』の歌でエーデルワイス(Edelweiss)とかありますから,こちらは 記憶に残りやすいですね(weiss (Weiß) は白.edelweiss は高貴な白い花).それで,
    Edelweiss.Eselweiss.
    d と s の一文字違いで高貴からロバへ(馬鹿者という意味も)
    というのは どうでしょう.余計に混乱しますね.きっと (^_^).

  4. schon adv. すでに.schön の副詞形から,らしい. 「美しい ← 完全に ← すでに」と変化していったらしい.ちなみに, schön は英語の 「shine (英) vi. 輝く」と同語源です.

  5. Jahr n. 年.year (英). 印欧の語根 「*ye- (e の上には横棒) 行く,進む」からとのこと. 「Uhr f. 時計,時」も同じ語根からとのこと.

  6. Säcke pl. ← Sack m. 袋.「sack (英) n. 袋.」.
    実は,最初,間違えて「Sache f. 事柄,物」を調べてしまったので,せっかくなので そちらも載せておきます.

  7. Sache f. 物,事柄.(英 sake (for the sake of ...)). もともと訴訟という意味だったみたいで,裁判所で争われる「事柄」から,一般的な 「事柄」,そして「物」という意味で使われるようになったとのこと.語源小辞典には 「suchen vt. 探す」と関連があると書かれています.でも,語源的には分かりませんが 音的には「sagen vt. 言う」も記憶の助けになりそうですね.

  8. unverdrossen a. 熱心な,くじけない., adv. の用法もある.
    verdrossen pp. ← verdrießen vt. 不機嫌にする,怒らせる. ver- は「過ぎ去って,代わりに」ですが,まあ,「行った,過ぎた」という意味です. dießen という単語は見つかりませんでしたが,「drohen vi 脅かす」, 「dreschen vt. 脱穀する,叩く」など,他人に対する何らかの強制の意味を持つ 単語がいくつか見つかります. 「drive (英) vt. 駆動する」,「drift (英) vi. 漂流する,運ばれる」で,dr- で 「何か力をかけて動かす」という意味がありそうです.私独自の怪しげな語源学ですが.

  9. Mühle f. 製粉所,水車,風車.「ラテン語 molere 粉を引く」から. 「mahlen vt. 粉を引く」,「mill (英) vt. 粉を引く」

  10. Kräfte pl. ← Kraft f. 力.「craft (英) n. 技巧」. 私の怪しげな語源学では,
    子音 + r + 母音 + b/p/f/v
    は,
    r + 母音 + b/p/f/v
    に接頭語 ge-, de-, ... が付いた合成語の接頭語の発音が弱くなっているものと 思ってますので,-rap- などの語を考えて,「何か力を加えている」という 意味のバリエーションを思い浮かべます.例えば, 「drive (英) vt. 駆動する」,「corrupt (英) = con- + rupt(break) = break throughout」etc. etc. まあ,特に語源的な根拠がある訳でなく,多くの 語を似たイメージで括るための方便です.

  11. Arbeit f. 仕事,勉強.「arm a. 貧しい」と同語源とのこと.

  12. untauglicher ← 「untauglich a. 役に立たない」. 「tauglich a. 役に立つ」.「taugen vi. 役に立つ」.私は これの語源はよく分かりません.音の並びは,英語の 「tough a. 強い」に 似てますからこれで我慢しておこうかなと思います.

  13. dachte p. denken vi. vt. 考える.「think (英) vi. vt. 考える」.

  14. Herr m. 主人,紳士.「hoar (英) a. (老いて)白い」と同語源だそうで.

  15. Futter n. 餌(えさ). 「food (英) n. 食べ物」,「feed (英) vt. 食べ物を食べさせる」

  16. schaffen vt. 成し遂げる.作る.創作する.「shape (英) n. 形」. aus dem Futter zu schaffen = 餌を与えないようにする → 殺す

  17. merkte ← merken vi. 気付く.「mark (英) vt. 印をつける」

  18. Wind m. 風.「wind (英) n. 風」.

  19. wehte → wehen vi. (風が)吹く.この現在分詞が「Wind m. 風」.

  20. lief p. → 「laufen vi. 走る」.「leap (英) vi. 跳ねる」

  21. fort adv. 去って,いなくなって. 本論 「『フェリー(Fahre f)』は進む」の巻 を参照.

  22. Weg m. 道.「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻の中の説明を参照.

  23. meinte p. → meinen vt. ...と考える.「mean (英) vt. 意味する」.

  24. werden vi. ...になる.受け身を作る動詞.語源小辞典に 印欧祖語「*wer- 回す」からとあるので,英語の「warp (英) vt. 歪める」などと 同語源.あまり覚えるヒントにはなってないけど,重要な単語なのですぐ覚えますよね.

2020.07.23
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Als er ein Weilchen fortgegangen war, fand er einen Jagdhund auf dem Wege liegen, der jappte wie einer, der sich müde gelaufen hat. „Nun, was jappst du so, Packan?“ fragte der Esel. „Ach,“ sagte der Hund, „weil ich alt bin und jeden Tag schwächer werde, auch auf der Jagd nicht mehr fort kann, hat mich mein Herr wollen todt schlagen, da hab ich Reißaus genommen; aber womit soll ich nun mein Brot verdienen?“ „Weißt du was,“ sprach der Esel, „ich gehe nach Bremen und werde dort Stadtmusikant, geh mit und laß dich auch bei der Musik annehmen. Ich spiele die Laute, und du schlägst die Pauken.“ Der Hund wars zufrieden, und sie giengen weiter.

  1. Als conj. ...したとき(when)....として(as)....よりも(than).
    all + so から.ちなみに, 「also (独) conj. それゆえに」も als = all+so と 同語源だそうな.つまり,all+so.

  2. fortgegangen pp. ← fort|gehen vi. 立ち去る,出発する.
    「fort- a. 去って,なくなって,前へ,引き続き」(本論 「『フェリー(Fahre f)』は進む」の巻 を参照.)ですから go forward とか go on の ように思えば良いでしょう.

  3. fand p. ← finden vt. 見つける(find (英))

  4. Jagdhund = Jacked f. 狩猟 + Hund m. 犬.

  5. liegen vi. 横たわっている.「lie (英) vi. 横たわる」.本論の L の怪しげな意味のところを参照.

  6. jappte p. ← jappen vi. 喘ぐ.すみません.語源は分かりません.

  7. müde a. 疲れた.「mühen vt. 疲れさせる(再帰で「苦心する」)」の過去分詞. 「Mühe f. 骨折り」とも同語源.

    勝手なイメージですが,m... は動く/動かすというイメージの 語が多いので(move (英), mühlen (独) vi. 粉を挽く ),多少は,それと関連して,「動いて疲れる」的なイメージを持ったら 少しは記憶がの助けになるのかなと思います.

  8. so adv. そのように.「so (英) adv. そのように」

  9. Packan グリム童話 (独和対訳叢書) によると 「an | packen vt. ひっつかむ」をもじった猫のあだ名だそうです.でも, ここで最初に会っているのは猟犬なので,「猫」でなく 「犬」かな.どちらにしても,あだ名的な言い方なんですね.こういうところは 中々辞書だけでは分からないところですよね.

  10. fragte p. ← fragen vt. 尋ねる.ラテン語「preces 頼み(後ろのeの上には飾り記号あり)」, 「forshen (独) vi. 研究する,調査する,探す」と同語源だそうです. あまり,記憶の足しにはなりませんね.とにかく,「前に向かって何かする」=「求める」というイメージでしょうか.

  11. schwächer ← schwach a. 弱い.「schwingen (独) vi. 揺れる」, 「swing (英) vi. 揺れる」と同語源で,「よろめく」から来ているとのこと.

  12. todt schlagen グリム童話 (独和対訳叢書) には, 「tot|shlagen vt. 打ち殺す」 と書いてあります.あと,wollen todt schlagen の wollen の位置は,ここではなく文末に置くのが正規の文法で,ここは 口語的な言い方になっているそうです.

  13. schlagen vt. 打つ.「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻L の怪しげな意味のところを参照.

  14. Reißaus m. 「nehmen Reißaus」 で「逃げる,トンズラする」. 「reißen vt. 破る,引き裂く」を参照.

  15. reißen vt. 破る,引き裂く.語源小辞典には「古代ゲルマン人は木片・石にルーン文字を 刻み込んで書いたので,原義が英語の write に残っている」と書いてありますが, ちょっと意味が離れてしまい,記憶の助けにはあまりならないように思います. 「reizen vt. 刺激する,魅了する」も同語源みたいなので,意味が近くて r から 始まっている語としては「rip (英) vt. 引き裂く」がありますが,こちらは --p なので あまりふさわしくないですね.何か記憶に役に立ちそうな語があれば書くかもしれませんが, とりあえず,もともとの r は荒々しい音だということ位をイメージの足しにしておきます.

  16. womit adv. 何によって(mit + was).

  17. Brot n. パン.「bread (英) n. パン」. 印欧祖語「*breu- ふくらます」からとのこと.でも,br- で焦げた,茶色のという 意味の単語が多いので(brown, bear),その類と考えると記憶の助けになりそうな気がする. もっとも「bread (英)」があるからかなり覚えやすい単語ではあるのですが

  18. verdienen vt. 稼ぐ.(報酬を)得る.ver-(帰結を表す前つづり) + dienen (奉仕する) = 奉仕した結果得る.

  19. dienen vi. 奉仕する.語源小辞典には,原義は「召使いであること」と ありますが,それだと余り覚える足しにならないので,語源的にはどうかは分かりませんが,英語の do と関連してイメージを形成しておくのが良いかなと思います.語の意味は serve が 近いみたいですが.

  20. weißt ← 「wissen vt. ~を知っている」. これは,印欧祖語「*wid- 見る」から. 英語では,view とか vision とかがこのような単語です. 他に,「weisen vt. 指し示す」も同根.
    「Weißt du was」は,グリム童話 (独和対訳叢書) によると「ところでね」くらいの意味だそうです.

  21. sprechen vi. 話す,しゃべる.「speak (英) vi. 話す,しゃべる」と 形も意味も似ているので覚えやすいと思います.speak で r が落ちているのが 気になって,英語の語源辞典の speak を調べて見ると, 英語では 12C 位から r が落ち始めたらしいです.記録が残っているならそうなんでしょう.

  22. laß ← lassen vt. ~させる.「let (英) vt. ~させる」

  23. bei prep. by (英)

  24. Musik f. 音楽.楽団.ここでは楽団.

  25. an|nehmen vt. 受け取る.an (to) + nehmen (take) = take to

  26. spiele ← spielen vt. 遊ぶ,演奏する. 「play (英) vt. 遊ぶ,演奏する」.英語では先頭の s がありませんが,ヨーロッパの 言語ではしばしば,このように先頭の s が落ちている意味の似た語の対が見つかります.

  27. Laute f. リュート.ギターに似た弦楽器. 「laut a. 音の大きな」ですが,大きな音が出るんでしょうか?

  28. schlägst ← 「schlagen vt. 叩く」.

  29. Pauken ← Pauke f. ティンパニー.

  30. zufrieden a. 満足している,満ち足りた. 「Frieden m. 平和,安らぎ」に zu なのかな.

  31. Frieden m. 平和,安らぎ.

  32. weiter adv. さらに ← 「weit a. 広い,遠い.」.「wide (英) a. 広い」.
    印欧祖語「*wi- 別々に,分かれて」+ 「*i-to- (i- 行く)」.
    sie giengen weiter. 「さらに進んだ」.

2020.07.25
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Es dauerte nicht lange, so saß da eine Katze an dem Weg und machte ein Gesicht wie drei Tage Regenwetter. „Nun, was ist dir in die Quere gekommen, alter Bartputzer?“ sprach der Esel. „Wer kann da lustig sein, wenns einem an den Kragen geht,“ antwortete die Katze, „weil ich nun zu Jahren komme, meine Zähne stumpf werden, und ich lieber hinter dem Ofen sitze und spinne, als nach Mäusen herum jage, hat mich meine Frau ersäufen wollen; ich [146] habe mich zwar noch fortgemacht, aber nun ist guter Rath theuer: wo soll ich hin?“ „Geh mit uns nach Bremen, du verstehst dich doch auf die Nachtmusik, da kannst du ein Stadtmusikant werden.“ Die Katze hielt das für gut und gieng mit.

  1. dauerte p. ← dauern vi. 続く,継続している.

  2. dauern vi. 続く,継続している. 語源小辞典には,「ラテン語 durare 続く」からとありますね. 「duration (英) n. 期間」がありますから,これと関連付けると良いのでしょう.

  3. nicht adv. 否定を作る副詞.~でない.
    語源小辞典には「ni- は否定」と書いてあります.語の形を見ると, -cht ですから,neg- で始まる動詞の過去分詞っぽい形をしています. 「negate (英) 否定する」などとも関連させて,あれこれと情報をリンクして覚えるのが良いと思います. もっともこの単語を覚えていない人はあまりいないでしょう.

  4. saß p. ← 「siztzen vi. 座っている」.

  5. sitzen vi. 座っている.「sit (英) vi. 座る」. s-t という並びの語(- は母音があることもあるしないこともある)は,座るとか 立つとか,そこに居るという意味の語が多いです.

  6. Katze f. 猫.「cat (英) n. 猫」.

  7. machte p. ← 「machen vt. 作る」.

  8. machen machen vt. 作る.「make (英) vt. 作る」.

  9. Gesicht n. 顔,顔立ち,顔つき,表情.~ Gesicht machen ~な顔つきをする.
    「sehen vt. 見る」から.

  10. drei a. 3つの.「three (英) a. 3つの」

  11. Regenwetter n. 雨天.Regen m. 雨 + Wetter n. 天気.

  12. Regen m. 雨.「rain (英) n. 雨」.語源小辞典によるとゲルマン語特有の 語だそうです.

  13. Wetter n. 天気.印欧祖語「*we- 風が吹く」.「wehen (独) vi. 風が吹く」. 「Wind (独) m. 風」

  14. Quere f. 泉,根源,起源.

  15. gekommen pp. kommen vi. 来る.

  16. Bartputzer = Bart m. ひげ + Putzer (putzen vt. こすってきれいにする, 毛づくろいをする).

  17. Bart m. ひげ.「beard (英) n. ひげ」.印欧語に広くある語のようですが, なんでこれがひげになるのかよく分かりません.「Bär m. 熊」が, 「braun 褐色」と同語源ということなので,口ひげも褐色が語源かもしれません. まあ,合わせて覚えると覚えやすいと思います.

  18. putzen vt. こすってきれいにする,毛づくろいをする.掃除をする. 語源小辞典には,「原義:よごれをとる」と書いてありますが,どうやって 覚えれば良いでしょう.方言の「Butzen 泥,よごれ」と関係ありとも書いてあります. よく分かりません.「払zen」とか,「払膳」とか.

  19. Wer prop. だれ.「who (英) だれ」.

  20. lustig a. 愉快な.「lust (英) n. 欲望」.

  21. Lust f. 喜び,~したい気分.「lust (英) n. 欲望」.

  22. wenns = wenn's = wenn es

  23. Kragen m. 襟(えり),カラー.(比ゆ的に)首,命. 「Es geht mir an den Kragen. これは私の命が掛かっている」.
    なんで,襟,カラーなんでしょうね.英語で襟は collar なので,L と R で 一致しません.辞書で,Kragen の近くの語を見てみると「Krähe f. カラス, crow」,「krähen vi. (鶏が)ときをつくる」があります. そう言えば,「cry (英) vi. 泣く」も,Krähe や krähen と音と意味は近いです.Kragen は,鶏がときをつくるのに 首を伸ばしているのでしょうか.

    なお,カエルの王様のページでやった 「Klage f. 悲嘆」 とは L と R で全然違いますので気を付けてください. 私は最初間違えました.日本人ですね.

    「Kragen m. 襟(えり)」と「Klage f. 悲嘆」を間違えないように!

  24. antwortete p. ← antworten vi. 答える.「ant- ~に対して,anti-」 + 「Wort n. 語」.「answer (英) vi. 答える」だと微妙に分からなかった語の成り立ちが, こちらでは明確ですね.

  25. Zähne pl. ← Zahn m. 歯.「dental (英) a. 歯の」.Z ↔ D.

  26. stumpf a. にぶい,切れ味のなまった.表面がざらざらした.光沢のない. すみません.これは語源も覚え方も思いつきません.

  27. lieber adv. むしろ~したい.← lib a. 愛する,好きな. ← lieben vt. 愛する.「love (英) vt. 愛する」.

  28. hinter prep. ~の後ろで.「behind (英) prep. ~の後ろで」.

  29. Ofen m. ストーブ.オーブン.「oven (英) n. オーブン」

  30. sitze ← sitzen vi. 座る.「sit (英) vi. 座る」.

  31. spinne ← spinnen vt. (糸を)つむぐ.vi. 糸をつむぐ. (方言)猫がゴロゴロ喉をならす.つむぎ車の音からなんでしょうか. 「spin (英) vi. 紡ぐ」.

  32. Mäusen ← Mäuse pl. ← Maus f. (はつか)ねずみ.「mouse (英) n. ねずみ」

  33. herum adv. まわりに.her こちらへ + um まわりに.

  34. jage ← jagen vi. nach etw. ~を追う.Jagdhund が狩猟なので それと連想させれば良いと思います.

  35. Frau f. 女,妻,~夫人.「主人」の女形で,原義は前に立つ人とのこと. fr- の基本的な意味ということですね.

  36. ersäufen vt. 溺死させる.「saufen vt. 飲む」. saufen は,音の並びがスープ(soup)に似てますから,そこから連想できそうです. er-/ur- は終着を意味する前つづりですね.

  37. zwar adv. なるほど,~ではあるが.「古ド zi ware」.war の 部分は「wahr a. 真実の」,「Wahrheit f. 真実」という意味のようです.

  38. fortgemacht pp. ← 「fort|machen vi. ずらかる」. 「fort adv. 去って,いなくなって」を「machen vt. 作る」ですから, 「ずらかる」ということになるのでしょうね.

  39. Rath Rat m. 忠告.「rational (英) a. 合理的な」.「raten (独) vt. 忠告する」.

  40. theuer teuer a. 高価な.「dear (英) a. 高価な.t (独) ↔ d (英)」.

  41. verstehst ← verstehen vt. 理解する.ver- 前に + stehen 立つ = 理解する.

  42. Nachtmusik f. セレナーデ,小夜曲.nacht a. 夜の + Musik f. 音楽

  43. hielt p. ← halten vi. 止まる.vt. 保つ.「hold (英) vt. 保つ」.

2020.07.29
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Darauf kamen die drei Landesflüchtigen an einem Hof vorbei, da saß auf dem Thor der Haushahn und schrie aus Leibeskräften. „Du schreist einem durch Mark und Bein,“ sprach der Esel, „was hast du vor?“ „Da hab ich gut Wetter prophezeit,“ sprach der Hahn, „weil unserer lieben Frauen Tag ist, wo sie dem Christkindlein die Hemdchen gewaschen hat und sie trocknen will; aber weil Morgen zum Sonntag Gäste kommen, so hat die Hausfrau doch kein Erbarmen, und hat der Köchin gesagt sie wollte mich Morgen in der Suppe essen, und da soll ich mir heut Abend den Kopf abschneiden lassen. Nun schrei ich aus vollem Hals, so lang ich noch kann.“ „Ei was, du Rothkopf,“ sagte der Esel, „zieh lieber mit uns fort, wir gehen nach Bremen, etwas besseres als den Tod findest du überall; du hast eine gute Stimme, und wenn wir zusammen musicieren, so muß es eine Art haben.“ Der Hahn ließ sich den Vorschlag gefallen, und sie giengen alle viere zusammen fort.

  1. darauf adv. その後.その上で(に).「auf + 人称(指示)代名詞」の融合形.auf + 3格,auf +4格, ともにこの形.da- は ü など母音で始まる前置詞と結びつくと,dar- になる.

  2. Landesflüchtigen ← Landes 国の + flüchtig a. 逃走中の + en = 国外逃亡者 = 亡命者.flüchtig の音の並びは flight (英) と似てますね.

  3. Hof m. 中庭,構内,農場,宮廷.語源小辞典によると, 対応する現在の英語の単語は無いみたいです(古い英語では hof があった).ゲルマン語特有の単語だそうです.

  4. vorbei adv. そばを通って.vor adv. 前を + bei そばを.

  5. Thor = Tor n. 門.「door (英) n. 門. t ↔ d」

  6. Haushahn Haus n. 家 + Hahn m. 雄鶏(おんどり).

  7. Leibeskräften ← Leibeskräfte = Leib m. 体 + Kraft m. 力. 「aus (nach) Leibeskräften 力の限り」の成句で使われる.

  8. Leib m. 肉体.「life (英) n. 命」.

  9. Mark n. 髄(ずい),木髄.(比ゆ)真髄,核心.
    j3 durch Mark und Bein gehen. (人)3 の骨身に沁みる.

  10. Bein n. (人間,動物の)足.(家具などの)足.「bone (英) n. 骨」. 大きな大腿の部分を考えれば,これらのイメージはある程度合っているかと思います.
    j3 durch Mark und Bein gehen. (人)3 の骨身に沁みる.

  11. vor|haben vi. 計画する,企てる,予定する. 「vor adv. 前に」 に「haben vt. 持つ」 ですから,将来の何かを持つということで計画するんでしょうね.

  12. prophezeit pp. ← prophezeien vt. 予言する. 「prophesy (英) vt. 予言する」.「prophecy (英) n. 予言」, 「prophet (英) n. 予言者)から.pro- 前に + phet (*bha-) 言う.

  13. Hahn m. 雄鶏(おんどり).「hen (英) n. 雄鶏」. 語源小辞典によると「canere 歌う」と同根とのこと.ちなみに,雌鶏(めんどり)は 「Henne f. 雌鶏」.

  14. Christkindlein n. 幼いキリスト.Christ (人名) キリスト+ Kind n. 子供 + -lein 小さなものを表す中性名詞の語尾.

  15. Hemdchen n. 下着.Hemd n. シャツ + -chen 小ささ,かわいらしいものを表す中性語尾..

  16. Hemd n シャツ,下着.ケルト語起源の語で,日本にはフランス語 chemise からシュミーズと して入ったそうです.私の子供の頃(1970年頃)は女性の下着をシュミーズと言っていたので, 「ああ,そうなんだ」と思うのですが,今もこの語は使われているのでしょうか.

  17. gewaschen pp. ← waschen vt. 洗う.「wash (英) vt. 洗う」.

  18. waschen waschen vt. 洗う.「wash (英) vt. 洗う」.「Wasser n. 水」と同根.

  19. Wasser n. 水.印欧語根 *wed-, *wod- *ud- などと関係.

  20. trocken a. 乾いた.「dry (英) a. 乾いた.vi. vt. 乾く.」. g, k, ch (独) ↔ y (英) を考えると音もあってますね.

  21. trocknen vi. 乾く.「dry (英) a. 乾いた.vi. vt. 乾く.」. 「trocken (独) a. 乾いた(dry)」. g, k, ch (独) ↔ y (英) を考えると音もあってますね.

  22. Morgen m. 朝.「morning (英) n. 朝」.

  23. Sonntag m. 日曜日.「sunday n. 日曜日」.

  24. Gäste pl. ← Gast m. 客.「guest (英) n. 客」.印欧祖語 「*ghostis 見知らぬ人」.

  25. Hausfrau = Haus n. 家 + Frau f. 夫人.

  26. Erbarmen n. 哀れみ,同情.「barm-herzig (独) a. 慈悲深い」の barm- の部分に,er- 終着を表す前つづり(「究極の」くらいを当てておけばよいか).

  27. Köchin f. (女性の)料理人.「Koch (独) m. コック」.

  28. Suppe f. スープ.「soup (英) n. スープ」.

  29. soll ← sollen aux. shall, should, ought to.

  30. heut heute.

  31. heute adv. 今日. 「hiu tagu この日に」から.hi- は,「hier (独) adv. ここに」と同根.

  32. Kopf m. 頭.「cap (英) n. 帽子」.

  33. ab|schneiden vt. 切り離す.「ab- (off)」+「schneiden vt. 切る」.

  34. schneiden vt. (刃物で)切る.参考「Schneider (独) m. 仕立て屋さん」

  35. vollem ← voll a. いっぱいの,満杯の.「full (英) a. いっぱいの,満杯の」.「viel (独) a. 沢山の」.

  36. Hals m. 首.ラテン語「collum」と同根.「collar (英) n. カラー,襟」.印欧祖語「*kwel- 回す」.

  37. Rothkopf = Rotkopf= rot a. 赤い + Kopf m. 頭.

  38. rot a. 赤い.「red (英) a. 赤い」.

  39. zieh ← ziehen vt. 引く.vi. 進む.

  40. fort | ziehen vt. ひっぱっていく.vi. 移動する,移転する.

  41. besseres ← besser a. よりよい.「better (英) a. よりよい」.

  42. Tod m. 死.「death (英) n. 死」.

  43. überall adv. いたるところ.über (over) + all (all).

  44. Stimme f. 声,意見.なんで「声」なんだか良く分かりません. 英語で綴りの似た単語としては「stimulate (英) vt. 刺激する,促す」がありますので, 促す「声」なのかなぁ? なんにしても,これを 覚えるときの関連語として次の二つは覚えておいた方が良いと思います.
    1. stimmen vt. 調子を合わせる.vi. 一致する.もともと「叫ぶ」だったが, 16世紀から「一致する」になった.

    2. Stimmung f. 気分.「Stimme f. 声」より,「stimmen vt. 調子を合わせる」に近いですね.

  45. musicieren musizieren vi. (複数の人間で)演奏する.

  46. muß ← müssen aux. must (英).

  47. Art f. 性質,性格,たち.やり方.作法.印欧祖語「*ar- くっつける」. 「art (英) n. 芸術」も同根.

  48. Vorschlag m. 提案.「vor- 前に + schlagen vt. 打つ,殴る,たたく.」だが,schlagen をもう少し穏やかに「置く」くらいの意味にとると,「提案」の意味が見えてくるように思います.

  49. gefallen vi. 気にいる.「fallen vi. 落ちる」ですから,fall in love みたいな感じですね.

2020.08.04 (火)
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Sie konnten aber die Stadt Bremen in einem Tag nicht erreichen und kamen Abends in einen Wald, wo sie übernachten wollten. Der Esel und der Hund legten sich unter einen großen Baum, die Katze und der Hahn machten sich in die Äste, der Hahn aber flog bis in die Spitze, wo es am sichersten für ihn war. Ehe er einschlief, sah er sich noch einmal nach allen vier Winden um, da däuchte ihn er sähe in der Ferne ein Fünkchen brennen und rief seinen Gesellen zu es müßte nicht gar weit ein Haus sein, denn es scheine ein Licht. Sprach der Esel „so müssen wir uns aufmachen und noch hingehen, denn hier ist die Herberge schlecht.“ Der Hund meinte ein paar Knochen und etwas Fleisch [147] dran, thäten ihm auch gut.

  1. konnten ← können aux. ~できる.「can (英) aux. ~できる」.

  2. erreichen vt. 手が届く,連絡がとれる,到着する.er- 終着を表す 前綴り+ reichen vi. 達する.「reichen vi. 達する,vt. 差し出す」は 「reach (英) vt. 着く」と同語源.er-/ur-は,英語の to に置き換えてみるのも 良いのかもしれませんね.また,aus (out (英)) と同語源ということなので, out to / out に置き換えるのも,気持ちがこもっているかもしれません. どれかもっともふさわしそうなものと置き換えてみると良いのでしょう. 次にいくつかの単語で試してみます.
    • erreichen = reach to
    • erfinden vt. 発明する.find out
    • erhalten vt. 保つ.hold out
    • erzählen vt. 物語る.tell out
    • Ursprung m. 起源. spring out
    まあ,前つづりの意味は,置き換えるとなんとなく意味の通じる英語の前置詞や副詞の 候補をいくつか持って置き,「動詞+前置詞(副詞)」の形にしてみると,覚えやすいかも しれません.

  3. übernachten vi. 夜を過ごす.night over.

  4. Baum m. 木.語源小辞典には「biegen (独) vi. 曲がる」と同根で 「風になびくもの」が原義と書いてあります.でも,バウムクーヘン Baum Kuchen (m. お菓子 cake) という,木の年輪を模したお菓子がありますから,それから覚えるのが良いですね.

  5. machen sich ~に向かう.

  6. Äste pl. ← Ast m. (Zweig m. 小枝に対して幹から出ている)大枝. 覚え方を思いつきません.Zweig の方は,「zwei 2」ですから,いかにも枝分かれという 感じがするのですが,Ast の方は,しいて言うなら,「Art f. 種類,方法」が 印欧祖語「*ar- くっつける」から来ているので,-st が過去分詞で,くっついたもの とすると多少は枝を近いイメージを持てるかもしれません.

  7. flog p. ← fliegen vi. 飛ぶ.

  8. fliegen vi. 飛ぶ.「fly (英) vi. 飛ぶ.g (独) ↔ y (英)」.

  9. bis prep. (4格) ~まで.「bei + zu そばに」から.

  10. Spitze f. とがった先,先端.「spitz a. とがった」. ラテン語「spina とげ」と同根らしいのですが,英語に入っているものとしては「spine (英) n. 背骨,とげ」,「spike n. vt. 大釘(を打つ)」が同根のようです.

  11. sichersten (形容詞の最上級) ← sicher a. 安全な. 直前の am は,形容詞の最上級を述語的に使うときにはつけないといけないらしい.

  12. sicher a. 安全な, adv. きっと.「secure a. 安全な」.ちなみに, secure = se- (free from) + cure (care).つまり,「心配から離れて」.

  13. ehe prep. ~する前に.「(古独) er (比較級)」 の弱形とのこと. 「eher adv. より早く,むしろ」は,ehe の比較級.15世紀までは,ehe と eher は 区別がなかったそうです.
    ちなみに,大文字で始めると「Ehe f. 結婚」です.こちらとは別語源.

  14. einschlief p. ← ein|schlafen vi. 眠り込む. ein- (in) + schlafen vi. 眠る = sleep in.

  15. um | sah p. ← um|sehen (再帰4) 見回す.um (周り around) + sehen (see) = see around.

  16. Ferne f. 遠方.「fern a. 遠い」.「far (英) a. 遠い」. 本論 「『フェリー(Fähre f)』は進む」の巻 を参照.

  17. Fünkchen Funke m. 火花,火の粉. + -chen (小ささを表す縮小後)n.

  18. Funke m. 火花,火の粉.語源は知りません.n が強めで入っているとすれば, 元の形は「pの仲間 + 母音列 + gの仲間」なんですが,意味と音の似た語としては 「focus (英) n. 焦点」が思い浮かびます.focus はもともとラテン語の囲炉裏とか 暖炉から来ているそうです.まあ,もしかしたらと思いながら,覚える助けにするの が良いのかなと思います.

  19. brennen vi. 燃える.「burn (英) vi. 燃える」.

  20. rief p. ← rufen vi. 呼ぶ.これは,某就職情報雑誌の名前 「Beruf m. 職業」の ruf で,これが「berufen vt. 招へいする,任命する」=「be- + rufen vi. 呼ぶ」 から作られたことを知っていれば,比較的記憶に残りやすいと思います.

  21. Gesellen pl. ← Geselle m. 職人,仲間たち.これは Geselleで一回やりましたね. 同じ広間(Saal m. 広間,ホール)にいる仲間たちというところから来ていると.

  22. denn conj. なぜなら.もともと「dann adv. それから」と同義語. der, die, das と同系.

  23. scheine ← scheinen vi. 輝く,~のように見える.「shine (英) vi. 輝く」.

  24. Licht n. 光.「light (英) n. 光」.印欧祖語「*leuk- 光る」.

  25. auf|machen vt. 開く,開ける,開設する.sich auf|machen 起き上がる,出発する.auf (over/up) + machen (make).

  26. hin|gehen vi. あちら(hin)へ行く(gehen),立ち去る.

  27. Herberge f. 安宿.

  28. schlecht a. 悪い.「slight (英) a. わずかな」.語源小辞典によると, 「平らな」が原義で,「平らな→単純な→価値の低い→悪い」と意味変化したと書いてある.私の怪しげな語源学では,「schlagen (独) vt. 打つ」, 「slay (英) vt. 殺す」の過去分詞と思うことで,「平らな」も「悪い」も比較的容易に連想できるような気がします.ここらあたりは,L の怪しげな意味のところに書きました.

  29. paar pron. 若干の,僅かの.「pair (英) n. 一対,一組」. ドイツ語にも名詞としては「Pair n. 一対,一組」があります.

  30. Knochen m. 骨,骨格.語源小辞典には「擬音語起源の動詞で,knacken (ポキンと音を立てる)と同系」と書いてあります.「knock (英) vi. ノックする」もそうなんでしょうか? まあ,イメージ強化につながりますので,事実はどうあれ,関連付けて覚えておくのがよさそうです.

  31. Fleisch n. 肉, 肉体, 裸体.「flesh (英) n. 肉」.英語の flesh は Online Etymology Dictionary によると,「動物の(魂に対する)肉」を表していたと あり,ゲルマン系の言葉であるが,語源はよく分からないとのこと. 印欧祖語「*pleik- 割く,引きちぎる」からとの説もあるらしい.

  32. etwas pron. あるもの(こと).etta (古独) ある + was (何(か)).

  33. dran = daran = an + da.
    ein paar Knochen und etwas Fleisch [147] dran = 少しの骨と何か肉がその上(dran)についていれば.

  34. thäten = täten ← tat p. ← tun vt. する, 行う (do (英)).

2020.08.10
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Also machten sie sich auf den Weg nach der Gegend, wo das Licht war, und sahen es bald heller schimmern, und es ward immer größer, bis sie vor ein hell erleuchtetes Räuberhaus kamen. Der Esel, als der größte, näherte sich dem Fenster und schaute hinein. „Was siehst du, Grauschimmel?“ fragte der Hahn. „Was ich sehe?“ antwortete der Esel, „einen gedeckten Tisch mit schönem Essen und Trinken, und Räuber sitzen daran und lassens sich wohl sein.“ „Das wäre was für uns“ sprach der Hahn. „Ja, ja, ach, wären wir da!“ sagte der Esel.

  1. Gegend f. ある地域,地方.そのあたり.
    「gehgen prep. ~の方へ」.

  2. gegen prep. ~4格 の方へ,~に(反)対して.
    「again (英) adv. 再び」,「against (英) prep. ~に対して」.でも, 「gehen vi. 行く」と音が似てますから,覚えるためには,そちらに行ってぶつかるくらいのイメージを 持っておけばよいのかもしれません.

  3. heller 比較級 ← hell a. 明るい.

  4. hell a. 明るい.印欧祖語「*kell- 叫ぶ」から「声が明るく響く」 → 「明るい」となったとのこと.ラテン語「clamare 叫ぶ」. 「call (英) vt. 呼ぶ」が同根かどうか確信はないですが,関連と思っておけば,記憶の 定着には役にたちますね.「Schall (独) m. 音,音響」も call と音と意味がよく似ています.Schall は hell と同根のようです.ちなみに,動詞「schallen vi. 鳴る,響く」もあります.

  5. schimmern vi. かすかに光る, かすかに見える.うーん, 語源は分かりません.「新芽がかすかに光るん」とかダメでしょうか.sch- で 始まる語にも schein とか光る関係の語があるので,何かそれらでつながりが あるのかもしれませんが,とりあえず覚えるという目的のためには,これで.

  6. erleuchtetes ← erleuchten vt. 明かりで照らす. er- 終着の前つづり + leuchten vi. 輝く.leuchten は, 「light (英) vi. 輝く,光る」から覚えやすいですね.ここらあたりは, 「wichtig は重さ (weight) があり,とても重要」の巻とその中のL の怪しげな意味のところを 参照.

  7. Räuberhaus Räuber m. 盗賊,強盗 + Haus n. 家.Räuber は「robber (英) n. 盗賊,強盗」があるので覚えやすいでしょう.実は,私は,L の怪しげな意味と 同様に「R の怪しげな意味」というのを考えていて,そのうち整理したいと 思っているのですが,その中の基本的な意味に「奪う」,「かっさらう」, 「引っ張るように駆動する」といった イメージの一群があります.とくに
    「R + (母音列) + b/p/f/v」
    の形のそのような語が 結構ありますので,一応気にしておくと単語の記憶の助けになると思います. 「drive (英) vt. 駆動する」,「trap (英) n. 罠」, 「harvest (英) n. 収穫」などです.d- や t- は de- の前つづりの なれのはて,ha- は ge- のなれのはてと思えば,意味的にはそれぞれの単語の 意味と繋がります.「rauben vt. 奪う」は,前つづりや その成れの果てなどがくっついてない純粋な形の「奪う」です.まあ,ここらあたりは, まだ,内容も未整理な私の怪しげな語源学のお話なので,そんな感じの単語群を まとめてとらえる便法ととらえておけば良いかなと思います.

  8. näherte p. ← nähern (再帰) 近づく,接近する. 実は,ひそかに私の考えているものの中に, 「n の怪しげな意味」と いうのもあって,その中に「接近」というのがあります. 英語の next, near ,ドイツ語の「nehmen vt. 取る」などがそれに あたります.「nahe a. 近い」,「Nahe f. 近く,付近」, 「nahen vt. 近づく」などあります.

  9. Fenster n. 窓.ラテン語の「fenestra」から借用で, ギリシャ語の「phainein 見せる」と同根だそうです.フランス語は 「fênetre f. 窓」ですから,フランス語を知ってる人には 覚えやすい単語なのでしょう.

  10. hinein adv. (外から)中へ.hin adv. あちらへ + ein- 中へ.

  11. schaute p. ← schauen vi. 見る,眺める. schimmern のところで言った,sch- で始まる 「光る,見る」に関連する単語の一つでしょうか.

  12. Grauschimmel m. 葦(あし)毛の馬.grau a. グレーの + Schimmel m. カビ,白馬,灰色の馬.「schimmeln vi. カビが生える,かびる」.語源は知りません.「 schimmeln(湿るん)でカビに注意」とかでダメでしょうか.しかし,「schimmern vi. かすかに光る」と 「schimmeln vi. カビが生える」が同じ段落にでてきてしまいました.日本人には辛いですね.

  13. gedeckten pp. ← decken vt. 覆う.本論の 「Doch (独) は though (英)」 の巻に 出てきました.「d→th にして thick (厚い)から連想して!」と.

  14. Essen n. 食事,料理.「eat (英) vt. 食べる」.

  15. Trinken n. 飲み物.← trinken vt. 飲む.「drink (英) vt. 飲む」.

2020.08.13
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Da rathschlagten die Thiere wie sie es anfangen müßten, um die Räuber hinaus zu jagen und fanden endlich ein Mittel. Der Esel mußte sich mit den Vorderfüßen auf das Fenster stellen, der Hund auf des Esels Rücken springen, die Katze auf den Hund klettern, und endlich flog der Hahn hinauf, und setzte sich der Katze auf den Kopf. Wie das geschehen war, fiengen sie auf ein Zeichen insgesammt an ihre Musik zu machen: der Esel schrie, der Hund bellte, die Katze miaute und der Hahn krähte; dann stürzten sie durch das Fenster in die Stube hinein daß die Scheiben klirrten. Die Räuber fuhren bei dem entsetzlichen Geschrei in die Höhe, meinten nicht anders als ein Gespenst käme herein und flohen in größter Furcht in den Wald hinaus. Nun setzten sich die vier Gesellen an den Tisch, nahmen mit dem vorlieb, was übrig geblieben war, und aßen als wenn sie vier Wochen hungern sollten.

  1. rathschlagten = ratschlagten p. ← ratschlagen vt. 協議する.「Rat m. 助言,忠告」+「schlagen vt. 打つ,たたく.「slay (英) vt. 殺める,圧倒する」 」.

  2. Thiere = Tiere pl. ← Tier n. 動物. 「Doch (独) は though (英)」 の巻 を参照.「dear (英) n. しか」.

  3. wie adv. どのように,どうして.「how (英) adv. どのように」.

  4. an|fangen vi. 始まる.vt. ~を開始する. 「an prep. ~へ (to)」+「fangen vt. とらえる(catch)」 = catch to くらいの感じ. fangen はラテン語「pangere つかむ」と同根.ラテン語と言われてもあまりピンと こないですが,finger など似た感じの語で「つかむ」意味を持つものはいくつか ありますね.これらが同根か私はどうかは調べてないですが.

  5. hinaus|jagen vt. 狩り出す.

  6. hinaus adv. (内から)外へ.hin (here) + aus (out).

  7. endlich adv. ついに.

  8. Mittel n. 手段.「mittel a. 中央の」の名詞化.「目的到達のための途中の道 → 手段」だそうです.前置詞 mit ~ もたぶん,この仲間ですね.

  9. Vorderfüßen pl. Vorderfuß m. 前足.「vorder a. 前の(vor)」+「Fuß m. 足(foot (英))」

  10. stellen vt. 立てる.印欧祖語「*sta- 立っている」.

  11. Rücken

  12. klettern

  13. hinauf

  14. geschehen

  15. fiengen

  16. Zeichen

  17. insgesammt

  18. bellte

  19. miaute

  20. krähte

  21. stürzten

  22. Stube

  23. Scheiben

  24. klirrten

  25. fuhren

  26. entsetzlichen

  27. Geschrei

  28. Höhe

  29. Gespenst

  30. flohen

  31. Furcht

  32. vorlieb

  33. übrig

  34. geblieben

  35. aßen

  36. wenn

  37. Wochen

  38. hungern

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Wie die vier Spielleute fertig waren, löschten sie das Licht aus und suchten sich eine Schlafstätte, jeder nach seiner Natur und Bequemlichkeit. Der Esel legte sich auf den Mist, der Hund hinter die Thüre, die Katze auf den Herd bei die warme Asche, und der Hahn setzte sich auf den Hahnenbalken: und weil sie müde waren von ihrem langen Weg, schliefen sie auch bald ein.

Als Mitternacht vorbei war, und die Räuber von weitem sahen daß kein [148] Licht mehr im Haus brannte, auch alles ruhig schien, sprach der Hauptmann „wir hätten uns doch nicht sollen ins Bockshorn jagen lassen,“ und hieß einen hingehen und das Haus untersuchen. Der Abgeschickte fand alles still, gieng in die Küche, ein Licht anzuzünden, und weil er die glühenden, feurigen Augen der Katze für lebendige Kohlen ansah, hielt er ein Schwefelhölzchen daran, daß es Feuer fangen sollte. Aber die Katze verstand keinen Spaß, sprang ihm ins Gesicht, spie und kratzte.

Da erschrack er gewaltig, lief und wollte zur Hinterthüre hinaus, aber der Hund, der da lag, sprang auf und biß ihn ins Bein: und als er über den Hof an dem Miste vorbei rannte, gab ihm der Esel noch einen tüchtigen Schlag mit dem Hinterfuß; der Hahn aber, der vom Lärmen aus dem Schlaf geweckt und munter geworden war, rief vom Balken herab „kikeriki!“

Da lief der Räuber, was er konnte, zu seinem Hauptmann zurück und sprach „ach, in dem Haus sitzt eine gräuliche Hexe, die hat mich angehaucht und mit ihren langen Fingern mir das Gesicht zerkratzt: und vor der Thüre steht ein Mann mit einem Messer, der hat mich ins Bein gestochen: und auf dem Hof liegt ein schwarzes Ungethüm, das hat mit einer Holzkeule auf mich losgeschlagen: und oben auf dem Dache, da sitzt der Richter, der rief bringt mir den Schelm her. Da machte ich daß ich fortkam.“ Von nun an getrauten sich die Räuber nicht weiter in das Haus, den vier Bremer Musikanten gefiels aber so wohl darin, daß sie nicht wieder heraus wollten. Und der das zuletzt erzählt hat, dem ist der Mund noch warm.

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参考文献


使えるものを総動員してドイツ語単語を覚える 付録 単語リスト へ
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