製本 DO IT YOURSELF 中綴じ01
(Making books by myself, Nakatoji01)

製本のトップページへ戻る

ここでは,ホッチキスで中綴じする方法を簡単にご紹介します.

これは概ね100ページ以内(紙1枚で4ページですから25枚以内ですね)くらいの場合に 適しています.120ページ(30枚)のものでもやったことはありますが,折ったとき きちんと折り目がつかず少し開いてきてしまうことと,端をそろえて切るのが難しく 仕上がりがきたなくなってしまいがちです.うまく製本できる枚数としては 80ページ以内(20枚以内)くらいが適当でしょうか.


ここで製本しているのは論文ですが,製本するときは,できるだけ概要を読んで,それに 応じた表紙をつけるようにしています.最初は,概要の読解で間違いがあったら いやだなと思ってなかなか表紙を書けなかったのですが,間違っていたら 貼りなおしたら良いということに気づいて,とにかく表紙をつけられるように なりました.

これを開いたところです.この方法は本を180度開くことができるので とても読みやすいですし,また,メモを書き込むスペースも割合広くとれます.

これは次の写真で示すような90度回転させることができるホッチキスを使うと 簡単に製本することができます.このホッチキスはとある100円均一で買ってきたもの です.これでかなりたくさんの論文を製本しましたので,まったく,お買い得 でした.

次の写真はこのホッチキスで本の中央をとめているところです.このホッチキスは 10号針(足の長さ4.5mm)を使いますので,およそ20枚(80ページ)を閉じることができます. 実は,頑張れば25枚(100ページ)くらいまで留められますが,うまくやらないと途中で 針が曲がってやり直しということになります.

この普通の針(10号針 足の長さ4.5mm)のホッチキスでは80ページ(20枚)くらいまで綴じることができます. さらに,大型のホッチキス(3号針 足の長さ6mm,下の写真の右側.左は先ほどの ホッチキス)を使うことで120ページ(40枚)くらいまで綴じることができます. 私は,この大型のホッチキスで90度回るものはもっていないので,少し工夫を します.写真の奥に見えている発泡スチロールの板を使います.


この発泡スチロールの板を下に敷いて,ホッチキスを開き,下の写真のように 上から押して紙を突き通します.下に敷く発泡スチロールは十分厚いものを用意して その下に突き抜けないように注意してください.

あとは突き出た針をラジオペンチなどで折りたたみます.しかし,紙の枚数が 多いと,紙の横をそろえて切るのが難しいので,やはり,うまく仕上げるためには 20枚(つまり20×4ページ=80ページ)くらいが限界かなと思います.


少し話はもどりますが,何枚も重ねた紙を中央できちんと折り目をつけて折るのは結構大変です. これはローラーの代わりになるようなもの(例えば,マジックインキ)を使って,ゴロゴロ回しながら折リ目をしっかりつけるときれいに折れます.次の写真はそうして折り目をつけているところです.ゴロゴロ回さないでこするとマジックインキのラベルの色などが紙につきますので注意してください.

製本のトップページへ

ホームページのトップへ